<PDCアジア記事>ギルバート・ウラング、不正により出場停止
知野プロは無実が明らかにされた
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ギルバート・ウラングは2016/17ワールドチャンピオンシップ試合での不正が証明され、7年間のプロフェッショナルダーツ出場停止となった。
この39歳のフィリピン人は2016年12月、アレキサンドラパレスで開催されたワールドチャンピオンシップでのケビン・シム戦で八百長を働いたとされた。
事情聴取は2018年5月23日にロンドンで開催され、ウラングはDRAベッティング規則に抵触すると判断されて2016年12月18日から2023年12月17日まで出場停止となった。
彼にはさらにDRAの調査に掛かった費用2,500ポンドが課された。
この試合で相手側が気づいていたかどうかは確認されていない。
プレリミナリー戦で49歳のシムは各セットとも最終レッグまで行きセットカウント2-0でシムが勝利した。
第2セット最終レッグでウラングは26得点、41得点、45得点と続け、残り109であたかも計算ミスをしたかのように20シングルから18トリプルを狙った。
日本の知野真澄もテン・クー・シャーとの試合に関し先んじて事情聴取を受けたがDRAベッティング規則に抵触していないとして無実が証明された。
嫌疑のあるベッティングは両試合に関しベッティング業者から報告され、英国ギャンブリングコミッションが犯罪捜査を開始、DRAに報告された。
ベッティングは2016年12月11日~14日にかけオンラインとベッティング店舗両方から行われ、この両試合に対し136の賭けがロンドンセントラル、ロンドンイースト、ロンドンウェスト、オックスフォード、ルートン、ケンブリッジ、ビッグルズウェード、ステベネジ各店舗からなされた。
ブックメーカー店舗のCCTVには嫌疑対象の試合に賭ける者の映像が残っていた。
2016年11日~14日に賭けオンラインで13回にわたり賭けが試みられ、合計90,020ポンドにも達し、8回の賭け金合計5,020ポンドが成立した。
2016年12月15日~18日にはさらに14回、合計16、000ポンドが賭けられた。
DRAによると合計158回、70,797ポンドが互いに関係ある複数の者により両試合に賭けられ、賭けの効率を上げるために協業したと判明している。この賭けにより72,278ポンドの利益をあげたようだ。
元プロダーツプレーヤーのウェイン・マードル氏が準備した報告書は事情聴取により完成され、マードル氏はウラングが意図的にショットミス、試合の大事な場面で不正を働いたとしている。
ウラングはフィリピンに在住するソフトダーツプレーヤーでフィリピンの予選を勝ち抜いてワールドチャンピイオンシップへ出場していた。
この判定に対し、ウラングは意図的なスローではなく時差ボケと酒酔いのせいだとしていた。