<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第8日(二回戦)
熟練のシードプレーヤーが味を見せた
https://www.pdc.tv/news/2018/…
William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング、予選通過先)
12月20日(木)午後セッション、ロンドン時間12:30
(日本時間20日21:30)
<二回戦結果>
ジャーメイン・ワッティメナ(29)<89.94> 3-0 マイケル・バーナード(80)<83.34>
アラン・ノリス(25)<92.23> 3-2 スティーブ・レノン(38)<87.89>
ルーク・ハンフリーズ(90)<95.56> 3-1 ステファン・バンティング(18)<88.21>
クリス・ドービー(36)<93.44> 3-0 スティーブ・ビートン(20)<89.27>
12月20日(木)夕刻セッション、ロンドン時間19:00
(日本時間21日04:00)
<二回戦結果>
クリスト・レイズ(31)<89.3> 3-2 ジョン・ロドリゲス(67)<85.28>(南東欧州)
マービン・キング(19)<97.76> 3-2 イアン・デッカー(43)<87.56>
エイドリアン・ルイス(16)<97.2> 3-0 テッド・エベッツ(117)<95.92>
ライアン・サール(61)<90.66> 3-1 メンサー・スルホビック(7)<90.83>
12月21日(金)午後セッション、ロンドン時間12:30
(日本時間21日21:30)
<二回戦組合せ>
ベニト・バン・デ・パス(30) vs ジム・ロング(CDCカナダ)
ジョン・ヘンダーソン(23) vs ガブリエル・クレメンズ(66)
スティーブ・ウェスト(22) vs リチャード・ノース(39)
カイル・アンダーソン(27) vs ノエル・マリクデム(PDCアジア)
12月21日(金)夕刻セッション、ロンドン時間19:00
(日本時間22日04:00)
<二回戦組合せ>
イアン・ホワイト(11) vs デボン・ピーターセン(70)
イェル・クラーセン(24) vs キーガン・ブラウン(40)
ガーウィン・プライス(6) vs ナーザン・アスピナル(73)
ジョニー・クレイトン(15) vs ディミトリ・バン・デン・バーグ(35)
<参考:三回戦組合せ、日程未定>(ベスト32)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs マックス・ホップ(32)
エイドリアン・ルイス(16) vs ダリウス・ラバノースカス(108)
ライアン・ジョイス(74) vs アラン・ノリス(25)
ジェームス・ウェード(9) vs ブラウン/クラーセン
ダリル・ガーニー(5) vs ジェイミー・ルイス(28)
デーブ・チズナル(12) vs キム・ハイブレクト(21)
ギャリー・アンダーソン(4) vs ジャーメイン・ワッティメナ(29)
ビンセント・バン・デ・ブート(37) vs クリス・ドービー(36)
ロブ・クロス(2) vs クリスト・レイズ(31)
ルーク・ハンフリーズ(90) vs バン・デン・バーグ/クレイトン
ライアン・サール(61) vs ウィリアム・オコーナー(50)
マイケル・スミス(10) vs クレメンズ/ヘンダーソン
アスピナル/プライス vs マリクデム/K.アンダーソン
ピーターセン/ホワイト vs ノース/ウェスト
トニー・アルシナス(55) vs ジム・ロング/バン・デ・パス
ブレンダン・ドラン(45) vs マービン・キング(19)
フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(3セット先取)
二回戦=ベストオブ5セット(3セット先取)
三回戦=ベストオブ7セット(4セット先取)
四回戦=ベストオブ7セット(4セット先取)
準々決勝=ベストオブ9セット(5セット先取)
準決勝=ベストオブ11セット(6セット先取)
決勝=ベストオブ13セット(7セット先取)
※二回戦以降はタイブレーク適用、最終レッグは2レッグ差とする。
最終レッグの第11レッグはサドンデス。
賞金:
優勝=500,000ポンド(7,250万円)
準優勝=200,000ポンド(2,900万円)
ベスト4=100,000ポンド(1,450万円)
ベスト8=50,000ポンド(725万円)
四回戦敗退=35,000ポンド(507万円)
三回戦敗退=25,000ポンド(362万円)
二回戦敗退=15,000ポンド(217万円)
一回戦敗退=7,500ポンド(108万円)
