<メジャー>プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズ第2日
BDOで比類ない強さを見せたバンティング、いよいよ彼の時代到来?
https://www.pdc.tv/news/2018/…
ステファン・バンティングが土曜、マインヘッドでの優勝を意識した戦いの中、ピーター・ライトを素晴らしい10-9で下し初めてLadbrokesプレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズ準々決勝へ進んだ。
サマーセット州、バトリンズマインヘッドリゾートでのこの460,000ポンドイベントの第2日は8プレーヤーが二回戦、三回戦を通過し最終日へ勝ち進んだ。バンティングの素晴らしいディスプレーがヘッドラインを飾った。
バンティングは二回戦ではラトビアのメーダーズ・ラズマの勇敢な反撃をかわし、三回戦では2015年UKオープンで0-10という屈辱を味わったライトに対し素晴らしいフィニッシュのディスプレーでリベンジを果たした。
「世界屈指のプレーヤーに勝てて本当にうれしい。彼は僕に対し凄い対戦成績を持っている。」とバンティング。彼は次に日曜午後の準々決勝でダニー・ノッパートと対戦する。
「この午後はとても緊張したけど夕刻は落ち着き、時々は震えたけど集中できた。」
「今僕の経歴の中で一番いい調子でプレー出来てると思う。」
「ここ2~3年はだた人数合せのためにここに出場するだけと感じていたけど、今年は優勝のために来ている感じだ。」
ノッパートはマービン・キングとクリストフ・ラタイスキーに順調な勝利をおさめ、デビュー戦の勝利街道を続けた。
このオランダ人はPDCサーキットに今年から参戦したばかりであり、元準優勝のキングのマッチとなるダーツを生き残り最終レッグまでの接戦で勝利した。
彼はその調子を続けラタイスキーにも10-4で勝利した。ラタイスキーは記憶に鮮明なガーウィン・プライスへの勝利や二回戦ではエイドリアン・ルイスをも倒していた。
現チャンピオン、マイケル・バン・ガーウェンは容赦ない強さを見せ、アベレージも106、104.06と並べてキーガン・ブラウンとステファン・バートンを倒して6年で4度目のタイトルに向け順調に勝ち残った。
この世界No.1はオープニングからの5レッグをブラウンに1本もダブルを打たせず連取し6-1でブラウンを吹き飛ばした。続いてビッグステージデビューとなったバートンを10-4で排除した。
「ここまでのフォームに文句のつけようがない。得点力も回復しいいプレーが出来ている。」とバン・ガーウェン。彼は次にスティーブ・レノンと対戦する。
「自信に溢れているし僕のフォームは強力だ。明日もこれが続くことを祈る。このタイトルをまた優勝したいけど、それぞれの試合に集中しなければいけない。」
新進気鋭のアイルランドのスター、レノンは0-5ダウンからの反撃でドイツからのデビューとなったガブリエル・クレメンズに10-7で勝利し初めての準々決勝進出を決めた。
ダッチダーツマスターズ準優勝のレノンはクリスト・レイズのマッチとなるダーツを生き残り6-5で勝利していた。彼は25歳の誕生日となる日曜午後、世界No.1とビッグステージで対戦する。
元チャンピオンのギャリー・アンダーソンは2018年での5個目のテレビ放映タイトル獲得に向け攻撃を続けた。彼は2試合とも100越えのアベレージでサイモン・ウィットロックとジョー・カレンを退けた。
ワールドマッチプレーとUKオープンのチャンピオンは二回戦では160チェックアウトや5個の180得点などで試合の主導権を握ったままオーストラリアのサイモン・ウィットロックを6-1で下し、三回戦ではジョー・カレンには序盤から8レッグ連取での10-2で勝利、3試合で5レッグを落としたのみだった。
「僕は随分先行しジョーも少し抵抗を見せていた。僕が殆ど支配していた。」とアンダーソン。彼は次にジョニー・クレイトンと対戦する。
「全くプレッシャーを感じていないしトーナメントには何が欲しいかを考えず出場している。今のところそれがうまく回っている。」
昨年準優勝のクレイトンはマイケル・スミスとリッキー・エバンスに勝ち、2年連続での最終日出場を決めた
ウェールズNo.2のクレイトンは二回戦ではスミスと最終レッグに及ぶ接戦を征し、エバンスには10-5で勝利した。
クリス・ドービーは世界No.9のジェームス・ウェードと世界No.11のデーブ・チズナルに勝利し、自身2度目となるテレビ放映での準々決勝進出を決めた。
ドービーはウェードの4本のマッチとなるダーツを生き残り劇的な10-9での勝利、その前のチズナル戦では後半6レッグのうち5レッグを取って6-3で勝利した。
「たぶん僕自身の経歴で最大の勝利の一つだ。三回戦では僕の持てる力を存分に見せつけた。僕の今までの中で一番の組み立てだった。」とドービー。彼は次にダリル・ガーニーと対戦する。
「後半に集中すればするほど気分良くなっていった。勝てて本当に嬉しい。」
世界No.5のガーニーは火花散る素晴らしいディスプレーで9個の180得点、アベレージ102.07で同じ北アイルランドのワールドカップパートナー、ブレンダン・ドランに10-6で勝利した。
