<ワールドシリーズ>オークランドダーツマスターズ最終日(準決勝~)
MVGの前に立ちはだかるものなし
https://www.pdc.tv/news/2018/…
オークランドダーツマスターズ
オークランド、トラストアリーナ
<カッコ内はアベレージ>
8月5日(日)
<準決勝結果>
レイモンド・バン・バーナベルト<102.79> 10-5 サイモン・ウィットロック<91.57>
マイケル・バン・ガーウェン<102.76> 10-3 ピーター・ライト<91.52>
<決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン<97.72> 11-4 レイモンド・バン・バーナベルト<93.33>
フォーマット:
準決勝=ベストオブ19レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ
マイケル・バン・ガーウェンがTAB&バーガーキング提供2018オークランドダーツマスターズ決勝でレイモンド・バン・バーナベルトを11-4で下し今年初めてのワールドシリーズタイトルを獲得した。
トラストアリーナで煌めくディスプレーを展開し、バンガーウェンは君臨する強さでピーター・ライトと同郷のバン・バーナベルトを倒してタイトルにたどり着いた。
2試合でたった7レッグ、トーナメント全体でも13レッグしか落とさずバン・ガーウェンは4度のテレビ放映トーナメントで勝ち星がなかったものの彼の素晴らしいベストなダーツに戻ってきた。
決勝では、この2度のワールドチャンピオンはまず10ダーツでキープ、この試合の流れは全てこのレッグに込められていた。
この世界No.1は瞬く間に6-1リードとし、ほとんどブレークされる気配もなくどんどんタイトルに近づいた。
ようやくバン・バーナベルトも反撃の兆しを見せ、ブレークからその差を2レッグとしこのオランダの伝説の望みをつないだ。
しかしこの動きがバン・ガーウェンを刺激してしまったようで、彼は156チェックアウトなどで続く5レッグを連取し一気に栄冠へたどり着いた。
「今年初めてのタイトルでとても嬉しい。」と素晴らしい勝利の後のバン・ガーウェン。
「前の優勝からいくつかトーナメントが過ぎて行ったけど特にメッセージを送る必要もないと感じていた。でも時々こんな風に誰がボスか知らしめることもいいことだ。」
「地球のこちら側のダーツもどんどん良くなっているし、ダーツ界がどんどん成長するにはとても必要なことだ。」とこの29歳。
「これから僕等はメルボルンへ向かいまた優勝のチャンスが巡って来る。とても気分はいいしいつでも準備は整っている。」
レイモンド・バン・バーナベルトは2015年にエイドリアン・ルイスに敗退して以来の2度目の決勝進出となった。
この5度のワールドチャンピオンは初めてのワールドシリーズタイトルを狙っていたが決勝でMVGを刺激したのみとなった。
「彼の後にはぺんぺん草も生えない。彼は全部を勝ち取ってしまった。」試合後のバン・バーナベルトは冗談をいっていた。
「準決勝より決勝の方が落ち着いていたけど、マイケルが本来の姿となると誰も彼を止められない。」
この夕刻早々、バン・ガーウェンはピーター・ライトを10-3で蹴散らし決勝へ進出した。
このプレミアリーグチャンピオンは170チェックアウト、164チェックアウトと連続し、アベレージ102.76でさっさと勝利していた。
バン・バーナベルトは準決勝で順当にサイモン・ウィットロックを10-5で退け決勝へ進出した。
この51歳は素晴らしいパーフォーマンスでアベレージは102.79に達していた。
決勝ではバン・バーナベルトは手も足も出ず、この世界No.1はタイトルを手中にし世界のベストプレーヤーたる地位を確固とした。
ワールドシリーズは8月10日~12日にメルボルンハイセンスアリーナへ戻って来る。その後8月17日~19日にブリスベンへ向かい完結する。