<EUツアー#1/13>ヨーロピアンダーツオープン第2日(二回戦、ベスト32)
二回戦は名勝負のオンパレード、最終日も見逃せない
https://www.pdc.tv/news/2019/…
ヨーロピアンダーツオープン
レバークーゼン、オスターマンアリーナ
3月23日(土)午後セッション
<二回戦結果>
ダレン・ウェブスター(13)<87.43> 6-3 パベル・ジャーカル(-)<81.08>
ジェームス・ウェード(9)<97.87> 6-3 ウェスリー・プレイザー(-)<92.49>
ジャスティン・パイプ(44)<89.44> 6-5 イアン・ホワイト(12)<87.83>
ガーウィン・プライス(7)<97.39> 6-3 スコット・テーラー(-)<86.63>
デーブ・チズナル(11)<100.28> 6-2 テッド・エベッツ(107)<90.74>
ジョニー・クレイトン(15)<85.01> 6-3 アダム・ハント(72)<86.54>
クリストフ・ラタイスキー(49)<105.57> 6-5 マイケル・スミス(6)<98.77>
ダリル・ガーニー(5)<90.98> 6-2 ジェフリー・デ・ズワーン(42)<90.21>
3月23日(土)午後セッション
<二回戦結果>
ディミトリ・バン・デン・バーグ(30)<102.29> 6-3 エイドリアン・ルイス(14)<102.52>
ジャーメイン・ワッティメナ(24)<102.16> 6-5 グレン・デュラン(74)<97.79>
ジョー・カレン(17)<97.2> 6-1 ビンセント・バン・デ・ブート(38)<91.55>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<97.68> 6-1 マービン・キング(19)<82.06>
ロブ・クロス(2)<101.37> 6-3 スティーブ・ビートン(22)<95.83>
メンサー・スルホビック(8)<99.65> 6-4 マシュー・デナント(-)<91.73>
ロス・スミス(65)<92.69> 6-5 サイモン・ウィットロック(10)<93.74>
ピーター・ライト(3)<100.51> 6-2 キム・ハイブレクト(25)<86.56>
3月24日(日)午後セッション
<三回戦組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ジャーメイン・ワッティメナ(24)
(〇/〇〇●〇)
クリストフ・ラタイスキー(49) vs ガーウィン・プライス(7)
(●●/〇)
メンサー・スルホビック(8) vs ジョー・カレン(17)
(〇●〇/-)
ジェームス・ウェード(9) vs デーブ・チズナル(11)
(●●△●/ー)
ジャスティン・パイプ(44) vs ダレン・ウェブスター(13)
(-/●)
ロブ・クロス(2) vs ジョニー・クレイトン(15)
(●〇●●〇●/〇〇)
ディミトリ・バン・デン・バーグ(30) vs ダリル・ガーニー(5)
(●/●●)
ピーター・ライト(3) vs ロス・スミス(65)
(-/〇)
3月24日(日)夕刻セッション
<準々決勝組合せ>
バン・ガーウェン/ワッティメナ vs ラタイスキー/プライス
スルホビック/カレン vs ウェード/チズナル
ライト/スミス vs クロス/クレイトン
バン・デン・バーグ/ガーニー vs ライト/スミス
<準決勝>
<決勝>
フォーマット:
一回戦/二回戦/三回戦/準々決勝=ベストオブ11レッグズ
準決勝=ベストオブ13レッグズ
決勝=ベストオブ15レッグズ
賞金:
優勝=25,000ポンド
準優勝=10,000ポンド
ベスト4=6,500ポンド
ベスト8=5,000ポンド
ベスト16=3,000ポンド
ベスト32=2,000ポンド
ベスト48=1,000ポンド
クリストフ・ラタイスキーがこの日一番のパーフォーマンスを見せヨーロピアンダーツオープンからマイケル・スミスを叩き出した。またマイケル・バン・ガーウェン、ロブ・クロス、ピーター・ライトもレバークーゼンの第二日を勝利した。
2019年初めてのヨーロピアンツアーイベント第2日には3度PDCタイトルを獲得したラタイスキーがアベレージ105.57でスミスとの大激戦を6-5で勝利。スミスは0-4ダウンから衝撃的な反発を見せた上で2本のマッチとなるダーツをミスしていた。
5-2リードとしてポーランドNo.1のラタイスキーはスミスに楽々勝利するかに思われた。しかしこのワールドチャンピオンシップ準優勝者は首の皮一枚で生き残ったまま、ラタイスキーがマッチとなる10ダブルを外すと104チェックアウトを見せた。
