<ワールドシリーズ最終戦>ブリスベンダーツマスターズ第1日
オーストラリア勢善戦、マイケル・スミス6-1で敗れる
https://www.pdc.tv/news/2018/…
2018年ブリスベンダーツマスターズ
ブリスベン、BCEC
8月17日(金)19:00 (日本時間18:00)
<一回戦組合せ>
レイモンド・スミス 6-1 マイケル・スミス
レイモンド・バン・バーナベルト 6-1 ゴードン・メーザーズ
カイル・アンダーソン 6-2 バリー・ガードナー
ピーター・ライト 6-2 ジャスティン・トンプソン
ロブ・クロス 6-2 ティム・パジー
マイケル・バン・ガーウェン 6-2 マーク・クリーバー
コーリー・カドビー 6-5 サイモン・ウィットロック
ギャリー・アンダーソン 6-5 デーモン・ヘータ
フォーマット:ベストオブ11レッグズ
8月18日(土)
<準々決勝>
ギャリー・アンダーソン vs レイモンド・バン・バーナベルト
ロブ・クロス vs コーリー・カドビー
マイケル・バン・ガーウェン vs カイル・アンダーソン
ピーター・ライト vs レイモンド・スミス
フォーマット:ベストオブ19レッグズ
8月12日(日)
<準決勝>
フォーマット:ベストオブ21レッグズ
<決勝>
フォーマット:ベストオブ21レッグズ
コーリー・カドビーが初開催のブリスベンダーツマスターズ初日に同国のサイモン・ウィットロックに6-5で勝利、先週メルボルンでの敗退をリベンジした。
この夜、レイモンド・スミスもマイケル・スミスを6-1で下し衝撃を巻き起こした。残るPDCプレーヤーは準々決勝へ進んだ。
この夜はコーリー・カドビーの夜となりオーストラリアNo.1に対し運命的な勝利をものにした。
一週間前、ウィットロックはこのタスマニア人に勝利したがこの若手エースへの称賛を語り、オーストラリア随一の才能あるプレーヤーだと述べていた。
時は移りコーリーが最終レッグで勝利を決めた。
ウィットロックは序盤優勢に進め2-0としたがカドビーが忍び寄りレベルとした。
この元ヨーロピアンチャンピオンは再び4-2と2レッグをリードしたがこれがこのオーストラリアの若者に火を着けたようだ。
このUKオープン準優勝の若者は3レッグを連取、マッチとなるダーツを投げるチャンスを目前にしたがウィットロックが10ダブルをあがり試合は最終レッグへもつれ込んだ。
最終レッグではカドビーが140得点、137得点からアドバンテージを取り最後は10ダブルを決めて勝利した。
「勝利街道へ戻れたのは素晴らしい。長い道のりだった。」
「僕の父さんがいつも2度は負かされるな、間違いから学べと言っている。」と試合後のカドビー。
「僕は僕の試合をするために怒る必要があった、僕はいくつかのミスで火がついた。」
カドビーは試合相手への尊敬についても試合後に語っている。
「サイモンは未だオーストラリアダーツの父だし、彼の貢献と寄与は素晴らしい。もし彼がいなかったらダーツはここでこんなに隆盛していなかっただろう。」
「先週、彼は僕について嬉しい事を言っていたので出来れば僕はそれが正しいと証明したい。でもまだ彼がボスだ。」
カドビーはベスト8でロブ・クロスと対戦する。このワールドチャンピオンはティム・パジーを6-2で破っていた。
パジーはワールドシリーズのニュージーランドとオーストラリアで活躍したがこの世界No.3に対処することができなかった。クロスもブリスベンで優勝するためにはもっとレベルをあげなきゃと言っていた。
「今夜はちょっとだらだらしていた。」とクロス。「第1レッグをブレークしロブ・クロスの典型的なスタイルだったが彼に反撃の機会を与えてしまった。」
「安定性を取り戻すことが大事だ、またアベレージを100に戻す。改善が必要だけど、ここ2,3週間で負けるのは嫌だという事を学んだ。」
ブリスベン出身のレイモンド・スミスが大ショックを巻き起こした。このオーストラリア人はマイケル・スミスを6-1で破りベスト8入りしたのだ。
この38歳はアベレージがほぼ100で上海ダーツマスターズチャンピオンを容易に打ち負かしピーター・ライトとの準々決勝へ進出した。
