ウィリアムヒルワールドチャンピオンシップ 準々決勝
5度の世界チャンピオン経験者のRaymond van Barneveldは数年前のように準決勝に進出した。同様にGary Anderson、Adrian Lewis、Jelle Klaasenも元日にアレクサンドラパレスで勝利した。
2007年のワールドチャンピオンシップ決勝でPhil Taylorを3-0で破ってから9年、van Barneveldは、3セット差をまくり、最終レグで2レグをリードされても諦めずSmithを倒した。
元ワールドユースチャンピオンは13個の180を出したが、最後の最後であがりを失敗し、第9セットでvan Barneveldに3-0から4連続でレグを取られ敗北した。
「結局は気持ちの問題だよ」と話すvan Barneveldは、3連続の絶望的な状況で、4回121アウトを見せている。
「彼は3-0でリードしている時はとてもいいあがりを何度も見せていた。それは僕を諦めさせるには十分だったんだけど、自分を信じ続けたんだ。そして本当に重要な場面でダブルが打てた。もしかしたら何かが僕を助けてくれたのかも。今の気持ちは言葉では言い表せないよ。また僕の年になるといいけど」
Van Barneveldは準決勝で、5-2でPeter Wrightを破った2011、2012年チャンピオンのLewisと戦う。
The Stokeのスターは、最初の3セットを勝ち相手は持ち直せずにいた。しかし、次の3セットのうち2セットを勝った後、Wrightはあがりをミスし、Lewisが試合を終わらせた。
「タフな相手だということはわかっていたよ」と話すLewisだが、両者ともアベレージ102オーバーというハイレベルな試合だった。「僕は勝利のために常にベストを尽くしているんだ。調子もいい感じでついてきてくれてるよ」
「Michael van GerwenやPhil Taylor outには勝てないかもしれないけど、僕にできるのは目の前の相手を倒すことだけなんだ。Barneyは素晴らしいプレイヤーだけど、僕は彼を倒すためにベストを尽くすだけだよ」
現チャンピオンのAndersonはJames Wadeを5-1で下し、トロフィーの防衛に向けて前進した。
世界ランク2位はアベレージ105オーバーで勝利し、また12ダブルアウトで9ダーツも達成した。
スコットランド人のエースは3人目の連覇に向けて残り2ゲームとなり、「今のところ調子はいいから嬉しいよ」と話した。
「最初のゲームをとったときから自信も感じてたし、いい感じだったよ。9ダーツも出せたし本当にいい試合ができた。でも、このトーナメントもあと1試合か2試合で終わっちゃうんだよね」
Klaasenは劇的な5レグバーストでアリーパリー初参戦のAlan Norrisから、勝利を奪い取った。彼も9ダーツチャンスがあったが、おしくも12ダブルを外してしまった。
粋なオランダ人は、Norrisが第8セットで2-1でリードしている時に、連続で11ダーツを記録し、最終セットは難なく勝利して、サードラウンドで16回世界チャンピオン経験者のTaylorを破ったように勝利した。
「ここ数年、プレッシャーの中でどうすれば自分のベストパフォーマンスが引き出せるか考えてたんだ」とKlaasen。彼はTaylorを倒した次のラウンドで勝利した最初の一人となった。
「あの2回の11ダーツは必要だったけど、いつだって自分を信じてるよ。だから勝てて嬉しいよ。もしこういうプレーを続けられたら、優勝できる気がするよ」
KlaasenとNorrisのスリリングな戦いでは、6ダーツ目までパーフェクトで9ダーツを出すチャンスが5回あった。しかし、それは達成されず、その日の後半でAndersonが9ダーツを達成し£15,000を手にした。
準決勝は日曜日の夜、van BarneveldとLewis、その後AndersonとKlaasenという形で行われる。
William Hill World Darts Championship Friday January 1 2016
Afternoon Session
Alan Norris 4-5 Jelle Klaasen
Gary Anderson 5-1 James Wade
Evening Session
Raymond van Barneveld 5-4 Michael Smith
Adrian Lewis 5-2 Peter Wright
Saturday January 2 Semi-Finals
Raymond van Barneveld v Adrian Lewis
Gary Anderson v Jelle Klaasen
Semi-Finals - best of 11 sets
MATCH INFORMATION Alan Norris 4-5 Jelle Klaasen
SET ONE: 3-2
Klaasenは準々決勝を11ダーツでスタートし、90をあがる。Norrisは16ダブルをあがり追いつく。しかしオランダ人は110をあがり再びリードする。彼はその後4レグ目開始時に連続で180をマークするが、あがりを外してしまう。その間にNorrisが4ダブル、1ダブルとあがり、まずは1セットリードとする。
