<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第2日(一回戦、二回戦)
ノッパート強し、ロイデンラムは1レッグのみで沈没
https://www.pdc.tv/news/2018/…
William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング、予選通過先)
12月14日(金)午後セッション、ロンドン時間12:30
(日本時間14日21:30)
<一回戦結果>
マイケル・バーナード(80)<88.08> 3-2 ホセ・デ・ソーサ(南西欧州)<87.83>
アラン・タバーン(91)<91.12> 3-2 レイモンド・スミス(豪州)<86.14>
ケビン・バーネス(144)<88.55> 3-0 ポール・ニコルソン(64)
<二回戦結果>
ジェイミー・ルイス(28)<92.32> 3-2 コーディ・ハリス(146)<92.52>
12月14日(金)夕刻セッション、ロンドン時間19:00
(日本時間15日04:00)
<一回戦結果>
ダニー・ノッパート(47)<96.19> 3-0 ロイデン・ラム(176)(PDCアジア)<85.72>
テッド・エベッツ(117)(デベロプメント優勝)<92.97> 3-0 サイモン・スティーブンソン(84)<93.96>
クリス・ドービー(36)<92.56> 3-0 ボリス・コルツォフ(160)<79.19>(ロシア)
<二回戦結果>
ギャリー・アンダーソン(4)<94.92> 3-1 ケビン・バーネス(144)<92.35>
12月15日(土)午後セッション、ロンドン時間12:30
(日本時間15日21:30)
<一回戦組合せ>
リチャード・ノース(39)(プロツアー11) vs ロバート・マリアノビック(95)(独)
ミッキー・マンセル(63)(プロツアー13) vs ジム・ロング(CDCカナダ)
ジョシュ・ペイン(53)(プロツアー8) vs ジェフ・スミス(205)(北アメリカ)
<二回戦組合せ>
マックス・ホップ(32) vs ダニー・ノッパート(47)
12月15日(土)夕刻セッション、ロンドン時間19:00
(日本時間16日04:00)
<一回戦組合せ>
トニー・アルシナス(55)(プロツアー22) vs クレイグ・ロス(ニュージーランド)
ライアン・サール(61)(プロツアー31) vs ステファン・バートン(80)(PDC予選)
キーガン・ブラウン(40)(プロツアー12) vs カレル・セドラセク(176)(東欧州)
<二回戦組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs アラン・タバーン(91)
フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(3セット先取)
二回戦=ベストオブ5セット(3セット先取)
三回戦=ベストオブ7セット(4セット先取)
四回戦=ベストオブ7セット(4セット先取)
準々決勝=ベストオブ9セット(5セット先取)
準決勝=ベストオブ11セット(6セット先取)
決勝=ベストオブ13セット(7セット先取)
※二回戦以降はタイブレーク適用、最終レッグは2レッグ差とする。
最終レッグの第11レッグはサドンデス。
賞金:
優勝=500,000ポンド(7,250万円)
準優勝=200,000ポンド(2,900万円)
ベスト4=100,000ポンド(1,450万円)
ベスト8=50,000ポンド(725万円)
四回戦敗退=35,000ポンド(507万円)
三回戦敗退=25,000ポンド(362万円)
二回戦敗退=15,000ポンド(217万円)
一回戦敗退=7,500ポンド(108万円)
2度のWilliam Hillワールドダーツチャンピオン、ギャリー・アンダーソンが金曜、ケビン・バーネスと対戦、しっかりとしたスタートで3-1で勝利し2018/19の戦いを開始した。昨年ベスト4入りを果たしたジェイミー・ルイスもロンドン、アレキサンドラパレスで三回戦進出を決めた。
アンダーソンは7個の180得点から北アイルランドのバーネスに納得の勝利だ。バーネスもこの日早々、ポール・ニコルソンを下していた。
