<メジャー>ワールドグランプリ(第2日/全7日) 解説
ロブ・クロス、2年連続ビートンにより一回戦敗退
https://www.pdc.tv/news/2018/…
ワールドグランプリ
ダブリン、シティウェストホテル
スティーブ・ビートンがダブリンでのUnibetワールドグランプリでワールドチャンピオンのロブ・クロスを破り再び何年かぶりの復活を見せた。
元ベスト4のビートンは1レッグを落としたのみで順当に2-0で勝利、世界No.3は2年連続でこのダブルスタートイベントの一回戦でビートンに敗退を喫した。
シティウェストコンベンションセンターに15度目の出場となったこの54歳は、この400,000ポンドのトーナメントでベスト16入りに相応しい素晴らしいスタートとフィニッシュのダブルを見せた。
「去年ここのステージで同じく彼を破っているのはアドバンテージだった。再び勝つことを決心していた。」とビートン。彼は次にガーウィン・プライスと対戦する。
「僕が去年ここで彼を破ったから彼がワールドチャンピオンになったんだって練習室で冷やかしていたんだ。」
「こんな事言うのも変だけど、ロブはここまで2018年のビッグステージでは僕より断然経験を積んでいる。だから彼が勝てばみんなが満足だ。」
ウェールズのプライスは素晴らしい得点力で雄たけびをあげ、デビュー戦のダニー・ノッパートに2-0で勝利した。
オープニングセットを奪いこの世界No.12は第2セットで接戦を強め、ノッパートがセットを奪い返す2本のダーツをミスすると、プライスは5ダブルを決め試合を終わらせた。
この夜一番の試合は元準優勝のエイドリアン・ルイスが高レベルの戦いでマイケル・スミスを退けた。この両者合計で13個の180得点が見られた。
ルイスがオープニングセットを取り、スミスが第2セットを奪い返して最終レッグへもつれ込んだ。試合はほぼ最終レッグへ行くものと思われたがスミスが12ダブルを3本外した時、この2度のワールドチャンピオンは残り45をあがり決着した。
「終盤に向かいちょっと尖っていたので一つ山を越えて嬉しい。」とルイス。彼は2010年にダブリンで決勝進出していた。
「厳しい戦いになるのは承知していた。マイケルはここ数年素晴らしいプレーが出来てるからね。この試合に勝ったのは僕にとって凄く自信ができた。」
「僕がプレーのペースを掴めたらランキングを世界トップ4へ戻す可能性あるのも判っているし僕はそこに居る気がしている。」
ルイスは二回戦でジェームス・ウィルソンと対戦する。このヨークシャーのプレーヤーは昨年準優勝のサイモン・ウィットロックと激戦の末、2-1で勝利していた。
今年もウィットロックとクロスの敗退で、8名のシード選手が全員一回戦を勝ち残ってから既に6年となるが、第2シードのピーター・ライトはそのような問題を感じさせずスティーブ・ウェストに2-0のホワイトウォッシュを見せた。
このスコットランド人は容赦なく、この夜一番のパーフォーマンスとなる阿Bレージ98.02でウェストに1本もフィニッシュのダブルを打たせず初めてのダブリンのタイトルを目指し進軍を始めた。
「思ったより本当に厳しいゲームだ。スティーブはテレビでも世界のベストプレーヤーを多く破っている。」とライト。
「僕はトップクラスの試合をしなければならない。そうでなければ早々に敗着してしまうだろう。」
「去年は準々決勝で負けてしまったけど、今年は2段階上まで行く感じがしている。」
ライトは二回戦でオランダのデビュープレーヤー、ジャーメイン・ワッティメナと対戦する。ワッティメナはダブルスタートのフォーマットに馴染む時間が殆どなかったものの、スタートダブルは2本しかミスせず元準優勝のマービン・キングを2-0で下した。
メンサー・スルホビックは昨年このトーナメントではベスト4入りしており、ダブリンでの好調を継続して2度優勝経験のジェームス・ウェードに2-0で勝利した。
このオーストリア人は次にイアン・ホワイトと対戦する。ホワイトはデビュー戦となるジョシュ・ペインに2-0で勝利した。
Unibetワールドグランプリは火曜、二回戦の4試合が行われスカイスポーツとPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。