このオーストラリア人はこの試合20ダブルでの125チェックアウトでスタート、試合の流れを作っていた。
スミスはDPA賞金ランキングからおそらく12月のワールドチャンピオンシップ出場が見込まれるが、5-0と一方的リードとするとようやくプレミアリーグの準優勝者も1レッグをマークした。
ローカルスターのスミスは最後10ダブルをきめ勝利して観客を喜ばせた。
「僕にとって大きな勝利だ。」とスミス。「クィーンズランド出身の初めての出場者となり自分のダーツが出来たことがとても嬉しい。」
「マイケルはダブルをミスしていた。僕はラッキーだったけど一方僕もダーツをやってこのポジションに身を置くことができた。ショットのチャンスに奪うことができた。」
メルボルンダーツマスターズ優勝のピーター・ライトはジャスティン・トンプソンに6-2で勝利、ベスト8でオーストラリア人の相手となる。
このスコットランド人はアベレージ100、3個の180得点、50%のダブル率だったが、全体に自分のパーフォーマンスに満足していなかった。
「今夜はすごく緊張していた。なぜか判らないけど一日中気分が不安定だった。」とライトは告白。「新しいベニュー、新しいステージ、新しい場所で今日の寝起きも良くなかった。」
「トーナメントはまだ続いておりまだチャンスもある。それだけが大事だ。」
世界No.1のマイケル・バン・ガーウェンは堅実なパーフォーマンスでアベレージ99.15、6-2でマーク・クリーバーを退けた。
この2度のワールドチャンピオンはメルボルンでは準決勝でライトに敗れていたが、今週は一見順調そうでベスト8入りした。
ニュージーランドのクリーバーはワールドシリーズのステージは3度目で彼らしさを見せたものの、絶対的にバン・ガーウェンと対抗できなかった。バン・ガーウェンは112チェックアウト、121チェックアウトなどを見せていた。
「今夜は勝つことが目的だった。余りミスはなかった。」とオランダ人。「完璧なパーフォーマンスじゃなかったけどこれで残れたし僕の目標は優勝だ。」
バン・ガーウェンは準々決勝でカイル・アンダーソンとぶつかる。アンダーソンはフォームを回復、アベレージはほぼ100でバリー・ガードナーに6-2の勝利、6個の180得点を出していた。
ガードナーはワールドシリーズデビュー戦だったが序盤はアンダーソンと拮抗したが第5レッグを11ダーツでブレークした2017年オークランドダーツマスターが試合の主導権を得た。
アンダーソンは最終レッグも11ダーツを見せるなどここから3レッグ連取して勝利した。
「試合前友達から出場したらただ楽しんでおいでよと言われた。」とアンダーソン。先週メルボルンでは初戦敗退の憂き目を見ていた。
「ここ2,3イベントではとても苦しんできた。ようやく慣れて来た。」とこの30歳。
「僕は出場して試合を楽しみたいだけ、リラックスし出したし今夜は気分良く見せることが出来た。」
レイモンド・バン・バーナベルトはゴードン・メーザーズに順当な6-1勝利をおさめブリスベンでも準々決勝へ戻って来る。
このオランダ人はアベレージ92で勝利、ギャリー・アンダーソンの待つ準々決勝へ向かった。このスコットランド人はぐだぐだ試合の中デーモン・ヘータを6-5で下していた。
先週のメルボルンでの準々決勝の再現となる試合は、オーストラリアン人に終始押されまくりのアンダーソンだったが最後はアンダーソンが押し戻した。
アンダーソンは3-0リードしたがヘータも反撃し差を1レッグとした。
アンダーソンは121フィニッシュで再び2レッグリードするも、ヘータも素晴らしい152フィニッシュで差を縮めた。
試合は結果最終レッグへもつれ込んだが、ここでアンダーソンは強すぎるところを発揮、16ダブルで試合を決めた。
ブリスベンダーツマスターズは土曜もブリスベンコンベンション&エギジビションセンターで開催、土曜に準々決勝、日曜に準決勝と決勝が行われる
ブリスベンダーツマスターズはオーストラリアFoxスポーツでライブ放映されPDCの放送網で全世界へ配信、pdctv-HDでもストリーム放送される。