この日早々、元ベスト4のガーニーはライアン・サールの2本のマッチとなるダーツを生き残って劇的な最終レッグでの勝利をものにしていた。
最終日は試合はメインステージのみとなりITV4でライブ放送、午後セッションで準々決勝、夕刻セッションで準決勝と決勝が行われ、決勝前にPDC Unicornワールドユースチャンピオンシップ決勝が行われる。
2018年プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズ
バトリンズ、マインヘッドリゾート
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
(勝敗表は 2017年/2018年)
11月24日(土)午後セッション
<二回戦結果>ベスト32
(メインステージ)
ダリル・ガーニー(5)<96.92> 6-5 ライアン・サール(63)<93.63>
ジェームス・ウェード(9)<98.59> 6-4 ナーザン・アスピナル(79)<96.02>
クリス・ドービー(38)<93.59> 6-3 デーブ・チズナル(11)<92.82>
スティーブ・レノン(39)<79.34> 6-5 クリスト・レイズ(31)<81.19>
ギャリー・アンダーソン(4)<105.53> 6-1 サイモン・ウィットロック(8)<97.4>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<106> 6-1 キーガン・ブラウン(40)<89.34>
ピーター・ライト(2)<93.17> 6-2 マックス・ホップ(32)<90.08>
(第2ステージ)
ステファン・バンティング(19)<84> 6-4 メーダーズ・ラズマ(80)<82.59>
ガブリエル・クレメンズ(72)<99.34> 6-5 ジェームス・ウィルソン(26)<91.61>
リッキー・エバンス(44)<99.69> 6-2 ジェフリー・デ・ズワーン(48)<96.75>
ステファン・バートン(94)<94.94> 6-3 ダレン・ウェブスター(13)<93.93>
ブレンダン・ドラン(45)<86.51> 6-3 イアン・ホワイト(12)<85.59>
ダニー・ノッパート(57)<91.84> 6-5 マービン・キング(20)<91.67>
ジョニー・クレイトン(17)<85.35> 6-5 マイケル・スミス(10)<93.92>
ジョー・カレン(14)<95.13> 6-4 スティーブ・ビートン(21)<94.92>
クリストフ・ラタイスキー(54)<93.62> 6-3 エイドリアン・ルイス(16)<92.74>
11月24日(土)夕刻セッション
<三回戦結果>ベスト16
ダリル・ガーニー(5)<101.79> 10-6 ブレンダン・ドラン(45)<94.39>
クリス・ドービー(38)<87.34> 10-9 ジェームス・ウェード(9)<89>
ダニー・ノッパート(57)<92.33> 10-4 クリストフ・ラタイスキー(54)<92.8>
ステファン・バンティング(19)<98.25> 10-9 ピーター・ライト(2)<98.35>
ギャリー・アンダーソン(4)<100.58> 10-2 ジョー・カレン(14)<91.78>
ジョニー・クレイトン(17)<89.62> 10-5 リッキー・エバンス(44)<90.08>
スティーブ・レノン(39)<92.35> 10-7 ガブリエル・クレメンズ(72)<90.44>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<104.06> 10-4 ステファン・バートン(94)<93.65>
11月25日(日)午後セッション
<準々決勝組合せ>ベスト8
ダリル・ガーニー(5)クリス・ドービー(38)
(〇/ー)
ダニー・ノッパート(57)ステファン・バンティング(19)
(ー/●)
ギャリー・アンダーソン(4)ジョニー・クレイトン(17)
(〇/ー)
スティーブ・レノン(39)マイケル・バン・ガーウェン(1)
(●/●●●●)
11月25日(日)夕刻セッション
<準決勝組合せ>
ガーニー/ドービー vs ノッパート/バンティング
アンダーソン/クレイトン vs レノン/バン・ガーウェン
<ワールドユースチャンピオンシップ決勝組合せ>
マーティン・シンドラー vs ディミトリ・バン・デン・バーグ
:ベストオブ11レッグズ
<決勝>
賞金:
優勝=100,000ポンド
準優勝=40,000ポンド
ベスト4=23,000ポンド
ベスト8=12,500ポンド
二回戦敗退=8,000ポンド
ベスト32敗退=5,000ポンド
一回戦敗退=2,500ポンド
9ダーツ達成=5,000ポンド
フォーマット:
一回戦=ベストオブ11レッグズ
二回戦=ベストオブ11レッグズ
三回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝=ベストオブ21レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