SET TWO: 2-3
Norrisはトップをあがりファーストレグをとると、Klaasenも25をあがり追いつく。Norrisは再び一歩リードするが、Klaasenは82をあがる。そして、彼の4つ目の180にも助けられ116をあがりブレイクし、同点に追いついた。
SET THREE: 3-0
Norrisがストレートでこのセットを制す。3レグ目には180を2回出して再び1セットリードとした。
SET FOUR: 3-2
Norrisが84をあがり、Klaasenが65をあがる。オランダのエースは9ダブルをあがりブレイクするが、Norrisが5回目の180をマークし、見事121をブルであがる。そして、その後59を1ダブルであがり2セットリードとした。
SET FIVE: 1-3
Klaasenが9ダブルをあがり、次のレグも71アウトでブレイクする。Norrisは81アウトでブレイクし返すが、Klaasenがトップをあがりこのセットをものにした。
SET SIX: 0-3
Klaasenは48をあがりブレイクすると、Norrisの7回目の180を物ともせず7ダブルをあがりリードを広げる。Norrisは8回目の180をみせるが、相手が180を連発し56をあがり再び追いつかれるのを見ているしかなかった。
SET SEVEN: 1-3
Klaasenは18ダブルで5連続でレグをとる。Norrisは同じあがりをし返すと、次のレグを2ダブルでブレイクする。最後は76アウトで、勝利まで残り1セットとした。
SET EIGHT: 2-3
Norrisはオープニングレグであがりを4度失敗する。するとKlaasenがトップをあがる。元レイクサイドチャンピオンシップ準優勝者はあわや9ダーツかというダーツで、10本目に12ダブルをあがり、レグを取り返す。Klaasenは6本目までパーフェクトペースで試合を進めるが、7本目でミスしてしまう。しかし、11ダーツでレグをとり、勝負は最終セットへと突入することとなる。
SET NINE: 0-3
Klaasenが68ブレイク、13回目の180など素晴らしい試合展開でストレートでレグをとり、この激戦を制した。
Match Stats
Alan Norris 4-5 Jelle Klaasen
44 100+ 41
27 140+ 14
0 170+ 1
13 180 13
98.33 Average 99.35
121 High Finish 116
8 Breaks of Throw 10
17/39 44% Checkout % 20/43 47%
Gary Anderson 5-1 James Wade
SET ONE: 3-2
5レグ全てで先攻が勝利し、Andersonがオープニングセットを何とかものにした。現チャンピオンは、13ダーツを見せると、最終レグでは177をマークする活躍を見せた。
SET TWO: 3-0
Andersonは57をあがり、この試合最初のブレイクゲームをものにする。その後、またしても9ダーツのチャンスが訪れるが、彼も外してしまう。彼は9本目に12ダブルを外した2人目のプレイヤーとなったが、6ダブルをあがりきっちりレグはとった。その後再びWadeをブレイクし、ストレートでこのセットを勝利しリードを2セットに広げた。
SET THREE: 3-0
Andersonが7連続でレグをとり、第3セットのアベレージは115オーバーでそれぞれ12ダーツ、13ダーツ、14ダーツで終わらせた。
SET FOUR: 1-3
Wadeが88をあがるが、Andersonも180を出すなどすぐ追いつく。しかし、サウスポーは110をあがると、4レグ目をブレイクして1セット取り返した。
SET FIVE: 3-1
Andersonがトップをあがると、Wadeも19ダブルで追いつく。しかしスコットランド人は55をあがると、8回目の180を出して90をブルであがり勝利まであと1セットとした。
SET SIX: 3-0
Andersonは10回目の180をマークすると6ダブル、トップ、10ダブルとあがり、ストレートでこのセットを決めた。アベレージ105.25は今大会3番目に高いスコアとなっている。
Match Stats
Gary Anderson 5-1 James Wade
31 100+ 36
14 140+ 10
2 170+ 1
10 180 2
105.25 Average 88.05
90 High Finish 110
6 Breaks of Throw 1
16/30 53% Checkout % 6/14 43%
Raymond van Barneveld 5-4 Michael Smith
SET ONE: 2-3
Smithは劇的なオープニングを見せる。180で試合をスタートすると、5ダブルをあがる。Van Barneveldはトップをあがり追いつくと、121を見事にあがり、ブレイクする。Smithは19シングル、19ダブル、トップと打って、97アウトでブレイクし返す。彼はその後、オランダ人が170をあがった後の最終レグで180スタートをし、トップをあがりこのセットを制した。
