<メジャー>ヨーロピアンチャンピオンシップ最終日
予想通り大接戦の連続!試合巧者のウェードに栄冠
https://www.pdc.tv/news/2018/…
Unibetヨーロピアンチャンピオンシップ
ドルトムント、ベストファーレンハレ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
10月28日(日)午後セッション
<準々決勝結果>
サイモン・ウィットロック(7)<100.27> 10-7 スティーブ・ウェスト(25)<101.67>
ジョー・カレン(15)<90.79> 10-8 ロブ・クロス(3)<93.83>
マックス・ホップ(35)<94.8> 10-5 ダレン・ウェブスター(13)<95.27>
ジェームス・ウェード(10)<95.8> 10-9 ガーウィン・プライス(12)<91.14>
10月28日(日)夕刻セッション
<準決勝結果>
サイモン・ウィットロック(7)<90.19> 11-10 ジョー・カレン(15)<87.07>
ジェームス・ウェード(10)<93.91> 11-10 マックス・ホップ(35)<93.9>
<決勝結果>
ジェームス・ウェード(10)<91.44> 11-8 サイモン・ウィットロック(7)<88.81>
賞金:
優勝=100,000ポンド
準優勝=40,000ポンド
ベスト4=20,000ポンド
ベスト8=15,000ポンド
ベスト16=10,000ポンド
一回戦敗退=5,000ポンド
9ダーツ=15,000ポンド
ジェームス・ウェードがドルトムントで開催されたUnibetヨーロピアンチャンピオンシップ決勝でサイモン・ウィットロックを11-8で下しほぼ4年ぶりとなるテレビ放映でのタイトルを獲得した。
ウェードは準々決勝でのガーウィン・プライスと準決勝でのドイツ人観客が応援するマックス・ホップによるマッチのダブルミスをかいくぐってきた。
この左利きはさらにウィットロックの2回目のヨーロピアンチャンピオンシップタイトル獲得を阻止し100,000ポンドの優勝賞金を手にした。これは彼が第一子アーサーの父親となったたった13日後の出来事だ。
「これは息子のアーサーのためだ。」とウェード。「本当は感激している。驚く感覚だしこの優勝を味わいたい。」
「いくつか厳しい場面を通り抜けたがこれはアーサーのためだ。以前もテレビ放映タイトルを優勝したけどこんな感覚は初めてだ。頭から離れない。」
「言葉を失うようなことは余りないけど、今回は違った。僕も怖い存在だということを示したしみんな気を付けなければいけない。」
「今日は全試合で格闘してきた。僕はラッキーボーイだったけどあれはここ数年あった不運の元だろう、いい方向へ回りだした。」
ウィットロックも劇的な試合を勝ち抜き決勝へ到達した。彼はジョー・カレンとの準決勝では7-10ダウンから最後を110チェックアウトで勝ち抜いた。
このオーストラリア人はベストファーレンハレでの最終日、準々決勝でスティーブ・ウェストを10-7で下していたが、決勝の序盤から6本のパーフェクトなダーツなどで強いダーツを見せ3-1とリードした。
ウェードも反撃し5-4リードとしたが両者の強弱はなく第16レッグまでこう着状況が続いた。
しかしウェードは13ダーツを連続し10-8とリード、最後は10ダブルをあがって栄冠を手にした。
この日、カレンとホップは初めてのテレビ放映でのベスト4入りを果たし、両者とも栄冠まであと一歩の接戦で敗退した。
カレンはウィットロックでの対戦でマッチとなる1本のダブルをミス、一方ホップはドルトムントの5,000人を超える観客の声援を受け、ウェードに対し3本のマッチとなるダブルチャンスを逃していた。
ワールドチャンピオンのロブ・クロスは準々決勝を8-10で敗退、一方ダレン・ウェブスターは準々決勝でホップに5-4まで優位だったものの、ホップが6レッグを連取、5-10で敗退した。
プライスはウェードとの準々決勝最終レッグで痛恨の3本のマッチとなるダブルをミス、一方、現チャンピオンのマイケル・バン・ガーウェンを二回戦で倒したウェストはウィットロックに夢を絶たれた。
ウェードは100,000ポンドの優勝賞金獲得でPDC賞金ランキング6位まで上昇、また来月ウォルバーハンプトンで開催されるbwinグランドスラムオブダーツ出場権を得た。
秋のテレビ放映でのメジャートーナメントは来週も続き、11月2日~4日にウィーン、シュベチャットでbwinワールドシリーズオブダーツ、ファイナルズが開催される。
試合の模様はITV4とPDCの全世界放映網でライブ放映される。