<メジャー>ワールドチャンピオンシップ最終日(決勝)
帝王MVG、圧倒的強さで3度目のワールドチャンピオン
https://www.pdc.tv/news/2019/…
William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
1月1日(火)夕刻セッション、EST時間20:15
(日本時間2日05:15)
<決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<102.21> 7-3 マイケル・スミス(10)<95.29>
フォーマット:
決勝=ベストオブ13セット(7セット先取)
賞金:
優勝=500,000ポンド(7,250万円)
準優勝=200,000ポンド(2,900万円)
マイケル・バン・ガーウェンが火曜、ロンドンのアレキサンドラパレスでマイケル・スミスに7-3で勝利し、3度目のWilliam Hillワールドダーツチャンピオンシップ優勝を果たした。
ダーツ界過去最大となったイベントの最高峰の場面で世界No.1のバン・ガーウェンが君臨するディスプレーを見せ、2018年プレミアリーグ決勝の再現試合を終始リードした。
このオランダ人はオープニングから4-0リード、さらに6-2リードとすると、意を決したスミスはこの戦いで自分らしさを出すことが出来なかった。
1983年以来初めてとなる両プレーヤーが30歳以下の戦いで、バン・ガーウェンが7-3で勝利を完成させ500,000ポンドの優勝賞金とシドワデル杯を持ち去った。
「このトロフィを3度優勝し再び僕の世界となった。」とバン・ガーウェン。彼はこれまで2014年と2017年に優勝している。
「今年僕もちょっとだめな時期があったのをみんな知っている。でも最終的にこれを優勝して帳消しだ。世界で一番素晴らしい感触だ。」
「ちょっと緊張した。僕の体はアドレナリンで震えていたし、正直やりたいようなプレーは出来ていなかった。でも結果優勝することが全てだ。」
「マイケルは凄いプレーヤーだ。彼はずっとプレッシャーを掛けて来たし彼はいつかワールドチャンピオンシップに優勝する日がくるだろう。」
「僕はこれまで3回余分にワールドチャンピオンシップに優勝しててもおかしくない。でも3度のワールドチャンピオンと自分を呼ぶことは凄い快感だ。さ、これでホリデーに行くゆとりができた。」
試合はバン・ガーウェンの素晴らしいインブルフィニッシュでの129チェックアウトで始まり試合の流れを演出、第1セットの最終レッグも取りリードした。
このオランダ人は容赦なく攻め続け第2セットも素晴らしい126チェックアウトなどで奪い、続く2セットも取ってリードを2倍とした。
スミスも第5セットの最終レッグで素晴らしい124チェックアウト、初めてのセットを奪い、第6セットも1レッグも落とすことなく奪ってその差を2レッグと縮めた。
しかしこの世界No.1は反撃するスミスの希望をことごとく潰し、続く2セットを奪って優勝まであと1レッグと迫った。しかしスミスは踏ん張り最終レッグを取って3セット目をスコアボードに刻んだ。
バン・ガーウェンは3本目のマッチとなるダーツを16ダブルで仕留め優勝を決めた。彼はアレキサンドラパレスのステージで19試合連続の100越えアベレージを達成した。
「試合の成り行きにはがっかりした。何も出来なかった。」とスミス。
「自分のプレーで自分に対し苦悶した。チャンスをものに出来ていたら試合の流れは大きく変わっていただろう。」
「もの凄く懸命に頑張ったけどこれは僕の初めてのワールドチャンピオンシップ決勝だし、絶対これで最期じゃない。」
「いつの日か絶対このトロフィを掲げて見せる。」
バン・ガーウェンとスミスは2019Unibetプレミアリーグ出場にも選出された。プレミアリーグは2月からスタートする。