ワールドシリーズ#2 USダーツマスターズ最終日
ウェードがMVGを破り、ギャリーがウェードとクロスを大逆転で破る
https://www.pdc.tv/news/2018/…
USダーツマスターズ
ラスベガス、マンダレイベイホテル
(カッコ内はアベレージ)
7月7日(土)
<準々決勝結果>
ロブ・クロス(100.91) 8-6 マイケル・スミス(99.17)
ピーター・ライト(88.08) 8-6 ダリル・ガーニー(85.1)
ギャリー・アンダーソン(97.52) 8-5 ドーソン・マーシェル(82.45)
ジェームス・ウェード(102.45) 8-3 マイケル・バン・ガーウェン(104.54)
<準決勝結果>
ロブ・クロス(95.13) 8-3 ピーター・ライト(94.46)
ギャリー・アンダーソン(100.33) 8-7 ジェームス・ウェード(101.04)
<決勝結果>
ギャリー・アンダーソン(102.56) 8-4 ロブ・クロス(97.22)
フォーマット:ベストオブ15レッグズ
ギャリー・アンダーソンが土曜、マンダレイベイリゾート&カジノで開催されたWilliam Hill USダーツマスターズ決勝で素晴らしい反撃からの8-4で勝利、自身6個目のワールドシーズオブダーツタイトルを獲得した。
2度のワールドチャンピオン、アンダーソンは豪快なパーフォーマンスで一流のところを見せラスベガスで初優勝、優勝賞金20,000ポンドを獲得。
アンダーソンは一回戦のDJセイヤー戦で見せた素晴らしい出来栄えに続き準々決勝もカナダの若手ドーソン・マーシェルに序盤3-2から8-5で退け夢を潰えた。
彼は準決勝も激戦となり、ジェームス・ウェードがワイヤー1本分を外して生き残ると最終レッグへ突入した。
ウェードは序盤から6-2とリードしたものの、アンダーソンがレベルに追いつき、相手左利きが7-6リードとした次の第14レッグで140チェックアウトのマッチとなる10ダブルをミス、再びスコットランド人がレベルへ戻し最後は75フィニッシュで優勝をさらった。
ワールドチャンピオンのクロスは決勝序盤で3-0とリード、さらに4-1リードとした。
しかしアンダーソンはライバルのダブルミスを突きレベルに戻すと7レッグを連取し最後は素晴らしい164チェックアウトで優勝へ駆け上った。
「嬉しいよ。」とアンダーソン。「きょうはどの試合も本当に激戦だった。本当に素晴らしいイベントで観客は素晴らしかった。」
「ワールドカップから3,4週間休暇を取ったが今週はいいプレーが出来たしこの調子でいけばここから期待が持てる。」
「ジェームスが準決勝でいいプレーをしていたし僕は序盤にダブルが入らず死にそうだった。でも集中し解決できた。」
「決勝でのロブに対しても同じだった。レベルに追いつきそこからは高得点に集中した。」
アンダーソンは、「ここのプレーヤーは皆どんどん強くなってきている。DJと対戦したら絶好調の僕でも1レッグを取られた。彼はずっと着いてきていた。」
「ドーソンもぴったりマークしてきた。彼は今プロツアーにも参加しており一杯学んでいるだろう。毎年どんどん進化している。素晴らしいことだ。」
クロスはこの土曜、マイケル・スミスとピーター・ライトに素晴らしい勝利をあげ、初めてワールドシリーズオブダーツ決勝へ進出した。
スミスも準々決勝で素晴らしい試合を演じ序盤から12レッグを分け合ったが、クロスが力で8-6と押し切った。この試合それぞれ7個ずつの180得点などハイレベルな展開となった。
クロスはその後準決勝ではピーター・ライトを8-3で退けたが決勝ではアンダーソンの驚くような反撃に会いタイトル獲得はならなかった。
「まさに驚くようなトーナメントだ。」とクロス。「今週は凄いことが起きそうな予感がしてたしいいプレーができた。決勝ではいくつかミスしたので自分が悪い。」
ウェードもワールドシリーズのステージで最高のプレーを見せ準々決勝でマイケル・バン・ガーウェンに8-3の勝利、彼のタイトル防衛を阻止した。
ウェードはバン・ガーウェンの反撃前に5-0とリード、さらに大事なところで致命傷を与える161チェックアウトを見せ世界No.1の反撃を止めた。
ライトは準々決勝で2017年USマスターズ準優勝のダリル・ガーニーに8-6で勝利、昨年同じステージで僅差で敗退したリベンジを果たした。
金曜に敗退したガーウィン・プライスを含む8名のPDCスターはこれから一路中国へ飛び、7月13日、14日のワールドシリーズイベント次戦、上海ダーツマスターズへ出場する。