<EUツアー#4/13>ジャーマンダーツオープン最終日(三回戦~)
挑戦者たちも素晴らしいがMVGが優勝ひとり占め
https://www.pdc.tv/news/2019/…
ジャーマンダーツオープン
ザールブリュッケン、ザールラントハレ
4月28日(日)午後セッション
<三回戦結果>
ガーウィン・プライス(7)<94.19> 6-2 ジェイミー・ヒューズ(86)<90.3>
ロブ・クロス(2)<103.51> 6-3 ジョー・カレン(17)<94.35>
エイドリアン・ルイス(16)<85.51> 6-3 ジョン・ヘンダーソン(19)<84.0>
イアン・ホワイト(12)<90.21> 6-2 ダレン・ウェブスター(14)<81.69>
デーブ・チズナル(11)<108.19> 6ー1 ピーター・ライト(5)<99.8>
メンサー・スルホビック(8)<99.99> 6-3 ダリル・ガーニー(4)<92.31>
ナーザン・アスピナル(15)<108.48> 6-2 ジェームス・ウェード(9)<97.91>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<100.6> 6-5 レイモンド・バン・バーナベルト(31)<90.07>
4月28日(日)夕刻セッション
<準々決勝結果>
ロブ・クロス(2)<99.6> 6-5 ガーウィン・プライス(7)<100.14>
イアン・ホワイト(12)<96.46> 6-5 エイドリアン・ルイス(16)<92.63>
デーブ・チズナル(11)<96.89> 6-5 メンサー・スルホビック(8)<93.13>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<107.4> 6-5 ナーザン・アスピナル(15)<101.63>
<準決勝結果>
イアン・ホワイト(12)<98.49> 7-5 ロブ・クロス(2)<97.95>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<105.18> 7-6 デーブ・チズナル(11)<99.26>
<決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<100.22> 8-3 イアン・ホワイト(12)<94.22>
フォーマット:
一回戦/二回戦/三回戦/準々決勝=ベストオブ11レッグズ
準決勝=ベストオブ13レッグズ
決勝=ベストオブ15レッグズ
賞金:
優勝=25,000ポンド
準優勝=10,000ポンド
ベスト4=6,500ポンド
ベスト8=5,000ポンド
ベスト16=3,000ポンド
ベスト32=2,000ポンド
ベスト48=1,000ポンド
マイケル・バン・ガーウェンが日曜、ザールブリュッケンで行われたジャーマンダーツオープン決勝でイアン・ホワイトに勝利、自身初のこのタイトルを獲得した。
バン・ガーウェンはこの日4つ目の100越えアベレージでホワイトに8-3の納得の勝利、ザールラントハレで自身31個目となるヨーロピアンタイトルを獲得した。
決勝までの道のりは簡単なものではなかった。この世界No.1は3試合で最終レッグまで激闘が続き、合計5本のマッチとなるダーツを生き残って25,000ポンドの優勝賞金へたどり着いた。
トーナメントの劇的な最終日はバン・ガーウェンはまず三回戦で最終レッグを114チェックアウトで勝ち取ったレイモンド・バン・バーナベルトに6-5、準々決勝ではナーザン・アスピナルのマッチとなるダーツを生き残りアベレージ107.4でようやく勝ち切った。
バン・ガーウェンのヨーロピアンツアー40回目の準決勝ではデーブ・チズナルが4本のマッチとなるダーツをミス、現ワールドチャンピオンが劇的な7-6勝利で、彼の最終レッグ勝利試合数を衝撃の23試合に延ばした。
そしてバン・ガーウェンは決勝でホワイトを退け、2019年ヨーロピアンツアー全4試合のうち3試合を優勝、彼の輝かしい経歴の中にヨーロピアンツアー62トーナメント出場で31トーナメント優勝という金字塔を打ち立てた。
「このトーナメントでは凄いプレーをしなければならなかった。ナーザン・アスピナルにもデーブ・チズナルにも大きなプレッシャーを掛けられ、決勝ではイアンが素晴らしい反撃に出て来たからね。」とバン・ガーウェン。彼は2019年に10トーナメント出場で6トーナメントを優勝した。
「でも僕はいつでも感触は最高だし自分を信じている、絶対諦めない。」
「ここでは今まで優勝出来なかったから今日は絶対勝ちたかった。凄くいいプレーが出来たと思う。気分は最高で優勝出来て本当に嬉しい。」
この140,000ポンドトーナメントの決勝は両者キープで始まり、バン・ガーウェンが見事な130チェックアウトで最初のブレーク、3-1とリードした。
続く4レッグは素晴らしいファッションでバン・ガーウェンの独壇場でホワイトはこのオランダ人の高得点力に四苦八苦した。
しかしホワイトも13ダーツで初めてブレークし、続いて86フィニッシュで試合に生き残りを掛けたが、バン・ガーウェンは8ダブルをあがり、ユーロツアー3度目の決勝で2度目の優勝を目指したホワイトの夢を潰えた。
「決勝まで進出できて嬉しい、いつもこのようなトッププレーヤー達とこのようなイベントで戦うのはとても難しいことだからね。」とホワイト。彼はザールブリュッケンでは過去2度バン・ガーウェンを負かしていた。
「でも決勝まで来てしまうと優勝したくなるし、出来栄えにはちょっとがっかりだったね。でもマイケルは世界一のプレーヤーだしね。」
「僕でも彼を倒せることもあるし、他のプレーヤーにも出来る。今日見たところでもみんな彼に勝つチャンスがあったし、このまま頑張るしかない。」
引退前のオランダ人、バン・バーナベルトはここ2年で初めてヨーロピアンツアーイベント最終日に出場した。このザールブリュッケンでの予想外の最終日には準々決勝が全て最終レッグまで及んでいた。
いくつかのテレビ放映トーナメントで決勝進出を果たしているチズナルはメンサー・スルホビックとの激闘を6ー5で勝ち抜きほぼ2年ぶりのヨーロピアンツアー準決勝進出となった。元ワールドチャンピオンのロブ・クロスもガーウィン・プライスに6-5で勝利し今年2度目のヨーロピアンツアー準決勝だった。
バン・ガーウェンは5月2日にはマンチェスターでのプレミアリーグ第14夜に出場しO2を目指してレースを続ける。この模様はスカイスポーツとPDCの全世界放映網、video.pdc.tvでライブ放映される。
ヨーロピアンツアーは次に5月3日~5日、オーストリア、グラズでのオーストリアンダーツオープンへと続く。