<メジャー>プレミアリーグ第6夜
MVG勝利、ウェードは三日天下、ライト、クロスが復調
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019Unibetプレミアリーグ第6夜
3月14日(木)
ノッティンガム、モーターポイントアリーナ
<対戦結果>
マイケル・スミス<93.99> 7-2 ナーザン・アスピナル<88.35>
メンサー・スルホビック<101.38> 7-3 ジェームス・ウェード<97.05>
ロブ・クロス<101.21> 7-3 レイモンド・バン・バーナベルト<91.22>
マイケル・バン・ガーウェン<96.07> 7-2 ガーウィン・プライス<92.15>
ピーター・ライト<102.91> 6-6 ダリル・ガーニー<94.98>
リーグテーブル
(3月14日第6夜終了時点) / ポイント / レッグ差
1.ロブ・クロス / 9 / 12
1.マイケル・バン・ガーウェン / 9 / 12
3.ジェームス・ウェード / 7 / 7
4.ピーター・ライト / 7 / 3
5.ガーウィン・プライス / 7 / 2
6.メンサー・スルホビック / 6 / -1
7.マイケル・スミス / 5 / 0
8.ダリル・ガーニー / 5 / ー10
9.レイモンド・バン・バーナベルト / 2 / -14
マイケル・バン・ガーウェンが木曜ノッティンガムのモーターポイントアリーナでガーウィン・プライスに7-2で勝利しプレミアリーグテーブルトップに返り咲いた。
バン・ガーウェンはここ2週間でジェームス・ウェードに敗退後ジョン・ヘンダーソンに引き分けてプレッシャーを感じながら第6夜に臨んだが好調のウェールズ人プライスに勝利し、勝利街道へ戻ってきた。
用心深いスタートで両者はいつもの高得点パワーが出ずもがいたが、バン・ガーウェンが優勢に出て4-2リードとした。
このオランダ人は堂々としたインブルでの132チェックアウトで試合を輝かせ5-2リードとし、さらに13ダーツ、14ダーツでプライスに今年最初の敗退を浴びせて捨て去った。
「今夜の大事なことは勝利街道へ戻ることだった。だからパーフォーマンスとしては大したことなかったけど嬉しい。」とバン・ガーウェン。彼はプライスとのここ14試合を勝ち続けている。
「何かの関係でガーウィンも僕もベストゲームにしようと苦労していた。ちょっと残念だけど終盤に向け僕の方が良くなり、心地よく勝つことができた。」
「勿論、リーグトップに居たいしここに留まるには相当の苦労が必要だ。ここから例年の如くリーグテーブルトップとなるには毎週ベストの状況でいなければならない。」
ロブ・クロスは引退前のオランダ人、レイモンド・バン・バーナベルトに7-3で勝利し、リーグテーブル頂上戦でバン・ガーウェンにプレッシャーを掛け続けた。クロスは同ポイント、同率で並んだ。
昨年ベスト4入りのクロスは特別なパーフォーマンスを見せオープニングを12ダーツ、13ダーツでスタート、バン・バーナベルトも反撃し2レッグ連続で残り25をあがりレベルへ戻した。
2014年プレミアリーグチャンピオンを十分上回る勢いで、クロスは強すぎるところを見せ129チェックアウトなどで続く6レッグのうち5レッグを奪って今シーズン4勝目を挙げた。一方バン・バーナベルトはリーグテーブル最下位に変わりなかった。
「勝てて嬉しいけど優位に立った時ちょっと自己満足に陥り、終盤はぐちゃぐちゃだった。」とクロス。彼はこの5度のワールドチャンピオン、バン・バーナベルトへの不敗記録を更新し続けている。
「僕は今自分のダーツを本当に楽しんでいる。家族との生活も素晴らしい。きちっとした生活習慣があり毎週毎週どんどん心地良くなっている。」
「僕自身が幸せを感じている限り結果はついてくる。越えるべき目標を上げ、自分を奮い立たせ続けてこのプレミアリーグで優勝したい。」
最近UKオープンで優勝したナーザン・アスピナルには厳しいプレミアリーグデビューとなった。彼は2018年準優勝のマイケル・スミスに7-2であっけなく敗退した。
代替要員のアスピナルは序盤3レッグで10本のダブルをミス、スミスが取って3-0リードとした。中盤ではアスピナルも158チェックアウトなどで反撃し5-2なった。
しかし、スミスはしっかりとこの日2個目となる100越えの127チェックアウトで勝利を締めくくり2019年シーズンで2つ目の勝利で脱落ラインから遠く飛び立った。
「代替要員に最初に敗退するプレーヤーにならないよう懸命だった。」とスミス。
「いいプレーが出来ているとは思わないけど唯一大事なことは2ポイントを獲得することで追放されるゾーンから逃げ去ることだった。」
「僕のゴールは審判の夜の無事な通過を確信することで、その後はトップ4に入るようプッシュを続けること、去年よりもう一つ上を目指すことだ。」
メンサー・スルホビックも脱落ゾーンからいい感じで離れていった。彼は今シーズンのベストパーフォーマンスでジェームス・ウェードに7-3で勝利した。ウェードはこの夜にリーグテーブルトップで臨んでいた。
オープニング2レッグはキープとなり、続く3レッグをスルホビックが取って3-2リードとし、彼はさらに84チェックアウトで初めて差を2レッグへ拡げて4-2とした。
このオーストリア人は次の4レッグの3レッグを取り最後はアベレージ101.38となった。彼はこれで今シーズン2勝目で脱落候補から逃げ去った。
この夜の最終試合はぼんやりしたダリル・ガーニーが相手のマッチとなるダーツを生き残り3-6ダウンから挽回してピーター・ライトと6-6の引き分けとした。
序盤から5レッグはキープが続たが、ライトがガーニーの7本のダブルミスを突いて4-2リードとした。
6-3の時、ほぼライトがここまで4試合で3勝目をあげると思われたが、ガーニーが火を噴き15ダーツ以内を並べて3レッグを奪い激戦に引き分けで決着をつけ、連敗に終止符を打った。この北アイルランド人は最下位のバン・バーナベルトに3ポイントをリードした。
次のUnibetプレミアリーグは3月21日(木)ベルリン、メルセデスベンツアリーナでの第7夜となり、ドイツNo.1のマックス・ホップがプレミアリーグへデビュー、バン・バーナベルトと対戦する。