続いてスミスは13ダーツ、さらに再びラタイスキーがマッチとなるダーツをミスするとスミスは残り62を上がり切り、夢中にさせられる試合は最終レッグへもつれ込んだ。
スミスは90残りで待つと、220残りのラタイスキーは絶好のタイミングで180得点で40を残した。スミスは20トリプルから15ダブルを2本トライしたがミス、一方ラタイスキーは最後の1本で10ダブルを仕留め劇的な最終レッグで勝利した。
「この試合を勝てて滅茶苦茶嬉しい。勝利のダブルを決めた時は何とも言えない素晴らしい感触だった。」とラタイスキー。彼は日曜の三回戦(ベスト16)でライバルのガーウィン・プライスと対戦する。
「一回戦よりずっといい試合が出来たが、マイケルの反撃に会い、彼が優勢となった。でも僕がチャンスをものに出来、次のラウンドへ進めてとても嬉しい。」
先週末のプロツアー優勝者、エイドリアン・ルイスも初戦のハードルの高さを思い知らされた。彼は2年連続のワールドユースチャンピオン、ディミトリ・バン・デン・バーグの素晴らしいディスプレーにより、両者ともアベレージ102を越える高レベルの試合を6-3で打ち負かされた。
バン・デン・バーグは今週水曜、ロッテルダムで代替要員としてプレミアリーグデビューを果たすが、この日最高で屋根をあげた161チェックアウトや6本トライで2本しか外さなかった驚愕に素晴らしいフィニッシュを相手の2度のワールドチャンピオンに見せつけた。
「エイドリアンとはとても厳しい試合になるだろうと思っていた。彼は得点力が高いので僕は凄いフィニッシュをしなければいけなかった。」とバン・デン・バーグ。
「今日の出来栄えはとても嬉しい。明日ダリルとの試合が楽しみだ。ドイツ観客の支援は最高だ。彼等の声援で僕の力も余計に増しパーフォーマンスが良くなった。」
この急上昇中のベルギーのスターは次にダリル・ガーニーと対戦する。この世界No.5は今週木曜にプレミアリーグに代替要員としてデビューするジェフリー・デ・ズワーンに順当な6-2で勝利していた。
この140,000ポンドのトーナメントは土曜の二回戦で、金曜の一回戦に勝ち抜いた予選通過者16プレーヤーが16人のシードプレーヤーと対戦しており、PDC賞金ランキングトップ10のうち、7名が日曜の最終日へ駒を進めた。
PDC賞金ランキングトップ10のうち、サイモン・ウィットロックとマイケル・スミスが初戦敗退となった。このオーストラリア人は緊張が最高に高まった中マッチとなるダーツをミス、ロス・スミスに5-6で敗退した。
UKオープンベスト8入りのスミスは次に世界No.3のピーター・ライトと対戦する。ライトはキム・ハイブレクトと対戦、最終レッグを121チェックアウトで決め6-2勝利としていた。
マイケル・バン・ガーウェンはUKオープン四回戦で敗退した相手マービン・キングにリベンジを達成し6-1で勝利した。この世界No.1は次に同郷のジャーメイン・ワッティメナと対戦する。
ワッティメナは2-5の劣勢や相手のマッチとなるダーツを生き残り、ヨーロピアンツアーデビュー戦となったグレン・デュランに6-5で勝利、アベレージは102.16に達した。
ロブ・クロスは今年の好調さを継続、スティーブ・ビートンに6-3で勝利した。この元ワールドチャンピオンは2019年の34試合で22個目となる100越えのアベレージだった。彼は次にジョニー・クレイトンと対戦する。クレイトンはアダム・ハントに6-3で勝利した。
クレイトンと同郷のウェールズ人、プライスはスコット・テーラーに6-3で勝利、一方ウェードも同スコアでオランダ人予選通過者のウェスリー・プレイザーに勝利した。
ウェードは次にデーブ・チズナルと対戦する。チズナルも今年の好調さを維持、アベレージ100.28でテッド・エベッツを6-2で下した。
メンサー・スルホビックはマシュー・デナントを6-4で下すのに苦労した。このオーストリア人は次にジョー・カレンと対戦する。カレンはビンセント・バン・デ・ブートを一気に6-1で退けていた。
ジャスティン・パイプが彼の戦闘能力の高さを証明、1-4ダウンからイアン・ホワイトを6-5で倒した。彼は三回戦でダレン・ウェブスターと対戦する。ウェブスターはチェコからの初めてのヨーロピアンツアー出場を果たしたパベル・ジャーカルに6-3で勝利した。
日曜の最終日は午後セッションでベスト16の8試合が、夕刻セッションで準々決勝、準決勝、決勝が行われ完結する。