<メジャー>プレミアリーグ第10夜
プライス、未踏の対MVG勝利へあと一歩
https://www.pdc.tv/news/2019/…
プレミアリーグ第10夜
ベルファースト、SSEアリーナ
4月4日(木)
<対戦結果>
メンサー・スルホビック<93.69> 8-6 ジェームス・ウェード<85.76>
マイケル・スミス<100.78> 7-7 ピーター・ライト<90.95>
ロブ・クロス<104.71> 8-4 ダリル・ガーニー<95.96>
マイケル・バン・ガーウェン<102.32> 7-7 ガーウィン・プライス<98.73>
リーグテーブル
(第10夜終了時点) / ポイント / レッグ差
1.ロブ・クロス / 15 / 20
2.マイケル・バン・ガーウェン / 14 / 22
3.メンサー・スルホビック / 12 / 4
4.ジェームス・ウェード / 11 / 8
5.ダリル・ガーニー / 11 / -2
6.ガーウィン・プライス / 10 / -1
7.ピーター・ライト / 9 / -5
8.マイケル・スミス / 8 / -6
プレミアリーグ第11夜
リバプール、M&Sバンクアリーナ
4月11日(木)
<対戦組合せ>
ロブ・クロス vs ピーター・ライト
(●●〇●〇/〇〇△●〇〇〇●/△〇)
ガーウィン・プライス vs メンサー・スルホビック
(〇〇〇〇●/●〇〇/〇)
ジェームス・ウェード vs ダリル・ガーニー
(●〇●/〇●/〇)
マイケル・スミス vs マイケル・バン・ガーウェン
(●●●/●〇●●●●〇●●/●●)
ロブ・クロスが木曜、地元ベルファーストのヒーロー、ダリル・ガーニーを8-4で下し、一方マイケル・バン・ガーウェンがガーウィン・プライスと引き分けたため、クロスがUnibetプレミアリーグのリーグテーブルトップに立った。
北アイルランドのガーニーは2度目のプレミアリーグでのベルファースト帰郷で、SSEアリーナに集まった観客から信じられない熱烈な歓迎を受けた。しかし、クロスの素晴らしい奪取にポイントを上げることが出来なかった。
この元ワールドチャンピオンはアベレージがほぼ105に達し、3つの100越えチェックアウト、50%のダブル率でプレーオフ進出へのチャージを続けた。
ガーニーがオープニングレッグを取った後、クロスは地元観客を黙らせる12ダーツ、13ダーツで奪いリードすると更に12ダーツを加え4-2リードとした。
ガーニーも観客の喜ぶ112チェックアウトをコンビネーションであがったが、クロスは後半4レッグのうち3レッグを取り最後は124チェックアウトをインブルで決めた。
「欲しい時に高得点が出来たし今日のパーフォーマンスと勝利は満足だ。」とクロス。
「欲しい時に高得点や欲しいショットが出来、ダーツはタイミングが一番だ。欲しい時にビッグショットが出来れば怖いものなしだね。」
この勝利でクロスはワールドチャンピオンのバン・ガーウェンを抜きリーグテーブルトップへ1ポイント躍り出た。バン・ガーウェンはプライスと対戦、5-7ダウンから引き分けへ持ち込んでいた。
ウェールズのプライスはこのオランダ人に自身の生涯初めての勝利を狙い、1レッグダウンのところからインブルでの128チェックアウトなど素晴らしいダーツで5-1リードとした。
バン・ガーウェンは劣勢を4-5、5-6と詰め寄ったが第12レッグで3本のダブルをミス、プライスにチャンスを与え7-5とされてしまった。
この世界No.1は18ダブルで90をあがり試合は最終レッグとなった。ここでプライスが140得点、135得点180得点とし2本のマッチとなる20ダブルを外すとバン・ガーウェンが残り82をあがり引き分けに持ち込んだ。
「1ポイントを取ったけどとてもがっかりだ。」とプライス。「彼を倒さなければいけなかった。」
「4-1、5-1とした時彼を思いのまま動かせると考え出した。ここ3レッグで僕は眠ってしまった。」
「彼はいつでも大きな反撃で立ち返って来ると思わなければいけない。最終レッグで彼はそれを見せていた。でも僕はこの試合、幾つかのチャンスを与えてしまった。」
「がっかりだけど他の人たちはマイケルからポイントを取っていないのでそれが取れたのは嬉しい。みんな接近しており1ポイントでも大事だ。」
バン・ガーウェンは白状した。「ダブルをミスし過ぎた。ああいう風になっちゃいけない。僕のオッズは1/11だし自分をいつも信じている。」
「彼は凄くいいプレーをしてたしこの試合が全てを見せていた。一度だけチャンスを貰えればと願ってたら最期に彼がチャンスをくれた。」
メンサー・スルホビックが今シーズン5勝目をあげた。彼はジェームス・ウェードに8-6で勝利、この2009年チャンピオンが引き分けへ逃げ込もうとするのを14ダーツで仕留めた。最終レッグでスルホビックは7本が完璧ショットだった。
スルホビックは反撃で0-2ダウンから3-2リード、ウェードも96フィニッシュなどで再びリードを奪うとオーストリア人は10ダーツを含む4レッグ連取で応え7-4リードとした。
ここでウェードは10ダブルをあがり更に素晴らしい137チェックアウトで試合は最終レッグとはいった。しかしスルホビックは2つの180得点から9ダーツを狙ったが1本がはじかれる。残念ながら最後は6ダブルをあがって勝利した。
「とても気分がいい。」とスルホビック。彼はリーグテーブルでウェードを抜いた。「ジェームスが2-0としたけど僕は集中し結果を得られた。」
「7-7での引き分けでも良かったけど勝利は嬉しい。ジェームスは凄いプレーヤーだからね。」
ピーター・ライトとマイケル・スミスは今シーズン2度目となる引き分けを演じ、接戦の試合でポイントを分けた。
スミスは序盤108チェックアウト、130チェックアウト、11ダーツを見せたが、ライトが第11レッグで初めてのブレークを見せ14ダーツで6-5リードとした。
2018年プレミアリーグ準優勝のスミスは同様にブレークバックし続いて85フィニッシュで7-6と1ポイントを確保、しかしライトも最終レッグで180得点から最後4ダブルをあがり引き分けに。
「イライラした。」とスミス、「今夜はトップ4へ近づくために2ポイントが必要だった。自分で苦悩している。でも1ポイント取ったし負けるよりはましだ。」
「最終レッグは負け模様だった。僕は彼をで止められずダブルが最低だった。」
ライトは、「試合全体でがっかりだ。終盤3,4レッグまで得点力がまるでなかった。何とかフィニッシュでつないでいた。」
「この2人ともまだプレーオフへのチャンスはあるけどまだ沢山試合が残っている。」
Unibetプレミアリーグは次は4月11日(木)第11夜がリバプールのM&Sバンクアリーナで開催、地元スターのスミスがバン・ガーウェンと1月のワールドチャンピオンシップ決勝の再現をする。
リーグリーダーのクロスはライトと、3位のスルホビックはプライスと、ガーニーはウェードと対戦する。