<メジャー>グランドスラムオブダーツ第8日
MVG、アンダーソンが勝ち明日の準決勝で対決
https://www.pdc.tv/news/2018/…
マイケル・バン・ガーウェンとギャリー・アンダーソンがウォルバーハンプトンで輝くディスプレーにより準決勝進出を決め、日曜に垂涎のbwinグランドスラムオブダーツ準決勝の対戦となる。
現チャンピオン、バン・ガーウェンはグループステージでの敗戦をリベンジ、ウェールズ人のジョニー・クレイトンを素晴らしい16-12で下し、新記録の4年連続タイトル獲得に居残った。
クレイトンは先週日曜の対戦で5-3で勝利しており、第22レッグまでは互角に戦っていたが、そこからバン・ガーウェンが勝利に向け力を発揮した。
オープニングから両者は14ダーツで取り、さらに序盤の両者あわせて3つの12ダーツなど高レベルのやりとりの中、クレイトンは142チェックアウトから2-1、4-3とリードした。
バン・ガーウェンは第3レッグを124チェックアウトでレベルへ戻すと、90フィニッシュ、107チェックアウトなどで8-6リードとした。
クレイトンも連続13ダーツで差を縮め、さらに第20レッグは110チェックアウトと現チャンピオンを追い続け11オールに漕ぎつけた。
しかしバン・ガーウェンはここから92フィニッシュ、94フィニッシュで2連続11ダーツ、さらに66チェックアウトなどで4レッグを連取しライバルを振り落として15-11で勝利まであと1レッグとした。
クレイトンはバン・ガーウェンの8本のダブルミスを突き1レッグを返して生き残りを計ったが、自身も第28レッグで5本のダブルをミス、バン・ガーウェンが66をあがって勝利を決めた。
「大事なところで大事なショットが出来たと思う。」とバン・ガーウェン。「序盤は両者とも凄かった、両者プレッシャーを掛け合っていた。」
「結果勝てたので本当に嬉しい。いくつかのレッグでリードできあれが自信になった。」
「得点力もダブルも前の試合より落ちていたので次は良くしなければいけない。ベストな試合ではなかったけどそれでもアベレージは101だし勝利したのは嬉しい。」
「ジョニーはこのトーナメントでとても大きく成長した。グループでは僕を倒したし今日も本当にいい試合をしてきた。」
アンダーソンとの準決勝に向けて、バン・ガーウェンは、「この試合は今回のトーナメント一番の試合だとみんなが思っている。」
「僕とギャリーは世界のベスト2プレーヤーで、偉大な戦いをやるつもりだ。」
「この試合の勝者はこのトーナメント優勝の大きなチャンスを得ることになる。両方ともどう狙いをつけるか判っている。」
「僕は初めての4年連続優勝の名誉がかかっているけど、全ては明日次第だ。」
一方、アンダーソンは力づくで12年間で6度目の準決勝進出を決めた。彼はマイケル・ウンターブシュナーに16-6で勝利、ウォルバーハンプトンでの彼の素晴らしい1週間を続けた。
このスコットランド人は準々決勝まで6レッグしか落としておらず、このドイツの新人に対しても同様に君臨した。
BDO代表のウンターブシュナーは序盤にいいダーツで14ダーツなどで2-0とリードしたがアンダーソンも目の覚める152チェックアウトなどから7レッグを連取した。
ウンターブシュナーも13ダーツ、12ダーツで返し、アンダーソンが101チェックアウト、68フィニッシュで12-4とすると、このドイツのエースは素晴らしい160チェックアウトを見せていた。
ウンターブシュナーは13ダーツで試合に生き残りをかけ14-6と食い下がったが、アンダーソンは100チェックアウトで君臨を続け、最後は1ダブル、アベレージは100.48に達した。
この勝利で2011年準優勝のアンダーソンは6度目の準決勝進出となり、今年5つ目のテレビ放映でのタイトルを目指すこととなった。
「難しい試合だった半面容易な試合でもあった。」とアンダーソン。「いいリードが取れたけどこれがいつもは難しい。僕もいくつかいいダーツも出来たので勝利することができた。」
「マイケルはここ3試合では彼のベストが出ていない。ジェームス・ウェードにはとてつもなく強かったけど今夜はところどころ陰が見えた。今夜はそれほどじゃなかったけど今週は全般いい調子のようだ。」
準決勝、決勝はこの日曜にアルダーズリーレジャービレッジで開催されアンダーソンは110,000ポンドの優勝賞金を狙っている。
「このイベントには優勝したい、このトーナメントは僕の心に響くものがある。」と2度のワールドチャンピオン。「これは僕が一番好きなトーナメントだというのは一杯書かれている。この新しいベニューも素敵だ。」
「これに勝ちたいのはもう既にここで12年も戦っているからだ。明日どうなるか見てみよう。」
日曜の準決勝は第6シードのメンサー・スルホビック対ウェールズのガーウィン・プライス戦で始まり、両者とも初めての決勝進出を賭ける。
バン・ガーウェン対アンダーソン戦は午後セッションでの準決勝第2試合で、夕刻セッションで決勝が行われ完結する。
このトーナメントはスカイスポーツとPDC全世界放映網でライブ放映される。
2018年bwinグランドスラムオブダーツ
ウォルバーハンプトン、アルダーズリーレジャービレッジ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
(勝敗表は2017年/2018年)
11月17日(土)夕刻セッション
<準々決勝2/2結果>
ギャリー・アンダーソン(4)<100.48> 16-6 マイケル・ウンターブシュナー(BDO)<88.52>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<101.65> 16-12 ジョニー・クレイトン(17)<95.88>
11月18日(日)午後セッション
<準決勝組合せ>
ガーウィン・プライス(11) vs メンサー・スルホビック(7)
(〇〇〇〇●/●〇)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ギャリー・アンダーソン(4)
(〇〇△〇●〇〇〇●〇/〇〇〇●〇)
11月18日(日)夕刻セッション
決勝
プライス/スルホビック vs バン・ガーウェン/アンダーソン
**想定**
MVG vs プライス
(〇〇〇/〇〇〇)
MVG vs スルホビック
(〇〇●/〇)
アンダーソン vs プライス
(〇/〇〇)
アンダーソン vs スルホビック
(〇●●●〇/〇〇〇)
フォーマット:
グループステージ=ベストオブ9レッグズ
二回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ31レッグズ
準決勝=ベストオブ31レッグズ
決勝=ベストオブ31レッグズ
賞金:
優勝=110,000ポンド
準優勝=55,000ポンド
ベスト4=28,500ポンド
ベスト8=16,000ポンド
ベスト16=10,000ポンド
グループトップボーナス=2,500ポンド
グループ3位=5,000ポンド
グループ4位=3,000ポンド
総額=450,000ポンド
9ダーツ=25,000ポンド