バーニー、本日をもって引退を表明
歴史に残る偉大なプレーヤーがまた去った
https://www.pdc.tv/news/2019/…
レイモンド・バン・バーナベルトは木曜、ロッテルダムで開催された最期のプレミアリーグ出場でマイケル・バン・ガーウェンに7-1で敗退し、年末を待たずこれで即座に引退することを表明した。
バン・バーナベルトは2018年11月に2019/20ワールドチャンピオンシップ終了後引退すると表明していたが、この日2019年プレミアリーグ脱落により引退を早めることとした。
このオランダのレジェンドは5度のワールドチャンピオンに輝いた歴代3人のうちの一人だが、この輝かしい歴史に幕を閉じる時と決断した。
「僕は決心した。今がその時だ。」とバン・バーナベルト。
「ここ3,4年の間毎週苦しんできた。もうこの苦しみは今日限りにしたい。」
「僕はもう十分じゃない。再起するエネルギーもない。僕は自分に(大丈夫だレイ、時々休めばいい)と言ってきたがもう時間がない。」
「そこには灯がない。トライしてトライしてトライしたけど、マイケルとのワールドカップで優勝できる以外(レイ、再起したよ)という感覚が全く持てない。」
「僕はこの決心で満足だ。ほっとした。僕にはまだプライドがあり、ずっと僕を支えてくれた全員に心から感謝したい、僕はもう十分やってきた。それだけだ。」
バン・バーナベルトは1998年、1999年、2003年、2005年とレイクサイドで優勝、2006年にPDCサーキットへ移り直ぐに力を見せ2006年UKオープン優勝、PDCワールドチャンピオンシップデビュー戦の有名な決勝ではサドンデスでフィル・テーラーを7-6で下し優勝した。
その後彼は29個のPDCタイトルを獲得、再度UKオープンタイトル、4個のPDCワールドカップオブダーツタイトル、グランドスラムオブダーツタイトル、プレミアリーグタイトルなど高いレベルでの成功を収め続けた。
バン・バーナベルトはプレミアリーグに210回出場、最期はロッテルダム、アホイでの感情のこもったバン・バーウェンとの対戦で砕け散った。
「もちろん、今夜はとても感傷的になった。」とバン・バーナベルト。
「皆に愛されるのは凄く嬉しいけど、僕がたどった道は理解してもらっていないと思う。」
「これがどこから来るのか判らないけどダリル・ガーニーに対して最悪のプレーをした。あれで脱落だし恥ずかしかった。僕は5度のワールドチャンピオンで(そんな資格がまだあるのか?)と考え出した。資格がないと思うしそれが現実だ。」
「プレミアリーグは僕にとって驚愕の素晴らしいものだった。僕に全てを与えてくれた場だ。でも近年素晴らしいプレーヤーが立ち上がってきた。」
「今日、ウォークオンの時、孫に僕のネックレスを渡した。それがここで出来てとても誇りに思う。」
「今一度、ずっと僕を支え続けてくれた皆さまに心から感謝申し上げる。」