SET TWO: 1-3
Smithが114をあがってブレイクすると、次のレグも5ダブルをあがる。Van Barneveldは8ダブルをあがるが、25歳は5回目の180を出すと、108をあがりリードを2セットに広げた。
SET THREE: 0-3
Smithは45をあがると、その後のvan Barneveldの2回目の180を気にもせず94をあがる。彼はその後121をあがり3セットリードとなった。
SET FOUR: 3-0
Van Barneveldが反撃に出る。9ダブルをあがると、見事なダーツで121をあがり、4回目の180にも助けられストレートでこのセットを奪った。
SET FIVE: 3-1
Smithがオープニングで2度の180を出すが、あがりで5回ミスをしてしまい、van Barneveldにブレイクを許してしまう。オランダ人エースは、76をあがる。Smithは9回目の180で1レグ取り返す。Van Barneveldは両者180をマークした後、3回目の121アウトを見せこのセットを勝利する。
SET SIX: 3-0
Van Barneveldは104、121とあがり、最後は25をあがり同点に追いついた。
SET SEVEN: 3-1
Van Barneveldの勢いは止まらない。ファーストレグこそ落としたものの、次の3レグを勝利する。
SET EIGHT: 1-3
Smithが最初の2レグを取ると、van Barneveldが3レグ目で180を連発し1レグ取り返す。Smithは次のレグで10ダブルをあがり、勝負は最終セットへと突入する。
SET NINE: 4-2
40と130をあがりSmithが2-0とリードする。しかし、最後に113アウトのトップトライを外してしまう。するとvan Barneveldが96をあがる。その後8ダブルをあがり試合はタイブレークとなる。van Barneveldが15ダブルでSmithをブレイクすると、次のレグで16ダブルをあがり、試合を終わらせた。
Match Stats
Raymond van Barneveld 5-4 Michael Smith
47 100+ 36
37 140+ 19
1 170+ 2
8 180 13
99.44 Average 97.61
121 High Finish 130
7 Breaks of Throw 5
20/43 47% Checkout % 16/36 44%
Adrian Lewis 5-2 Peter Wright
SET ONE: 3-1
Lewisが最初の2レグをとるが、Wrightも見事な121アウトでブレイクし返す。しかし次のレグで相手が90をあがるのを見ているしかなかった。
SET TWO: 3-1
Lewisが14ダブルでブレイクすると、96アウトでリードを広げる。 Wrightは180をマークし、トップをあがるが、次のレグであがりをミスしてしまう。 その間にLewisは81を同じターゲットであがる。
SET THREE: 3-0
Lewisが98、36、70と立て続けにあがり、ストレートでこのセットを勝利した。
SET FOUR: 2-3
Wrightが1ダブルをあがると、Lewisが180を連発し追いつく。Wrightは何とかリードするが、Lewisも8ダブルですぐに追いつく。Wrightは再び180をマークし、58をあがる。そして彼は今大会でLewisからセットを奪った最初のプレイヤーとなった。
SET FIVE: 3-2
Wrightの5回目の180と87アウトでリードすると、6回目の180が更にリードをひろげるのを助けた。Lewisは10ダブルで打ち返し、Wrightがあがりを失敗した隙にこのセットを奪う。
SET SIX: 1-3
Wrightが81をあがるが、Lewisが91で追いつく。 Wrightは74と76をあがり2セット差に縮まった。
SET SEVEN: 3-2
Lewisが7回目の180をマークし、トップをあがり前進するが、Wrightは9ダーツチャンスを得る。180を連発したが、7本目で失敗する。しかし、トップをあがり追いつくと、40をあがり追いついた。その後81でブレイクする。Lewisは47でブレイクし返すと、Wrightのミスの後、きっちりあがり、準決勝へ駒を進めた。
Match Stats
Adrian Lewis 5-2 Peter Wright
39 100+ 44
20 140+ 26
0 170+ 0
8 180 11
102.51 Average 103.1
98 High Finish 121
6 Breaks of Throw 4
18/42 43% Checkout % 12/33 36%
(元の記事)
■William Hill World Championship QFs
http://www.pdc.tv/news/articl…