<メジャー>ワールドカップオブダーツ第3日(二回戦)
八百万の神様、浅田プロと村松プロに大きなご加護がありますように!
https://www.pdc.tv/news/2018/…
2018年Betwayワールドカップオブダーツ
フランクフルト、アイススポルトハレ
(カッコ内はシード)<カッコ内はアベレージ>
6月2日(土) 午後セッション
<二回戦結果>
ウェールズ(5) 2-1 スイス
(S) ガーウィン・プライス<90.63> 3-4 アレキサンダー・フェールマン<89.56>
(S) ジョニー・クレイトン<82.36> 4-0 アンドレアス・ブレス<77.78>
(D) ウェールズ<81.88> 4-1 スイス<72.4>
オーストラリア(4) 2-1 スペイン
(S) サイモン・ウィットロック<86.47> 2-4 クリスト・レイズ<85.41>
(S) カイル・アンダーソン<88.13> 4-1 トニー・アルシナス<76.98>
(D) オーストラリア<92.56> 4-3 スペイン<87.92>
日本 2-0 カナダ
(S) 浅田斉吾<88.69> 4-3 ジョン・パート<77.67>
(S) 村松治樹<87.13> 4-0 ドーソン・マーシェル<80.64>
スコットランド(1) 2-0 ブラジル
(S) ピーター・ライト<94.82> 4-1 ディオゴ・ポルテラ<82.14>
(S) ギャリー・アンダーソン<88.41> 4-0 ブルーノ・ランゲル<66.91>
6月2日(土)夕刻セッション
<二回戦結果>
ベルギー(7) 2-0 フィンランド
(S) キム・ハイブレクト<87.13> 4-0 マルコ・カンテレ<75.91>
(S) ディミトリ・バン・デン・バーグ<100.04> 4-1 キム・ビラネン<86.81>
イングランド(2) 2-1 シンガポール
(S) ロブ・クロス<103.5> 2-4 ポール・リム<102.29>
(S) デーブ・チズナル<89.87> 4-2 ハリス・リム<89.67>
(D) イングランド<80.71> 4-1 シンガポール<77.77>
ドイツ 2-1 北アイルランド(6)
(S) マーティン・シンドラー<85.67> 0-4 ダリル・ガーニー<92.49>
(S) マックス・ホップ<90.68> 4-3 ブレンダン・ドラン<92.67>
(D) ドイツ<86.04> 4-2 北アイルランド<80.94>
オランダ(3) 2-0 南アフリカ
(S) マイケル・バン・ガーウェン<95.43> 4-0 ライアム・オブライエン<82.81>
(S) レイモンド・バン・バーナベルト<96.97> 4-0 デボン・ピーターセン<81.95>
6月3日(日)
午後セッション(日本時間6月2日20:00)
<準々決勝組合せ>
スコットランド(1) vs 日本
ウェールズ(5) vs オーストラリア(4)
イングランド(2) vs ベルギー(7)
ドイツ vs オランダ(3)
6月3日(日)
夕刻セッション(日本時間6月3日02:00)
<準決勝組合せ>
日本/スコットランド(1) vs ウェールズ(5)/オーストラリア(4)
ベルギー(7)/イングランド(2) vs ドイツ/オランダ(3)
<決勝>
日本/スコットランド(1)/ウェールズ(5)/オーストラリア(4) vs ベルギー(7)/イングランド(2)/ドイツ/オランダ(3)
フォーマット:
二回戦、準々決勝、準決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
シングルスで勝敗が引き分けの場合、ダブルスでベストオブ7レッグズ
決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
ダブルスのベストオブ7レッグズ
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合(プレーヤー入替)
先に3勝した国の勝利
賞金:
優勝(一人あたり):30,000ポンド
準優勝(一人あたり):16,000ポンド
ベスト4(一人あたり):10,000ポンド
