<メジャー>ワールドカップオブダーツ第2日(一回戦)
最強日本代表、今日を勝てば第1シードと激突できる!
https://www.pdc.tv/news/2018/…
2018年Betwayワールドカップオブダーツ
フランクフルト、アイススポルトハレ
(カッコ内はシード)<カッコ内はアベレージ>
6月1日(金)
<一回戦結果>
シンガポール<86.12> 5-3 ニュージーランド<78.5>
フィンランド<84.8> 5-1 ギリシャ<79.74>
北アイルランド(6)<83.26> 5-4 ポーランド<86.0>
南アフリカ<74.33> 5-3 ハンガリー<69.4>
ベルギー(7)<86.78> 5-4 アイルランド共和国<87.37>
イングランド(2)<93.27> 5-3 チェコ共和国<78.19>
ドイツ<90.83> 5-3 スウェーデン<79.94>
オランダ(3)<102.95> 5-0 ジブラルタル<66.38>
6月2日(土)
午後セッション(日本時間6月2日21:00)
<二回戦組合せ>
ウェールズ(5) vs スイス
オーストラリア(4) vs スペイン
日本 vs カナダ
スコットランド(1) vs ブラジル
6月2日(土)
夕刻セッション(日本時間6月3日03:00)
<二回戦組合せ>
ベルギー(7) vs フィンランド
イングランド(2) vs シンガポール
北アイルランド(6) vs ドイツ
オランダ(3) vs 南アフリカ
6月3日(日)
午後セッション(日本時間6月2日21:00)
<準々決勝組合せ>
ウェールズ(5)/スイス vs オーストラリア(4)/スペイン
日本/カナダ vs スコットランド(1)/ブラジル
ベルギー(7)/フィンランド vs イングランド(2)/シンガポール
北アイルランド(6)/ドイツ vs オランダ(3)/南アフリカ
6月3日(日)
夕刻セッション(日本時間6月3日03:00)
<準決勝組合せ>
日本/カナダ/スコットランド(1)/ブラジル vs ウェールズ(5)/スイス/オーストラリア(4)/スペイン
ベルギー(7)/フィンランド/イングランド(2)/シンガポール vs 北アイルランド(6)/ドイツ/オランダ(3)/南アフリカ
<決勝>
フォーマット:
二回戦、準々決勝、準決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
シングルスで勝敗が引き分けの場合、ダブルスでベストオブ7レッグズ
決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
ダブルスのベストオブ7レッグズ
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合(プレーヤー入替)
先に3勝した国の勝利
賞金:
優勝(一人あたり):30,000ポンド
準優勝(一人あたり):16,000ポンド
ベスト4(一人あたり):10,000ポンド
ベスト8(一人あたり):7,000ポンド
二回戦敗退(一人あたり):4,000ポンド
一回戦敗退(一人あたり):1,500ポンド
ベルギーがフランクフルトで開催中のBetwayワールドカップオブダーツで信じらない反撃を見せ、過去最高級の試合でアイルランド共和国を5-4で下した。
この32か国のトーナメントは金曜夜アイススポルトハレで一回戦残り8試合が行われ、キム・ハイブレクトとワールドカップデビュー戦となるディミトリ・バン・デン・バーグ組は素晴らしいスタートをしたウィリアム・オコーナー、スティーブ・レノン組に0-3ダウンとされた。
バン・デン・バーグは相手が48を残して待つ中、大きな130チェックアウトで生き残り3-4とすると続けて11ダーツで試合は最終レッグへ突入した。
ハイレベルの最終レッグではオコーナーが180得点すると、すかさずバン・デン・バーグも180得点を返し、ハイブレクトが最後のダーツで18ダブルを上がって土曜の二回戦フィンランドとの対戦へ駒を進めた。
「これはワールドカップで歴代最高の試合だったと思う。」とハイブレクト。
「組合せが行われる前、アイルランドは避けたいチームの一つだと思っていた。彼等は厳しい試合をして来るだろうと判っていた。」
「今年はディミトリと組み全く従来と違うけど、彼は世界の一流プレーヤーの一人だし、将来のワールドスターだ。」
「僕等のベストなダーツが見せられればここで相手に大きなダメージを与える本当のチャンスがあるだろう。」
フィンランドがギリシャを5-1で下しここ5年のワールドカップで初めての勝利をあげた。
マルコ・カンテレ、キム・ビラネン組はしっかりしたディスプレーでギリシャのジョン・ミッチェル、ベンジャミン・シメオニディス組を下した。カンテレが112チェックアウトで二回戦進出を決めていた。
第6シードの北アイルランドは2-4ダウンからしっかりと反撃、激戦の中ポーランドを5-4で退けた。
