<ヨーロピアンツアー#13/13>ヨーロピアンダーツトロフィ最終日
最大の強さを見せたMVG、残るメジャーでの活躍が楽しみ
https://www.pdc.tv/news/2018/…
ヨーロピアンダーツトロフィ
ゲッティンゲン、ロックハレ
(カッコ内はヨーロピアンツアー賞金ランキング)
10月14日(日)午後セッション
<三回戦結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<106.46> 6-4 ステファン・バンティング(19)<96.69>
ダリル・ガーニー(10)<92.35> 6-3 マシュー・エドガー(117)<88.45>
マイケル・スミス(14)<103.66> 6-0 スティーブ・ビートン(28)<99.89>
デーブ・チズナル(23)<112.73> 6-0 ジョン・ヘンダーソン(58)<80.81>
イェル・クラーセン(34)<92.19> 6-5 マーティン・シンドラー(30)<93.24>
リチャード・ノース(39)<98.42> 6-1 ジョニー・クレイトン(9)<97.66>
ジェームス・ウェード(10)<90.39> 6-3 ダレン・ウェブスター(15)<88.51>
ロブ・クロス(13)<97.95> 6-5 マックス・ホップ(6)<101.62>
10月14日(日)夕刻セッション
<準々決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<106.53> 6-2 ダリル・ガーニー(10)<107.11>
マイケル・スミス(14)<102.78> 6-2 デーブ・チズナル(23)<89.69>
リチャード・ノース(39)<96.09> 6-3 イェル・クラーセン(34)<99.21>
ジェームス・ウェード(10)<97.42> 6-3 ロブ・クロス(13)<95.95>
<準決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<102.17> 7-2 マイケル・スミス(14)<93.62>
ジェームス・ウェード(10)<98.91> 7-4 リチャード・ノース(39)<99.29>
<決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<111.27> 8-3 ジェームス・ウェード(10)<79.09>
フォーマット:
一回戦~準々決勝 ベストオブ11レッグズ
準決勝 ベストオブ13レッグズ
決勝 ベストオブ15レッグズ
マイケル・バン・ガーウェンが日曜、ヨーロピアンダーツトロフィ決勝でジェームス・ウェードを8-3で下し、今年8個目のヨーロピアンツアータイトルを獲得した。
バン・ガーウェンはロックハレでの週末ずっと彼のベストともいうパーフォーマンスを続け、全試合アベレージは100を越えて2018年のヨーロピアンツアーでの君臨を続けた。
MVGのスタッツ推移:
二回戦(101.63/54.55%)
三回戦(106.46/46.15%)
準々決勝(106.53/85.71%)
準決勝(102.07/58.33%)
決勝(111.27/61.54%)
この135,000ポンドのトーナメント決勝は5月のヨーロピアンダーツグランプリ決勝の再現となりその試合もバン・ガーウェンが8-3で勝利していたが、今回もこのオランダ人は再び強すぎるところを見せ25,000ポンドの優勝賞金を獲得した。
「僕は凄い試合が出来たと思う。みんなはこんなパーフォーマンスを夢見てるだろうね。」とバン・ガーウェン。彼はこれで通算28個のヨーロピアンツアータイトルに彼の名を刻んだ。
「ようやく今シーズンのヨーロピアンツアーを振り返ることができる。でもここから大事なトーナメントが続くので先の事にも集中しなければいけない。」
「優勝を目指すのを忘れたことはない。僕は少なくとも50個のヨーロピアンツアータイトルを取るまでこのまま取り続ける。」
バン・ガーウェンはこの週末当初からベストな状況で始まったまま誰も止めることが出来ず、土曜夕刻はオランダの朋友ビンセント・バン・デ・ブートに6-2、三回戦ではアベレージ106.5でステファン・バンティングを力で押し切り6-4で勝利し準々決勝へ進出した。
そこでは再びアベレージ106.5でダリル・ガーニーに6-2で勝利、さらにマイケル・スミスに7-2で勝ち33回目のヨーロピアンツアー決勝へ駒を進めた。
ゲッティンゲンイベントでの見せ場は2度の元ヨーロピアンツアーイベント優勝のウェードの優勢で始まり、95フィニッシュなどから序盤は2-1とリードした。
しかし、バン・ガーウェンは2連続の12ダーツなどから逆転、そのままリードを手放すことはなかった。第6レッグではMVGはインブル+19+インブルの119チェックアウトで4-2リードとした。
第7レッグは2度のワールドチャンピオンが160チェックアウトの20ダブルをミスするとウェードが82をきちっとあがり試合を4-3と面白くした。しかしウェードにとってはこれが精一杯で、バン・ガーウェンは続く4レッグを無慈悲なほど火を噴いて3年連続のヨーロピアンダーツトロフィ優勝に輝いた。
ウェードはトニー・アルシナス、ダレン・ウェブスター、ロブ・クロス、リチャード・ノースを退け、今年4度目のPDCランキング試合での決勝進出となった。
「どの試合でも頑張ろうと思った。だから決勝進出も驚きではなかった。」とウェード。
「決勝でのひどさには信じられないくらいだった。でも時々起こることだ。ここから2,3日過ぎれば前向きに考えるようになると思う。」
ヨーロピアンダーツトロフィは2018年13回目で最後のヨーロピアンツアーイベントで、ヨーロピアンツアー賞金ランキングトップ32が10月25日~28日にドルトムントで開催されるヨーロピアンチャンピオンシップの出場資格を得る。