ベスト8(一人あたり):7,000ポンド
ドイツがフランクフルトで大観衆による強烈な応援に応え北アイルランドに劣勢からの逆転で歴史に残る2-1で勝利、2年連続でこの第6シードをひっくり返した。
この32か国によるトーナメントは土曜の2セッションにわたり、二回戦8試合が繰り広げられた。マックス・ホップとマーティン・シンドラーの若いドイツペアはアイススポルトハレを明るく照らした。
ダリル・ガーニーがオープニング試合で北アイルランドを夢のスタートに立たせた。プレミアリーグスターの彼はダブルを2本しか外さず、素晴らしいダーツでシンドラーをホワイトウォッシュした。
ホップはブレンダン・ドランのマッチとなるダーツを生き残った上、8ダブルをあがって大接戦を4-3で勝ち決定戦のダブルスへ突入した。
ダブルスの激突は両者一歩も引かず凄くいい試合となったがホップが素晴らしい2本で100フィニッシュ、フランクフルトで屋根を高くし、垂涎のオランダとの対決へ駒を進めた。
「ずっと観客がサポートしてくれた、この勝利は心底嬉しい。」とホップ。
「ブレンダンのマッチとなるダーツを生き残り安心したけどまたダブルスでの決着になり、僕はマーティンに去年出来たのだから今年も絶対できると伝えた。」
「100チェックアウトで準々決勝進出を決められたのほ本当に嬉しい、明日まで休息しまた頑張る。」
「母国の大観衆の前でワールドカップトロフィを掲げられる夢が叶うかもしれない。僕たちがやろうとしてることだ。」
ディフェンディングチャンピオンのオランダは2年連続のタイトル獲得を追求し続け、南アフリカを2-0で掃き出した。
マイケル・バン・ガーウェンが一回戦で見せた容赦のない様相を続けライアム・オブライエンを4-0でホワイトウォッシュした。南アフリカ人には1度しかダブルチャンスを与えず、まずはオランダに1勝を加えた。
レイモンド・バン・バーナベルトもデボン・ピーターセンに4-0勝利で仕事を済まし、今年1レッグも落としていないオランダの強さを見せつけた。
「今日は気分よかったけどいつもしっかり照準を合わせなきゃいけない。」とバン・バーナベルト。
「もし世界から誰とチームを組むかと聞かれたらマイケルだろう、彼は本当に戦いを楽にしてくれる。」
「明日はこの大観衆の応援するドイツとの対戦でもの凄く違った試合になるだろう。去年はダブルスまでやって彼等をつぶしたけど明日はそこ迄やらず仕事を終えたい。」
イングランドはシンガポールによる衝撃を避け、ダブルスでのプレッシャーの中集中して2-1で勝利した。
大観衆の応援を受けたポール・リムが去年の衝撃を再び呼び起こしマジックのようなディスプレーでワールドチャンピオンのロブ・クロスを4-2で破った。彼はアベレージ102.29に達しシンガポールにまず1勝をもたらした。
デーブ・チズナルは3つの180得点、素晴らしい142チェックアウトなどでハリス・リムを4-2で下しイングランドをトーナメントに残留させ、決着はダブルスに持ち込まれた。
シンガポールが第1レッグを取りまたもや衝撃となるかと思われたが、イングランドがここから一流のダーツで4レッグを連取、ベルギーとのベスト8対決へ進んだ。
「通過できて安心した。明日はもっといいダーツが出来るだろう。」とクロス。
「僕のシングルスもそんなに悪いプレーじゃなかったけどポールが素晴らしかった。彼は全てを上手く打ち僕等にプレッシャーを掛けて来た。でもデーブがシングルス勝利で穴から掘り出してくれて、ダブルスがうまく行った。」
「僕は凄くデーブを信頼しているし彼の得点力が戻ってくれば世界には彼以上に高得点を示すものはいないし、これが彼とチームを組む楽しみだ。」
ベルギーが一回戦のアイルランド共和国への劇的な勝利を引き継ぎ、フィンランドにはより楽に2-0で勝利した。
キム・ハイブレクトは素晴らしい81フィニッシュ、96フィニッシュ、76フィニッシュと続けマルコ・カンテレを寄せ付けない完璧なスタートで4-0のホワイトウォッシュとした。
ディミトリ・バン・デン・バーグも世界一流のパーフォーマンスを見せアベレージ100.04からキム・ビラネンを4-1で破り、前回準優勝という面目を保った。