ライアン・サールが木曜、ロンドン、アレキサンドラパレスでメンサー・スルホビックをWilliam Hillワールドチャンピオンシップから崩れ去らせた。エイドリアン・ルイスは悠々と三回戦へ進出した。
サマーセット州の才能、サールはここまでのトーナメントで起きた衝撃の人役を担い、オーストリアのエース、スルホビックからの10個の180得点を跳ねのけて3-1で勝利した。
試合は第1セットを11ダーツなどから3-1で取り、ほぼスルホビック側に傾いたように思われた。
プロツアーで準優勝を経験しているサールは第2セットで120チェックアウトで反応しこのセットを奪うと第3セットでは3レッグ連取、セットカウントを2-1リードとした。
ワールドマッチプレー準優勝のスルホビックはプレッシャーを掛け続けたが、サールは素晴らしい118チェックアウトで記念すべき勝利をあげた。
「天にも昇る気持ちだ。」とサール。彼は三回戦でウィリアム・オコーナーと対戦する。
「メンサーの第1セットは凄かったけど僕も自分のゲームを見つけるようにしていた。トーナメントでただ騒いでいただけだけど、こんなにいいダーツができて嬉しい
「ウィリーには素晴らしい対戦成績がある。僕等は3度対戦しており僕が全部勝っていた。だからこの勝利を続けたい。」
ルイスは大事な場面で最高のダーツを見せテッド・エベッツに3-0で勝利した。
2度のワールドチャンピオンは第1セット、第2セットのそれぞれ最終レッグを14ダーツ、13ダーツで奪い、第3セットでは11ダーツなどからレッグカウント3-1で勝利した。
「素晴らしい試合を予想していた。」とルイス、彼は昨年のこのトーナメントで一回戦敗退を喫し大きな衝撃を与えていた。
「このトーナメントにはとてもプレッシャーを感じていたけど練習ではいいプレーが出来ていたし、すごくいい展開が出来る自信が出て来た。」
ルイスはベスト32でリトアニアのダリウス・ラバノースカスと対戦する。このリトアニア人は月曜にレイモンド・バン・バーナベルトを倒す衝撃を巻き起こしたが、「バーニーと対戦したかった。心底そう願っていた。」
「彼は大きな試合に出場すべきと思う。彼にはもう1,2年しかプレーする時間がなく彼が負けてしまったのは本当に残念だ。」
「といっても僕はアプローチを変えない、ダリウスとの試合も同じくらい激戦となるだろうから。」
マービン・キングはイアン・デッカーの反撃をかわしタイブレークの劇的な戦いを制した。
キングは序盤から2セットを奪い順当に勝利するものと思われたが第3セットの最終レッグをデッカーが100チェックアウト、試合のゆくえは持ち越された。
このオランダ人はセットカウントをレベルへ戻し、第5セットも2-2のタイとなった。しかしキングがここから2レッグを奪い抜け出した。
一生懸命だった。」とキング。彼は昨年アリパリのベスト64で2セットリードの試合を落としていた。
「もっと簡単に勝てなきゃいけないけど、イアンがそこここでいいダーツをした。彼は素晴らしいプレーヤーだ。」
「今日のプレーには満足だけど練習はもっと良かった。大事なことはこのハードルを越えることで、出来れば練習の成果をトーナメント後半に発揮したい。」
アラン・ノリスはスティーブ・レノンとの激戦を勝利した。この試合はサドンデスまで突入していた。
両者は4セット、4レッグまで雌雄決着がつかず、タイブレークへ突入、最後は1レッグのシュートアウトまで進んだ。
レノンは先攻を取れたがノリスが180得点から優位となり、81フィニッシュで三回戦進出を決めた。三回戦ではライアン・ジョイスと対戦する。
「決意がこの試合を勝たせてくれた。」とノリス。彼のテレビ放映トーナメント出場は2月以来だ。
「とても荒れた年を過ごしたけど練習を続け、めがねをかけ始め、復帰の感触を感じている。」
「サイモン・ウィットロックがこの眼鏡をかけてみなと勧めてくれた。その後本当に再び良く見えるようになった。凄く違うしここから変わって行ければと願っている。」
クリスト・レイズは2セットダウンからジョン・ロドリゲスを退けた。これでベスト32進出のスペイン人はピーター・ライトを破ったトニー・アルシナスに続き2人目となった。
レイズは4個の100越えフィニッシュでオーストリアの若手、ロドリゲスのダブルミスを突いた。彼は三回戦で現チャンピオン、ロブ・クロスと対戦する。
この250万ポンドトーナメント第8日はジャーメイン・ワッティメナがマイケル・バーナードにストレート勝ちし始まった。
瞬間湯沸かし器のこのオランダ人のハイライトは130チェックアウトで、彼は三回戦でギャリー・アンダーソンと対戦する。
ルーク・ハンフリーズは高レベルの素晴らしいパーフォーマンスを発揮、ステファン・バンティングを下した。一方、クリス・ドービーはスティーブ・ビートンに3-0で勝利した。
トーナメントは金曜も開催、二回戦8試合が予定されている。中にはグランドスラムオブダーツチャンピオン、ガーウィン・プライスが出場する。