<メジャー>グランドスラムオブダーツ第2日
MVG、クレイトンに敗れる
https://www.pdc.tv/news/2018/…
ジョニー・クレイトンがbwinグランドスラムオブダーツ史上最高の試合の一つとなる試合で3年連続チャンピオンのマイケル・バン・ガーウェンに5-4で勝利した。このウォルバーハンプトンでの記念すべき日曜に3プレーヤーがグループステージ突破を決めた。
バン・ガーウェンのアベレージは107.92に達したにもかかわらず、記録を塗り替えそうな高レベルの試合でクレイトンはこのオランダ人の3本のマッチとなるダーツミスを突き歴史に残る試合に終止符を打った。現チャンピオンのグランドスラム連勝記録は21で止まった。
クレイトンはグループAのトップに立ち、一方ロブ・クロス、ジェームス・ウェード、ギャリー・アンダーソンがこの日ノックアウトステージへの進出を決めた。アルダーズリーレジャービレッジでは10プレーヤーが100越えのアベレージを出していた。
「この試合を乗り越えて震えが止まらない。この試合に勝てて凄く嬉しい。」とクレイトン。彼は初戦でジョー・マーナンも倒していた。
「マイケルは凄いプレーヤーだけど僕は自分のプレーに集中し、これに勝ったことでとても自信がついた。」
この450,000ポンドのイベント第2日目も全32プレーヤーが出場、土曜の勝者同士、敗者同士がぶつかりあった。
グループAの他の試合ではデビューとなるギャリー・ロブソンが素晴らしい反撃で1-4ダウンから2本のマッチとなるダーツをかいくぐり5-4でマーナンに勝利していた。
UKオープンとワールドマッチプレーのチャンピオン、アンダーソンはマスタークラスのダーツでアベレージ112.54に達した。これはグランドスラム史上4番目の高いアベレージとなり、イアン・ホワイトを5-1で一掃した。
アンダーソンはこの試合7個の180得点を出していたがその2つをオープニングレッグで繰り出し、9ダーツは逸したものの、パワーで2勝目をあげた。
「僕は9ダーツはしないように考えていた。もしやればその後悪くなってしまうのが判ってるからね。」とアンダーソン、彼はウォルバーハンプトンの元準優勝者だ。
「イアンは素晴らしいプレーヤーで僕の親友だ。こういうトッププレーヤーにはベストを尽くさなきゃいけない。」
グループDの他の試合ではドイツ人のBDO代表、マイケル・ウンターブシュナーがスティーブ・ハインに5-2で勝利、ベスト16進出へ大きな一歩を進めた。このコベントリーのプレーヤーの進出の目はなくなった。
ワールドチャンピオンのクロスはワールドチャンピオンシップ準々決勝の再現となるワールドユースチャンピオンのディミトリ・バン・デン・バーグと対戦、バン・デン・バーグのマッチとなるダーツを生き残り5-4で勝利しベスト16入りへ一番乗りした。
クロスはダブルをたった2本外したのみで2-3で若手ベルギー人を追いかけ、最終レッグまでもつれ込み、バン・デン・バーグがインブルのマッチとなるダーツをミスすると、3本目の8ダブルであがり勝利を決めた。
「2試合でベスト16入りが決められていい感じだ。ディミトリと対戦するには本当にいいプレーをしなければならなかった。彼は会場内外でも超一流だ。」とクロス。
「ここ2,3か月はプレッシャーを感じて来たけどここから年末にかけていいプレーが出来れば帳消しだ。」
その他グループHではライアン・サールはBDO No.2のマーク・マクギーニに5-4で破れ、進出の夢が途絶えた。
ヨーロピアンチャンピオンでワールドシリーズオブダーツ、ファイナルズ優勝のウェードはグループCでキーガン・ブラウンに5-3で勝利、テレビ放映での連勝を12試合に伸ばした。
ウェードは3つの100越えチェックアウトなどでアベレージ104.7に達した。最後の決めも101チェックアウトだった。負けたブラウンもアベレージは102.1に達しており、格別の高レベルの試合となった。
「2試合で通過出来たのはうれしいけど、まだトーナメントはスタートしたばかりだよ。」とウェード。
「僕はどんな機会もとらえるし僕の経験が乗り越えさせてくれる。今は優勝癖を続けていたい。」
その他試合では3度のベスト8入り経験者、マーク・ウェブスターがBDOのオランダ人、ウェスリー・ハームズに5-3で敗退しグループ戦落ちした。
