<メジャー>ワールドマッチプレー 第5日(/9日)ベスト16
小兵ダレン・ウェブスター、巨象を倒す
https://www.pdc.tv/news/2018/…
BetVictorワールドマッチプレー
(カッコ内はシード)
<カッコ内はアベレージ>
ブラックプール、ウィンターガーデンズ
7月25日(水)夕刻セッション
<二回戦結果>
サイモン・ウィットロック(7)<93.96> 11-7 ジェームス・ウェード(10)<90.88>
メンサー・スルホビック(6)<97.21> 11-8 イアン・ホワイト(11)<93.51>
ダレン・ウェブスター(14)<93.39> 11-8 ロブ・クロス(3)<98.81>
ピーター・ライト(2)<105.6> 11-5 キム・ハイブレクト(15)<96.16>
二回戦フォーマット:ベストオブ21レッグズ(ファーストトゥ11レッグズ)
・但し2レッグ差をつけること、最長ファーストトゥ14レッグズのサドンデス
7月26日(木)夕刻セッション
<準々決勝組合せ>
ジェフリー・デ・ズワーン vs デーブ・チズナル(8)
ジョー・カレン vs ギャリー・アンダーソン(4)
7月27日(金)夕刻セッション
<準々決勝組合せ>
メンサー・スルホビック(6) vs ダレン・ウェブスター(14)
ピーター・ライト(2) vs サイモン・ウィットロック(7)
準々決勝フォーマット:ベストオブ31レッグズ(ファーストトゥ16レッグズ)
・但し2レッグ差をつけること、最長ファーストトゥ19レッグズのサドンデス
ダレン・ウェブスターが劇的なブラックプールの水曜、BetVictorワールドマッチプレー二回戦でワールドチャンピオンのロブ・クロスを11-8でひっくり返し、2年連続で準々決勝進出を決めた。
この世界No.14のウェブスターは素晴らしいフィニッシュ違いを見せた。ロブ・クロスは2年連続で二回戦敗退となった。
クロスが10-8で待つ中、このノーフォークのプレーヤーは手にした最後の1本で勝利を決め、ウィンターガーデンズで喜びを大爆発させてフィル・テーラー杯獲得を継続した。
「人生の一大チャンスを得た。」
「この勝利は本当に嬉しい、ワールドチャンピオンを倒すなんてもの凄い感覚だ。」とウェブスター、彼は2018年ワールドチャンピオンシップでも準々決勝へ進出していた。
「もし低調な試合になれば懸命に集中して勝利すべきだ。僕でもベストプレーヤーに勝てるしそれを証明できた。」
「トップ10に仲間入りできる人生での一大チャンスを得た。ガンガン勝ち続けて僕の道を切り開きたい。」
「結果を見る限り今僕は人生でベストなダーツをしている。でも練習と比べると大舞台ではまだ20%位余裕がある。」
「メンサーとの試合は余り慣れていなかったけど、今はそれも楽しめるし次の試合が楽しみだ。」
両者はスコアを見る限り5-5などで同レベルだったが、後半からウェブスターがイニシアチブを取り7-5リードとした。
この試合1つのブレークがターニングポイントだった、クロスはアベレージ98.81に達し懸命に努力したが、ウェブスターは4度ともしっかりキープを守った。両者には21本のダブルミスがあった。
最近もテレビ放映の準々決勝進出を経験しており、このノーフォークのプレーヤーは金曜、ベスト8でメンサー・スルホビックと対戦する。
オーストリアのエース、スルホビックは緊張感ある試合の中イアン・ホワイトを11-8で押し出し4年間で3度目の準々決勝進出を果たした。
この世界No.6は強いスタートを見せ、3-0とリード、試合全般でもほぼリードを保った。ホワイトもずっとプレッシャーを与え続け、9-8まで追い詰めた。
スルホビックは大事なところで9ダブルを3本目で決めブレークバックを果たすと最後は大好きな14ダブルをあがって再びベスト8入りした。
「僕のパーフォーマンスはそれ程良くなかったけど、この試合を勝ててうれしい。」とスルホビック、2017年のチャンピオンズリーグオブダーツの優勝者だ。
「凄く厳しい試合だった。イアンは素晴らしいプレーヤーだ。このトーナメントには僕より優勝の可能性のあるいいプレーヤーばかりだけど、僕も優勝できるようベストを尽くし続ける。」
昨年決勝で敗れたピーター・ライトは素晴らしいアベレージ105.6に達した。これはこれまでのトーナメント最高アベレージだ。彼はキム・ハイブレクトに11-5で勝利した。
この世界No.2は自信満々で試合に臨み世界一流の放った。ハイブレクトのライバルに対抗し第9レッグまでは両者ともアベレージ105を超えた。
ライトはベルギー人の先攻をブレークし7-4リードとし、さらに屋根を高くする130チェックアウトをインブルで決めるなど勝利へ一直線だった。彼は準々決勝でサイモン・ウィットロックと対戦する。
「凄く感触がよかったし狙えた。僕のプレーには満足した。」とライト。
「サイモンはいい友達なので難しい試合になる、でもステージに上がれば敵として扱わなければいけない。でも彼は素晴らしい奴だしトーナメントでは本当にいいプレーをしている。」
ウィットロックはこの日のオープニング試合でジェームス・ウェードに11-7で勝利、ウェードの敗退でトロフィには歴代初めてのプレーヤー名が刻まれることが確定した。
ウェードはフィールドに残っているたった一人の元チャンピオンだが、試合全般で自分のベストフォームが出せず苦悩したが何とかウィットロックについて行き第2休憩の時に6-4まで追いすがった。
2度のウィンターガーデンズベスト4のウィットロックはウェードが2本のダブルをミスする間に10-7と勝利まで1レッグと迫り、ちゃっちゃと勝利を決めて2014年以来の準々決勝進出を果たした。
「今年のウィンターガーデンズのステージでは本当にリラックスできてる。ここでのプレーが楽しくしてしかたない。」とウィットロック。
「スタートは良かったけど徐々に悪くなった。ところどころもっと頑張らなきゃとも思ったけど勝つことができそれが大事だ。」
「前回2014年にここでは準決勝まで行ったけど今はもっといいプレーがしてると思う。」
この500,000ポンドのトーナメントはブラックプール、ウィンターガーデンズで木曜も続き、世界No.4のギャリー・アンダーソンがジョー・カレンと、デーブ・チズナルがジェフリー・デ・ズワーンと対戦する。このオランダの不思議な若者は今週マイケル・バン・ガーウェンとエイドリアン・ルイスを倒している。
金曜の準々決勝はスルホビックがウェブスターと、ライトがウィットロックと対戦する。