ポーランドのスター、クリストフ・ラタイスキー、タイタス・カニク組はダリル・ガーニー、ブレンダン・ドラン組よりダブルが良く勝利まであと1レッグと迫った。
しかしポーランドがダブルあがりを待つ中、ガーニーは大きなプレッシャーにも拘わらず101をチェックアウト、北アイルランドを二回戦へ進めた。二回戦では昨年一回戦で敗退しているドイツと対戦する。
「試合に居残るために戦い続けた。結果、101チェックアウトは感動だった。」
「最終レッグでもしブレンダンが140を出したら僕は残り101を絶対あがると言い聞かせていた。その通りになった。」
「あの状況でパートナーをがっかりさせたくなかったし勝てた。長い道のりだけどあとのトーナメントはもっといいプレーがしたい。」
ドイツのエキサイティングなペア、マックス・ホップ、マーティン・シンドラー組は母国の大観衆の前でスウェーデンを5-3で下し土曜の二回戦へ進出した。
スウェーデンのダニエル・ラーソン、デニス・ニルソン組はしっかりと3-2リードとしたが、シンドラーの126チェックアウトなど、ドイツが続く3レッグをいとも簡単に連取し勝利した。
「母国の応援の前で勝利するのはいつも凄く特別だ。」とホップ。
「今夜はマーティンをとても誇りに思った。彼はいくつか素晴らしいショットを見せ特に126チェックアウトは本当に特別だ。」
「もちろん、明日の北アイルランドは去年のリベンジをしたいだろうけど、僕等もチャレンジ精神をさらにあげ、もっと上を目指す。」
イングランドの新装ペア、ロブ・クロス、デーブ・チズナル組はチェコ共和国の反撃をかわし、5-3で勝利した。
イングランド人の二人は4-1リードとして試合の支配権を取ると、カレル・セドラセク、ローマン・ベネッキー組は2レッグを連取しプレッシャーを掛けてきた。
しかしイングランドは素晴らしい13ダーツで勝利を決めシンガポールとのベスト16戦へ進出した。
「僕はちょっと緊張したけど母国を代表するのは本当に素晴らしい。」とクロス。
「摩訶不思議だ、僕は今までペアでやったことがないけど素晴らしいスタートが切れたし、ステージにも試合にも慣れてきたのでここからずっと良くなるだろう。」
「今気分は最高、とても楽しめている。」
シンガポールは昨年一回戦でスコットランドに勝利しショーを独り占めしていたが、この伝説のポール・リム、ハリス・リム組はこの晩もオープニング試合でニュージーランドを5-3で退け再び勝利を楽しんだ。
キーウィの二人、コーディ・ハリスとワレン・パリーはいいスタートを切り2-0リードとしたが、シンガポールが続く4レッグを連取、勝利まであと1レッグとした。
ニュージーランドは1レッグを取り戻したものの、ポール・リムが残り68をあがりシンガポールのベスト16進出を決めた。彼等は二回戦で昨年の大物食いを再現しようと考えている。
「誰も一回戦敗退は嬉しくない、勝利出来てとても嬉しい。」とポール・リム。
「このワールドカップのステージが大好きだ。過去何年かよりずっといい成績が残せると思う。」
「イングランドとの対戦が待ち遠しい。対戦が楽しみで去年スコットランドに見せたように出来ればいいし再び衝撃を巻き起こしたい。」
現チャンピオンのオランダはジブラルタルを5-0のホワイトウォッシュ、タイトル防衛への意思を示した。
マイケル・バン・ガーウェン、レイモンド・バン・バーナベルト組は6年連続でペアとなっており、容赦なくアベレージ102.95をマーク、オープニング試合の最高を記録した。
ジブラルタルの二人、ダイソン・パロディ、ジャスティン・ブロトン組はオランダの猛攻撃を防ぐ手立てがなかった。オランダは土曜の二回戦で南アフリカと対戦する。
「きょうの出来栄えに文句はない。」とバン・ガーウェン。
「二人とも素晴らしいパーフォーマンスが出来た。次の対戦の参考になる。」
「対戦相手が誰であれ100%で臨まなければいけない。トーナメントの残る試合にもそうだ。再び優勝が出来ればと願う。」
南アフリカはハンガリーに5-3で勝利、2年連続でベスト16入りを果たした。
ワールドカップに熱烈なデボン・ピーターセンはデビューとなるライアム・オブライエンと組んだが、オブライエンは160チェックアウトや大事なダブルを決めハンガリーのタマス・アレクシツ、ナンドー・ベゼグ組を退けた。
「みっともなく勝とうが、きれいに勝とうが勝ちには変わりない。」とピーターセン。
「ライアムは初めてのPDCのステージだけど凄くいい仕事をしてくれた。南アフリカにも素晴らしいプレーヤーが沢山いることを見せることが出来た。」
「これでこのトーナメントに僕等もいくつか大きな爪痕を残すチャンスが出た。南アフリカのダーツを世界地図に載せたい。」
土曜の二回戦はアイススポルトハレで残る16か国が2セッションに分かれて戦う。フォーマットはシングルスとダブルスのミックスとなる。
Betwayワールドカップオブダーツはスカイスポーツ、PDCの国際放映網、pdctv-HDで同時放映される。