ワールドシリーズ#3 上海ダーツマスターズ最終日
旅疲れ?MVG、ロブ・クロスとも燃料切れ
https://www.pdc.tv/news/2018/…
21.co.uk上海ダーツマスターズ
上海、プルマンホテル、上海南
(カッコ内はPDCアジア賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>
7月14日(土)
<準々決勝結果>
マイケル・スミス<91.43> 8-5 ロイデン・ラム(香)(1)<93.23>
マイケル・バン・ガーウェン<99.24> 8-4 ダリル・ガーニー<89.37>
ロブ・クロス<106.23> 8-3 ジェームス・ウェード<99.21>
ピーター・ライト<90.58> 8-7 ガーウィン・プライス<89.49>
<準決勝結果>
マイケル・スミス<92.98> 8-4 マイケル・バン・ガーウェン<93.22>
ロブ・クロス<94.48> 8-5 ピーター・ライト<96.37>
<決勝結果>
マイケル・スミス<97.03> 8-2 ロブ・クロス<92.12>
フォーマット:ベストオブ15レッグズ
マイケル・スミスが土曜、プルマンホテル上海南で開催された21.co.uk上海ダーツマスターズ決勝でロブ・クロスを8-2で下し初めてのワールドシリーズオブダーツタイトルを獲得した。
この2018年プレミアリーグ準優勝者は20,000ポンドの優勝賞金と2013年のワールドユースチャンピオンシップ以来となるテレビ放映での優勝を飾った。
スミスは初日にシャオ・チェン・ゾンをホワイトウォッシュした勢いのまま、ロイデン・ラムを8-5を下した。ラムは前夜ギャリー・アンダーソンに勝利、上海ダーツマスターズ史上初めて勝利を掲げたアジア人出場者となった。
準決勝ではスミスは世界No.1、マイケル・バン・ガーウェンの上海ダーツマスターズ連続優勝を素晴らしい8-4勝利で阻止した。
実際のところ、試合としては迫力に欠け両者ともアベレージは90を僅か越えるに過ぎなかった。
この試合の一番上出来だった場面は第7レッグにバン・ガーウェンが170チェックアウトを見せたことだ。しかしそれだけでは不十分でスミスの初めてのワールドシリーズ決勝進出を阻止できず、スミスはそのまま突っ走り優勝した。
この27歳は決勝でのつばぜり合いから早々に抜け出しロブ・クロスに4-0とリードした。クロスは7日前にもラスベガスで決勝進出し、ほぼ一週間で二度目の決勝となった。
クロスはようやく一つブレークし差を2れっぐと縮めたがスミスは素晴らしい130チェックアウトで再びその差を4レッグに拡げ、このセントヘレンズのプレーヤーは残る2レッグも平らげて優勝を決めた。
この優勝はスミスにとって10個目のPDCタイトルとなり、優勝のあと喜びを語った。
「ステージでただ勝っただけだけど凄く嬉しい、今年3個目のタイトルだ。プレミアリーグを敗退して終了後本当にテレビ放映でタイトルを取れるのかしらと疑問に思った。でも今日本当に取れた。」
「ベストなプレーは出来なかったけどずっと戦い続けた。諦めることなく常に闘争心を維持した。」
スミスはこの自信を持ってワールドマッチプレーに臨み、膨張する彼の栄光のコレクションにさらにタイトルを加えることを狙っている。
「2年前準決勝進出しそれが僕の記録の全てだ。プレミアリーグでは運もなかった。僕も戦い試合に勝つところを見せて2位に入った。プロツアーに勝ち、ワールドシリーズにも勝ち次はメジャーだと思う。今年中に達成できれば凄く嬉しい。」
ロブ・クロスもこの日好調に進めジェームス・ウェードにはアベレージ106、8-3の勝利でベスト4入りした。
準決勝ではこのワールドチャンピオンはピーター・ライトと対戦、再び強いところを見せて8-5で勝利したが、決勝のスミス戦では全く燃料切れとなってしまった。
「正直、マイケルが勝って当然だった。僕は使い物にならなかった。でも同時にそんなにがっかりもしていない。決勝が始まった時既に疲れ果て、元気は全く残っていなかった。ダーツボードに届いただけラッキーだった。」とこの27歳。
クロスは、「今の自分のゲームにはとても満足している。今日は特別にエネルギーが不足した一日だった。僕が好調に稼働するにはとても不足だった。」
世界トッププレーヤーはここからブラックプールへ向かい、7月21日~29日にBetVictorワールドマッチプレーが開催される。その後8月にワールドシリーズの残る3イベントが待ち構えている。