<メジャー>ワールドグランプリ(第5日/全7日)
ギャリー無念の不発、トップ3人は順当に準決勝へ
ワールドグランプリ
ダブリン、シティウェストホテル
<カッコ内はダブルスタートでのアベレージ>
10月4日(木)
<準々決勝結果>
メンサー・スルホビック(6)<91.19> 3-2 ガーウィン・プライス(12)<84.41>
ピーター・ライト(2)<87.64> 3-2 ジェームス・ウィルソン(28)<85.79>
ダリル・ガーニー(5)<92.72> 3-0 ギャリー・アンダーソン(4)<78.99>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<101.54> 3-1 デーブ・チズナル(8)<97.78>
(対戦星取りは去年/今年)
10月5日(金)
<準決勝組合せ>
ピーター・ライト(2) vs メンサー・スルホビック(6)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ダリル・ガーニー(5)
現チャンピオン、ダリル・ガーニーがギャリー・アンダーソンを3-0で下し2年連続のUnibetワールドグランプリタイトルに向け」進軍を続けた。マイケル・バン・ガーウェン、ピーター・ライト、メンサー・する保ビックも木曜に準決勝進出を決めた。
ガーニーは素晴らしいディスプレーで3つの100越えのチェックアウトを見せ、ダブリン、シティウェストコンベンションセンターでのダブルスタートのイベント第5夜はフィニッシュのダブルを3本外したのみだった。
世界No.5のガーニーは2つの110チェックアウトで第1セットを取り、さらに好調を継続しリードを2倍にした。
元準優勝のアンダーソンは今年5個目のテレビ放映トーナメント優勝を狙っていたが、この北アイルランド人を崩す方法を見つけられず、ガーニーが順当勝ちし100,000ポンドの優勝賞金探求を続けることとなった。
「どんなイベントでもギャリーに3-0で破るなんて拍手喝采だ。」とガーニー。彼は準決勝でバン・ガーウェンと対戦する。
「このレベルのプレーヤーを破るにはずっとベストなダーツをしなければならない。今夜僕はそれができた。」
「僕も緊張していた。でも目一杯集中し有難いことに達成できた。」
3度のチャンピオン、バン・ガーウェンはアベレージ101.54とワールドグランプリ史上10位となるハイアベレージでデーブ・チズナルに3-1で勝利した。
この世界No.1は高レベルのこの試合、終始ベストで臨まなければならなかった。チズナルはアベレージ97.78と史上最高の敗退アベレージとなった。
バン・ガーウェンはスタートダブル率67%でこのオランダ人の違いを見せつけた。彼は素晴らしいパーフォーマンスで決着をつけガーニーとの準決勝へ進出した。
「いつもこういう試合をしなければいけない。信じられない出来栄えだ。」とバン・ガーウェン。「デーブも素晴らしい試合を見せてくれた。この試合はダブリンでの史上最高の試合だったと思う。」
「明日も集中を切らさず行きたい。まだ道のりは長い。このタイトルは絶対勝ちたい。単純なことだ。」
世界No.6のスルホビックはガーウィン・プライスに3-2で勝利し4年間で3度目の準決勝進出を決めた。
この試合も高レベルのものとなり、スルホビックが第1セットを取るとダブリンでの準々決勝は初となるプライスが2セットを取り返し2-1とリードした。
スルホビックが1セットを取り返し試合は最終セットへもつれ込んだ。オーストリアファンが応援するスルホビックはプライスのダブルミスをものにし、今年3度目となるテレビ放映決勝進出の夢をつないだ。
「準決勝へ出られるなんてぞくぞくする。ダブルイン、ダブルアウトのフォーマットは僕に向いている。」とスルホビック。彼は準決勝でライトと対戦する。
「絶対諦めないと自分に言い聞かせていた。それがこの試合の勝因だ。」
「ここの観客は最高だ。気落ちした時僕に大声援を送ってくれた。僕が再度集中できたのはそのおかげだ。」
世界No.2のライトはジェームス・ウィルソンに3-2で勝利しダブリンでは初めてベスト4入りを果たした。
ライトはオープニングから2セットを取りそのまま勝利するかに見えた。しかし初の準々決勝となったウィルソンも反撃し2セットを奪取、試合は最終セットへなだれ込んだ。
第5セットでライトはウィルソンをアベレージで10ポイントも上回り3-0で勝利、ヨークシャーマンからの厳しい挑戦を生き残った。
「プッシュもなく3-0で勝ちそうだったけどプッシュされて良かった。明日のためになる。」とライト。
「ジェームスはトッププレーヤーだ。スタートに苦労していたようだけど、徐々に彼の持ち味に戻っていた。彼は格闘家で絶対あきらめないのは判っていた。」
スルホビックとの対戦についてライトは、「去年もここで彼と対戦、彼に道を譲ったけど今年は僕はもっといいプレーヤーになっている。彼もそうならこの試合は素晴らしいものになるだろう。」
Unibetワールドグランプリは金曜、準決勝2試合を行い、スカイスポーツ、PDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。