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<ワールドシリーズ最終戦>ブリスベンダーツマスターズ最終日

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2018.08.20 Mon.

全6戦とも異なる優勝者

https://www.pdc.tv/news/2018/…

2018年ブリスベンダーツマスターズ
ブリスベン、BCEC
<カッコ内はアベレージ>
8月12日(日)
<準決勝組合せ>
ロブ・クロス<95.79> 11-8 ピーター・ライト<101.04>
マイケル・バン・ガーウェン<96.81> 11-9 レイモンド・バン・バーナベルト<93.91>

フォーマット:ベストオブ21レッグズ

<決勝>
ロブ・クロス<103.81> 11-6 マイケル・バン・ガーウェン<98.41>

フォーマット:ベストオブ21レッグズ

ロブ・クロスがブリスベンダーツマスターズ決勝でマイケル・バン・ガーウェンを11-6で下し、2018年6回目のワールドシリーズイベントで6人目の優勝者となった。

ワールドチャンピオンは歴史的なワールドチャンピオンシップ準決勝の再現となる世界No.1と対戦、PDCツアーの決勝イベントに相応しいものとなった。

クロスのテレビ放映でのタイトル獲得は1月のアレキサンドラパレス以来となりワールドシリーズでは初めてだった。

決勝のオープニングレッグはまずクロスがキープの2本のダブルを外し、バン・ガーウェンのブレークから開始した。

続くレッグもこのオランダ人は114チェックアウトで2レッグリードに伸ばした。

クロスはここで素晴らしい130チェックアウトを含む4レッグを連取イニシアチブと取った。

バン・ガーウェンも美しい170チェックアウト、12ダーツでのブレークで行き詰まりを打開、更に130フィニッシュで6-4リードに戻した。

ややぐだぐだ感のレッグの後、このイングランド人に火が付きここから6個の180得点などで主導権を取った。

試合中盤からの7レッグはワールドチャンピオンの見応えのあるパーフォーマンスとなりバン・ガーウェンを圧倒、ブリスベンコンベンション&エギジビションセンターでのタイトル獲得となった。

クロスは自身のテレビ放映イベントで最高レベルとなるアベレージ106に達し、初めてのワールドシリーズ優勝で3週間の遠征の幕を閉じた。

「今週は素晴らしい週となった。ちょっとスタートがのろまだったけど、やるべきことは判ってたしチャンスをものに出来た。」とクロス。

「全てのものが一気に来たけどそうなることを信じていた。僕はまだ勉強の身だしまだ発展途上だ。また一つ今夜優勝したのはとても大きい。」

「ここ数日を勝てるのは特別だ。メンバーが濃すぎる。」とこの世界No.3。

「年後半に向けてこれはスタートダッシュで焦点は9月だし必ず結果を出す。」

クロスは試合後対戦相手への敬意を忘れなかった。

「彼は世界で一番のプレーヤーだ。みんな彼を追いかけている。僕はまだ初心者だしまだどんな点でも彼を追いかけている。」

マイケル・バン・ガーウェンはワルドシリーズで最も優勝経験の豊富なプレーヤーで、オークランドに続いて今年2度目の優勝を狙っていた。しかし決勝では精彩を欠き試合後失望感を語っていた。

「今夜は自分を責めるしかない。何度もリードするチャンスがありながら取れなかった。」

「ロブのようなプレーヤーを相手にあれはない。今夜はがっかりだけど素晴らしい旅行だった。支援してくれた皆に感謝したい。」

夕刻早々、バン・ガーウェンは同郷のレイモンド・バン・バーナベルトを11-9の接戦で征し決勝へ進出した。

この世界No.1は序盤、試合の主導権をとり6-4とリード、バン・バーナベルトも素晴らしい170チェックアウトで戦いにとどまった。

このオランダ人のマジックにも関わらずバン・ガーウェンは勝利をもぎ取り決勝へ進出。

一方、クロスはピーター・ライトを11-8で下し決勝へ進出した。

両エースの対決は12度目となりクロスはここ2連勝しており、今回も16ダブルを8本トライし7本決めるなど、ダブル率73%でスコットランド人をリードし続けた。

決勝もクロスとバン・ガーウェンの素晴らしい戦いで両者アベレージは100を超えたが、ブリスベンの夜はこの27歳のイングランド人のものとなった。

ワールドシリーズは11月にウィーンでファイナルズを開催、マイケル・バン・ガーウェンが4年連続優勝を狙う。

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