グループEでは2017年準優勝のピーター・ライトもドイツのNo.1、マックス・ホップに5-2で勝って2試合で2勝した。ジョシュ・ペインはBDO No.3のジム・ウィリアムズに5-2で勝利し1勝をあげた。
ステファン・バンティングも火を噴きアベレージ104.36、高レベルのグループGでメンサー・スルホビックに5-3で勝利した。元レイクサイドチャンピオン、スコット・ミッチェルはドイツの若手マーティン・シンドラーに5-1で勝利、ベスト16進出の夢をつないだ。
ウェールズのガーウィン・プライスは7個の180得点などでレイクサイドチャンピオン、グレン・デュランを5-4で退けグループFの戦いの主導権を取った。一方、ヨーロピアンチャンピオンシップ準優勝のサイモン・ウィットロックは素晴らしいダブル精度の違いを見せつけアンドリュー・ギルディングに5-2で勝利した。
元チャンピオンのレイモンド・バン・バーナベルトはアダム・スミス・ニールの4本のマッチとなるダーツミスを生き残った。グループBの第二試合ではプレミアリーグ準優勝のマイケル・スミスが最終レッグをトップクラスの13ダーツで切り抜け、クリストフ・ラタイスキーを5-4で退けた。
グループ試合の最終戦は月曜と火曜に開催、グループの上位2名がベスト16入りする。
このトーナメントはスカイスポーツとPDCの全世界放映網でライブ放映されている。
2018年bwinグランドスラムオブダーツ
ウォルバーハンプトン、アルダーズリーレジャービレッジ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
(勝敗表は2017年/2018年)
11月11日(日)午後セッション
<グループステージ第3&4試合結果>
(H) マーク・マクギーニー(BDO)<92.93> 5-3 ライアン・サール(66)<83.56>
(E) ジョシュ・ペイン(52)<90.2> 5-2 ジム・ウィリアムズ(BDO)<9191>
(G) スコット・ミッチェル(BDO)<104.58> 5-1 マーティン・シンドラー(48)<94.81>
(F) サイモン・ウィットロック(8)<94.11> 5-2 アンドリューギルディング(62)<89.56>
(G) ステファン・バンティング(21)<104.38> 5-3 メンサー・スルホビック(7)<101.94>
(H) ロブ・クロス(3)<98.08> 5-4 ディミトリ・バン・デン・バーグ(37)<100.11>
(F) ガーウィン・プライス(11)<101.6> 5-4 グレン・デュラン(BDO)<97.02>
(E) ピーター・ライト(2)<98.46> 5-2 マックス・ホップ(33)<95.76>
11月11日(日)夕刻セッション
<グループステージ第3&4試合結果>
(D) マイケル・ウンターブシュナー(BDO)<97.09> 5-2 スティーブ・ハイン(89)<89.86>
(A) ギャリー・ロブソン(BDO)<88.53> 5-4 ジョー・マーナン(71)<89.57>
(C) ウェスリー・ハームズ(BDO)<88.91> 5-3 マーク・ウェブスター(42)<91.23>
(B) レイモンド・バン・バーナベルト(14)<88.72> 5-4 アダム・スミス・ニール(BDO)<84.76>
(C) ジェームス・ウェード(6)<104.71> 5-3 キーガン・ブラウン(41)<102.06>
(B) マイケル・スミス(9)<97.26> 5-4 クリストフ・ラタイスキー(60)<99.4>
(A) ジョニー・クレイトン(17)<103.6> 5-4 マイケル・バン・ガーウェン(1)<107.92>
(D) ギャリー・アンダーソン(4)<112.54> 5-1 イアン・ホワイト(12)<86.63>
(各グループ勝敗状況)
<グループA>
1.〇〇ー(+4) ジョニー・クレイトン(17)
2.〇×ー(+3) マイケル・バン・ガーウェン(1)
3.×〇ー(-3)ギャリー・ロブソン(BDO)
4.××ー(-4)ジョー・マーナン(71)
<グループB>
1.〇〇ー(+3)マイケル・スミス(9)
2.〇×ー(+1)クリストフ・ラタイスキー(60)
3.×〇ー(-1)レイモンド・バン・バーナベルト(14)
