<メジャー>グランドスラムオブダーツ第6日
MVG、スミスとの歴史的死闘を制覇
https://www.pdc.tv/news/2018/…
マイケル・バン・ガーウェンが木曜、ウォルバーハンプトンで開催のbwinグランドスラムオブダーツで歴代最高レベルの好試合によりマイケル・スミスを10-8で下した。
現チャンピオン、バン・ガーウェンは新記録となる4年連続優勝を目指しているが、アベレージ108.32という素晴らしいダーツで準々決勝進出を決めた。この日グループA~Dを通過した8プレーヤーがアルダーズリーレジャービレッジのステージへ出場した。
このプレミアリーグ決勝の再現となった試合では元グランドスラムベスト4のスミスは序盤をリード、しかしバン・ガーウェンは信じられない11個の180得点などから5-4と逆転した。
この世界No.1は9-8リードとし、スミスが160チェックアウトの20ダブルをミスするとバン・ガーウェンがきっちり決めベスト8入り、ベスト8ではグループAでの再現となるジョニー・クレイトンと対戦する。
「信じられないプレーヤーとの信じられない試合だった。彼も凄いダーツをしてたけど、僕も大事なところで大事なショットができた。」とバン・ガーウェン。
「僕はいいプレーが出来てたけど途中、彼の先攻をブレークできないかもと考えた。でもこんな素晴らしい観客の前でこんなプレーが出来て凄く嬉しい。これが僕がダーツを続けている理由だ。」
「この調子をトーナメント最後まで続けて優勝したい。」
クレイトンは驚きのパーフォーマンスを展開しポーランドのクリストフ・ラタイスキーを10-3で掃き捨てた。
ウェールズのクレイトンはグループステージで劇的な場面を演出、バン・ガーウェンのこのトーナメント連勝記録を21試合で終焉させており、その絶好調をアベレージ103.65と続けていた。
「僕にとってとても貴重な勝利だ、このトーナメントのどんな瞬間も大好きだ。」とクレイトン。
「グループステージ後の全てがボーナスだ、僕は前を向いてしっかりやるだけで、とてもいいプレーが出来ていることが有難い。この状況がうれしい。」
マイケル・ウンターブシュナーがヨーロピアンチャンピオンのジェームス・ウェードをひっくり返し、今年最大の衝撃を与えた。
ドイツ人のBDO代表、ウンターブシュナーは10-6で勝利しベスト8入り、ウェードの3連続テレビ放映タイトル獲得の夢を潰えてギャリー・アンダーソンとの対戦へ向かった。
ウェードはテレビ放映試合の14試合連勝を目指したが、ウンターブシュナーがウェードのダブルミスを突き記憶に残る勝利でオッズをびっくりさせた。
「こんな凄いステージで超有名なプレーヤー、ジェームス・ウェードに勝てるなんてびっくりだ。」とウンターブシュナー。
「僕は明日朝の帰国便を予約していた。勝てるなんて思っていなかったからね。でも滞在を延長しても構わない。できれば月曜までね。」
元準優勝のアンダーソンはウォルバーハンプトンでの初優勝を目指し続けた。彼はオランダ人のBDO代表、ウェスリー・ハームズに容赦なく10-2で勝利した。
ワールドマッチプレーとUKオープンのチャンピオン、アンダーソンははじめの休憩まで接戦で3-2とリードしたが、その後6個の180得点などでレイクサイドチャンピオンシップベスト4を吹き飛ばした。
ノックアウトステージは金曜に準々決勝2試合を開催、9ダーツ達成のディミトリ・バン・デン・バーグがメンサー・スルホビックと、サイモン・ウィットロックがガーウィン・プライスと対戦する。
このトーナメントはスカイスポーツとPDC全世界放映網でライブ放映される。
2018年bwinグランドスラムオブダーツ
ウォルバーハンプトン、アルダーズリーレジャービレッジ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
(勝敗表は2017年/2018年)
11月15日(木)夕刻セッション
<二回戦2/2結果>
ジョニー・クレイトン(17)<103.65> 10-3 クリストフ・ラタイスキー(60)<94.08>
マイケル・ウンターブシュナー(BDO)<93.57> 10-6 ジェームス・ウェード(6)<93.76>
ギャリー・アンダーソン(4)<101.22> 10-2 ウェスリー・ハームズ(BDO)<87.97>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<108.32> 10-8 マイケル・スミス(9)<100.69>
11月16日(金)夕刻セッション
<準々決勝1/2組合せ>
ディミトリ・バン・デン・バーグ(37) vs メンサー・スルホビック(7)
(-/〇●)
サイモン・ウィットロック(8) vs ガーウィン・プライス(11)
(〇〇/〇●●〇)
11月17日(土)夕刻セッション
<準々決勝2/2組合せ>
マイケル・ウンターブシュナー(BDO) vs ギャリー・アンダーソン(4)
(-/ー)
ジョニー・クレイトン(17) vs マイケル・バン・ガーウェン(1)
(●/〇●●〇)
11月18日(日)午後セッション
<準決勝組合せ>
クレイトン/バン・ガーウェン vs ウンターブシュナー/アンダーソン
ウィットロック/プライス vs バン・デン・バーグ/スルホビック
11月18日(日)夕刻セッション
決勝
フォーマット:
グループステージ=ベストオブ9レッグズ
二回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ31レッグズ
準決勝=ベストオブ31レッグズ
決勝=ベストオブ31レッグズ
賞金:
優勝=110,000ポンド
準優勝=55,000ポンド
ベスト4=28,500ポンド
ベスト8=16,000ポンド
ベスト16=10,000ポンド
グループトップボーナス=2,500ポンド
グループ3位=5,000ポンド
グループ4位=3,000ポンド
総額=450,000ポンド
9ダーツ=25,000ポンド