<メジャー>ワールドマッチプレー 第4日(/9日)ベスト16
勝負運のズワーン、地力のカレンがトッププレーヤーに襲い掛かる
https://www.pdc.tv/news/2018/…
BetVictorワールドマッチプレー
(カッコ内はシード)
<カッコ内はアベレージ>
ブラックプール、ウィンターガーデンズ
7月24日(火)夕刻セッション
<二回戦結果>
デーブ・チズナル(8)<103.02> 11-8 マイケル・スミス(9)<98.11>
ジョー・カレン<99.65> 11-3 ダリル・ガーニー(5)<87.69>
ジェフリー・デ・ズワーン<98.99> 11-9 エイドリアン・ルイス(16)<103.86>
ギャリー・アンダーソン(4)<104.17> 11-9 レイモンド・バン・バーナベルト(13)<95.29>
7月25日(水)夕刻セッション
<二回戦組合せ>
サイモン・ウィットロック(7) vs ジェームス・ウェード(10)
メンサー・スルホビック(6) vs イアン・ホワイト(11)
ロブ・クロス(3) vs ダレン・ウェブスター(14)
ピーター・ライト(2) vs キム・ハイブレクト(15)
二回戦フォーマット:ベストオブ21レッグズ(ファーストトゥ11レッグズ)
・但し2レッグ差をつけること、最長ファーストトゥ14レッグズのサドンデス
ジェフリー・デ・ズワーンが元準優勝のエイドリアン・ルイスを信じられない11-9で破り夢のデビュー戦を続けている。
一回戦で衝撃を与えたマイケル・バン・ガーウェンへの勝利から醒めやらないまま、デ・ズワーンは一気に6-2リードと試合を支配した。
デ・ズワーンは10-7とリードしたが3本のマッチとなる20ダブルのダーツをミス、ルイスが残り49をあがるなどこのオランダの若手にあと1レッグと迫った
最終レッグではルイスがデ・ズワーンに猛烈なプレッシャーを掛け試合をレベルへ持ち込もうとしたが、デ・ズワーンは集中し素晴らしい94チェックアウト、デーブ・チズナルとの準々決勝へ進出した。
「僕はまだ夢の国にいる。この試合に勝ててすごく嬉しい。」とデ・ズワーン。彼は2つの100越えチェックアウトを放っていた。
「素晴らしい試合だった、二人ともいいプレーが出来た。エイドリアンは偉大なプレーヤーなので彼を倒すことが出来たのは素晴らしい成果だ。」
「最終レッグの94チェックアウトは本当に凄かった。入ったのを確認して感動した。」
「もう夢の中だけどまだ終わらせたくないしデーブを破るために全力を尽くす。僕は相手が誰であろうと気にしないし自分ができるダーツをしたいだけだ。」
チズナルは1-7の劣勢から衝撃的な反撃でマイケル・スミスに11-8で勝利、5度目の準々決勝進出を決めた。
セントヘレンズ出身者同士の対決でスミスが速攻抜け出し最初のブレークから4-1リードとした。彼は休憩後もリードを続け110チェックアウトなどで7-1とした。
チズナルはここから驚くべきスタイルで続く11レッグのうち10レッグを奪い今大会ここまで一番のアベレージ103.02に達した。彼はスミスを打ち破り、1年半ぶりテレビ放映でのランキングイベントベスト8進出を果たした。
「こんな風に勝つとは思っても見なかった。」とチズナル。彼は10個の180得点、2個の100越えフィニッシュを見せていた。
「僕は8か月くらい素晴らしいダーツが出来ていなかったのでゆっくりスタートした、そしたらマイケルが先行した。」
「以前もいくつか凄い反撃の試合をしたことがある。1-7の時これ以上何も失うものがなかったけど、急にダブルが入りだした。」
「準々決勝へ出れて嬉しいしここから力を出したい。プレミアリーグに入れなかったことで背中を押され、このトーナメントに向けて本当に懸命な練習をした。今気分は最高だ。」
ジョー・カレンは第5シードのダリル・ガーニーを11-3でひっくり返し初めての準々決勝進出を決めた。
緊張する序盤のやりとりからカレンは4-3とリード、このブラッドフォードのプレーヤーは大事なところで95フィニッシュ、ガーニーの先攻をブレークしさらに素晴らしいスタイルで続く6レッグを連取した。
ウィンターガーデンズでの1勝を目指し過去4度挑戦してきたが、今カレンは3勝を並べて自身初めてのテレビ放映でのランキングトーナメントの準決勝を目指すこととなった。
「気分は上々、ダリルは普段の彼じゃなかった。でも僕の仕事は彼のミスにつけ込むことだしそれが出来た。」とカレン。
「世界中のダーツプレーヤーは2本に1本ダブルが入れば幸せだ、僕はもう少し得点力が必要だ、でも次の試合にはそうしよう。」
「正直これがたった2度目のテレビ放映のランキング準々決勝だというのはがっかりだね、もっと頑張るべきだ。でもチャンスを得たしここからもっと良くなるよう頑張ろう。」
BetVictorワールドマッチプレーはスカイスポーツでライブ放映され、pdctv-HDで全世界向けストリーム放映されている。