4.××ー(-3)アダム・スミス・ニール(BDO)
<グループC>
1.〇〇ー(+7)ジェームス・ウェード(6)
2.〇×ー(-1)キーガン・ブラウン(41)
3.×〇ー(-3)ウェスリー・ハームズ(BDO)
4.××ー(-3)マーク・ウェブスター(42)
<グループD>
1.〇〇ー(+7)ギャリー・アンダーソン(4)
2.〇×ー(±0)イアン・ホワイト(12)
3.×〇ー(±0)マイケル・ウンターブシュナー(BDO)
4.××ー(-7)スティーブ・ハイン(89)
<グループE>
1.〇〇ー(+4) ピーター・ライト(2)
2.×〇ー(+1) ジョシュ・ペイン(52)
3.〇×ー(-1) マックス・ホップ(33)
4.××ー(-4) ジム・ウィリアムズ(BDO)
<グループF>
1.〇〇ー(+4) ガーウィン・プライス(11)
2.〇×ー(+3) グレン・デュラン(BDO)
3.×〇ー(-1) サイモン・ウィットロック(8)
4.××ー(-6) アンドリュー・ギルディング(62)
<グループG>
1.〇〇ー(+4) ステファン・バンティング(21)
2.〇×ー(+1) メンサー・スルホビック(7)
3.×〇ー(+1) スコット・ミッチェル(BDO)
4.××ー(-6) マーティン・シンドラー(48)
<グループH>
1.〇〇ー(+4) ロブ・クロス(3)
2.〇×ー(+1) ディミトリ・バン・デン・バーグ(37)
3.×〇ー(-1) マーク・マクギーニー(BDO)
4.××ー(-4) ライアン・サール(66)
11月12日(月)夕刻セッション
<グループステージ第5&6試合組合せ>
(H) ロブ・クロス(3) vs ライアン・サール(66)
(-/ー)
(F) アンドリューギルディング(62) vs グレン・デュラン(BDO)
(-/ー)
(F) サイモン・ウィットロック(8) vs ガーウィン・プライス(11)
(〇〇/〇●●)
(G) メンサー・スルホビック(7) vs マーティン・シンドラー(48)
(-/●●)
(G) ステファン・バンティング(21) vs スコット・ミッチェル(BDO)
(-/ー)
(E) マックス・ホップ(33) vs ジム・ウィリアムズ(BDO)
(-/ー)
11月13日(火)夕刻セッション
<グループステージ第5&6試合組合せ>
(C) ジェームス・ウェード(6) vs マーク・ウェブスター(42)
(●/〇)
(D) ギャリー・アンダーソン(4) vs スティーブ・ハイン(89)
(-/〇)
(D) イアン・ホワイト(12) vs マイケル・ウンターブシュナー(BDO)
(-/ー)
(C) キーガン・ブラウン(41) vs ウェスリー・ハームズ(BDO)
(-/ー)
(A) マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ジョー・マーナン(71)
(〇〇/ー)
(A) ジョニー・クレイトン(17) vs ギャリー・ロブソン(BDO)
(-/ー)
(B) クリストフ・ラタイスキー(60) vs アダム・スミス・ニール(BDO)
(-/ー)
(B) マイケル・スミス(9) vs レイモンド・バン・バーナベルト(14)
(●/〇)
11月14日(水)夕刻セッション
二回戦 x 4試合
11月15日(木)夕刻セッション
二回戦 x 4試合
11月16日(金)夕刻セッション
準々決勝 x 2試合
11月17日(土)夕刻セッション
準々決勝 x 2試合
11月18日(日)午後セッション
準決勝
11月18日(日)夕刻セッション
決勝
フォーマット:
グループステージ=ベストオブ9レッグズ
二回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ31レッグズ
準決勝=ベストオブ31レッグズ
決勝=ベストオブ31レッグズ
賞金:
優勝=110,000ポンド
準優勝=55,000ポンド
ベスト4=28,500ポンド
ベスト8=16,000ポンド
ベスト16=10,000ポンド
グループトップボーナス=2,500ポンド
グループ3位=5,000ポンド
グループ4位=3,000ポンド
総額=450,000ポンド
9ダーツ=25,000ポンド