バーネスは12ダーツでこのスコットランド人の先攻をブレークしてスタート、しかし第1セットはアンダーソンが3-2で取った。その後第2セットはアンダーソンはインブルでの130チェックアウトなどを見せたが1-3で失った。
アンダーソンは序盤の紛糾を脱して6レッグを連取、勝利をきめた。
「ベストなパーフォーマンスじゃなかったけど通過するには十分だったかな。」とアンダーソン、彼は2018年にUKオープン、ワールドマッチプレー、チャンピオンズリーグに優勝している。
「彼はタフな相手だと判っていた、序盤にそれが見えたけど幸運にも180得点スタートでしのぐことが出来、波乱なくラインを越えることが出来た。」
バーネスの一回戦はポール・ニコルソンと対戦、5個の180得点を繰り出し4レッグを落としたのみでセットカウント3-0で勝利していた。
ルイスの二回戦はコーディ・ハリスの反撃を食い止め三回戦進出を決めた。ハリスは木曜の一回戦でマーティン・シンドラーを下していた。
このウェールズ人は12か月前ベスト4入りしており、今回も2セットをリードした。ここからハリスが反撃、2セットを引き戻したもののルイスは3レッグ連続で180得点を繰り出して最終セットをリードした。
「スタートは良く2セットをリードしてそのまま行けると思った。しかしそこから歯車がうまく回らなくなった。」とルイス。彼はこの試合9個の180得点を出していた。
「結果的に通過できてただ嬉しいだけだ。もっと安定感が欲しい。再び大躍進できない筈はない。」
オランダのダニー・ノッパートは心地よくデビュー戦を勝利で飾った。彼は香港のロイデン・ラムに9レッグを連取しあっさりと退けた。
最近プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズでベスト4入りしたノッパートはオープニングレッグを落としたのみで二回戦進出を決めた。土曜の二回戦ではマックス・ホップと対戦する。
「この試合では全くプレッシャーを感じなかった。通過できて本当に嬉しい。」とノッパート。彼は2018年にPDCプロツアーで優勝した。
「ここは狂気の雰囲気だ。ステージでは鳥肌が立ち、本当に楽しかった。これで自身もついたし全然緊張しなかった。これからの試合がとても楽しみだ。」
クリス・ドービーもロシアのボリス・コルツォフを3-0で下し二回戦進出を決めた。
2度のテレビ放映イベントでベスト8入りを果たしているドービーの初日は2レッグを落としたのみだった。
「去年よりずっとリラックスできた。」とドービー。彼は12か月前、一回戦で16度のワールドチャンピオン、フィル・テーラーに敗れていた。
「彼の生涯最後のワールドチャンピオンでベストなプレーをした経験があれば、それ以上緊張するようなことはないし今年はこの調子で行けそうだ。」
テッド・エベッツはサイモン・スティーブンソンにストレートで勝利、初めてのアレキサンドラパレスで嬉しい体験をした。
スティーブンソンは序盤の2セットで勝利できるはずのダブルをミス、エベッツにチャンスを持って行かれた。第3セットは3-1で勝利し、二回戦は2度のワールドチャンピオン、エイドリアン・ルイスと対戦する。
マイケル・バーナードは金曜、最初の勝利者となった。彼はポルトガルのホセ・デ・ソーサのマッチとなる5本のダブルミスを生き残り、サドンデスレグへ突入した。
2018年のPDC Unicornチャレンジツアー賞金ランキングトップのバーナードは序盤から2セットリードとしたが、デ・ソーサが反撃で追いつき勝てるところまで行っていた。しかしイングランド人が勝利を決めジャーメイン・ワッティメナとの二回戦へ進出した。
アラン・タバーンがオーストラリアのレイモンド・タバーンとの5セットに及ぶ乱戦を抜け出し勝利、二回戦でマイケル・バン・ガーウェンと対戦する。
タバーンは2-0とリードしたが2018年DPA賞金ランキング1位は反撃で追いついた。しかしこのセントヘレンズのエースは最終セットを3-0で決めた。
この250万ポンドのイベントは土曜も2セッションを開催、各セッションとも一回戦3試合、二回戦1試合を行う。32名のシードプレーヤーは二回戦から出場、トーナメントオッズで一番人気のマイケル・バン・ガーウェンが3度目のワールドチャンピオンタイトルを目指して戦いを開始する。