「昨日は一日中緊張していたけど、今日はずっとリラックスできた。」とバン・デン・バーグ。
「準備は完了、練習では凄く良かったし100越えのアベレージはいつでも気持ちいい。でも大事なのは重要な勝利をすることだ。」
「僕たちはお互いを信じておりイングランド戦は怖くない。待ち遠しい。」
オーストラリアがスペインと激戦を演じ試合はダブルスの最終レッグまでもつれ込んだが最後は2-1でスペインを克服した。
オープニング試合でクリスト・レイズがシーソーゲームの末、ダブルが良かったレイズがサイモン・ウィットロックを4-2で退けた。彼はダブルを2本しかミスしなかった。
カイル・アンダーソンがトニー・アルシナスに170チェックアウトなど納得の4-1で勝利しオーストラリアを生き残らせ、決着はダブルスに持ち込まれた。
両者で大激戦の末3-3とオールスクェアの後、ウィットロックが決定的な70チェックアウトを見せこの第4シードは準々決勝進出を決めた。ベスト8ではウェールズと対戦する。
「本当に戦闘だった、終盤のステージには緊張感がみなぎっていた。」とアンダーソン。
「結果は良かった、これが主目的だ。でも僕等はもっとできる。」
「凄く自信を感じている、ウェールズとの試合に準備万端だし僕等がベストなダーツをすれば今年はもっと行けるだろう。」
第5シードのウェールズはスイスの恐怖を生き残り2-1で勝利、2年連続で準々決勝進出を決めた。
この日のオープニング試合でウェールズ人がマッチとなるダーツを3本ミスするとアレックス・フェールマンがガーウィン・プライスを4-3で下すという衝撃が走った。
続いてワールドカップデビューとなる両者の戦いで、ジョニー・クレイトンはアンディ・ブレスを4-0のホワイトウォッシュ、試合をイーブンに戻し決着はダブルスへ持ち込まれた。
スイスのペアは決着のダブルスでも強いスタートを見せオープニングレッグは取ったもののここで息切れ、ウェールズは一流のところを見せて4-1で勝利、最終日出場を決めた。
「今日は僕たちのベストじゃなかった、でも勝ちは勝ち。」とプライス。
「僕たちは僕がシングルスで負けて自身にちょっとプレッシャーを掛けてしまった、でもジョニーは彼の勝ちでトラブルから抜け出させてくれた。」
「ダブルスでブロック抜けするのは厳しいと思ったけど抜けることができた。明日が楽しみだ。」
スコットランドはブラジルと対戦、プロフェッショナルな2-0勝利でこのトーナメントの終着点へ向かう道を切り開いた。
ピーター・ライトがまず2018年ワールドチャンピオンシップ一回戦の再現となるディオゴ・ポルテラに順当な4-1で勝利しスコットランドの進撃を楽にした。
続いてギャリー・アンダーソンも順当にブルーノ・ランゲルを4-0でホワイトウォッシュ、日本との準々決勝へ駒を進めた。
「スタートでちょっと揺らいだけどディオゴがいくつかダブルをミスしてくれたのでラッキーだった。」とライト。
「勝ってギャリーのプレッシャーを除くことが出来て良かった、凄くトリッキーなゲームだからね。」
「今は日本に照準を当てるよう確認だ、日本は毎年上手くなってるからね。」
日本はカナダ2-0で納得の勝利、5年ぶりの準々決勝進出を決めた。
浅田斉吾の高得点力が違いを証明、ジョン・パートを4-3で退けた。このカナダのキャプテンは1本のマッチとなるダーツをミスし、日本に1-0リードを許してしまった。
村松は浅田勝利を受け継ぎ、しっかりしたディスプレーでドーソン・マーシェルを4-0のホワイトウォッシュ、日本はベスト8進出を決めた。
「再び準々決勝へ進出出来たなんて素晴らしく感激だ、今回はもっと上へ行きたい。」と村松。
「先発で斉吾が1勝してくれたことが明らかに僕の試合を楽にしてくれた。」
「去年はシンガポールがスコットランドをも破ることが出来ると証明してくれた。だから彼等がそれを繰り返すのか見届け、みんなをびっくりさせてやりたい。」
この300,000ポンドのトーナメントは日曜午後に準々決勝、夕刻に準決勝、決勝が行われ完結する。
Bewtwayワールドカップオブダーツはスカイスポーツ、PDC国際放送網、pdctv-HDで全世界へライブ放映される。