<ワールドシリーズ第5戦>メルボルンダーツマスターズ最終日
ピーター・ライト苦悩の末、MVG、マイケル・スミスを下し優勝
https://www.pdc.tv/news/2018/…
2018年メルボルンダーツマスターズ
メルボルン、ハイセンスアリーナ
<カッコ内はアベレージ>
8月12日(日)
<準決勝結果>
マイケル・スミス<100.4> 11-5 ギャリー・アンダーソン<95.75>
ピーター・ライト<104.24> 11-7 マイケル・バン・ガーウェン<103.47>
<決勝結果>
ピーター・ライト<97.7> 11-8 マイケル・スミス<99.17>
フォーマット:ベストオブ21レッグズ
ピーター・ライトがハイセンスアリーナで行われたメルボルンダーツマスターズ決勝でマイケル・スミスを11-8で下し自身2つ目のワールドシリーズタイトルを獲得した。
ライトは2018年のワールドシリーズイベントで5人目の優勝者となり、2017年のジャーマンダーツマスターズ以来のPDCワールドツアータイトルとなった。
このスコットランド人は昨年メルボルンでの決勝でフィル・テーラーに敗れていたが、今回はまずベスト4でマイケル・バン・ガーウェンを撃破し決勝では激戦の末、上海ダーツマスターズチャンピオンのスミスを打ち負かし栄冠を勝ち取った。
決勝戦は互いにキープから始まり、先攻を破れない状況が続いた。
前半の応酬でのハイライトは第6レッグでライトが40を残して待つ間にスミスが120チェックアウトでレベルを保ったことだ。
この2017年のUKオープンチャンピオンは第8レッグでもブレークできる状況で3本のダブルをミス、スミスが取って再びレベルに戻されてしまった。
先攻キープは後半まで続いたが、第14レッグでスミスが60を残して待つ間にライトが5ダブルで130をチェックアウト、8-6リードとした。
しかしスミスは直ちに反撃し180得点から20ダブルを決めてブレークバックした。
この試合を決定づける瞬間は第16レッグで、ライトがマジックのようなフィニッシュで131をあがりブレークして主導権を手に入れた。
この48歳は結果11-8で勝利、勝利のお立ち台で喜びを語った。
「アベレージやスコアの点ではベストな決勝とはならなかったが勝ち負けが大切で、去年ドイツでワールドシリーズに優勝したのもまぐれではなかったのが証明できて嬉しい。」とライト。
「ここ2,3か月ちょっと自信が失せ、誰にも蹴散らされてしまう感じだった。試合では本当に苦悩の連続だった。」
「ここでの優勝は格別だ、去年も決勝へ出場したがフィルを破れなかったので今年はもう一段上へ行きたかった。この調子でスタートできる予兆だと思う。」とこのプレミアリーグのエース。
スミスにとっては2018年2度目のワールドシリーズ決勝だったが、上海のようには行かず、この元ワールドユースチャンピオンは決勝を勝ってタイトル獲得にはならなかった。
「正直、今夜はピーターの夜だった。厳しい戦いで彼はいい仕事をした。」とスミス。
「しかし僕も2度目の決勝進出が出来、僕の行きたいところへ行けることが判った。今良くなってきているので嬉しい。」
スミスもライトも準決勝では怖い相手のギャリー・アンダーソン、マイケル・バン・ガーウェンと対戦していた。
2018年のプレミアリーグ準決勝のように、スミスは指導者で親友のアンダーソンに11-5で勝ち一つ上を行くことが出来た。
この27歳はアベレージ100、8個の180得点で試合全体の主導権を取り勝っていた。
ピーター・ライトは世界No.1のマイケル・バン・ガーウェンに11-7で勝ち決勝進出を決めた。
このスコットランド人はバン・ガーウェンの14本のダブルミスを突き、アベレージ103.47で決勝進出した。
決勝では<スネークバイト>はアベレージ97で対戦相手より2ポイント悪かったが、数字を読み違えるようにライトが11-8としメルボルンでのタイトルを獲得した。
ワールドシリーズオブダーツは続いて8月17日~19日に3連続イベントの最後としてブリスベンで開催される。