<EUツアー#7/13>ダッチダーツマスターズ最終日(三回戦~)
一日4試合は過酷で体力と精神力を極度に消耗
https://www.pdc.tv/news/2019/…
ダッチダーツマスターズ
ズウォル、イッセルハレン
5月26日(日)午後セッション
<三回戦結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<98.01> 6-5 レイモンド・バン・バーナベルト(30)<95.07>
デーブ・チズナル(12)<102.31> 6-5 リッキー・エバンス(43)<99.58>
グレン・デュラン(68)<103.66> 6-0 デニス・ニルソン(153)<86.57>
ガーウィン・プライス(7)<95.46> 6-3 ブレンダン・ドラン(39)<91.75>
イアン・ホワイト(11)<96.2> 6-2 ジャーメイン・ワッティメナ(23)<91.52>
ビンセント・バン・デ・ブート(36)<100.78> 6-4 マックス・ホップ(26)<87.36>
ピーター・ライト(5)<85.34> 6-3 サイモン・ウィットロック(10)<84.52>
マービン・キング(22)<96.43> 6-5 ジョン・ロドリゲス(112)<95.48>
5月26日(日)夕刻セッション
<準々決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<98.64> 6-4 デーブ・チズナル(12)<99.09>
ガーウィン・プライス(7)<104.55> 6-3 グレン・デュラン(68)<97.93>
イアン・ホワイト(11)<99.91> 6-3 ビンセント・バン・デ・ブート(36)<95.06>
ピーター・ライト(5)<97.07> 6-4 マービン・キング(22)<89.84>
<準決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<104.23> 7-6 ガーウィン・プライス(7)<98.38>
イアン・ホワイト(11)<86.71> 7-3 ピーター・ライト(5)<86.89>
<決勝結果>
イアン・ホワイト(11)<93.01> 8-7 マイケル・バン・ガーウェン(1)<93.01>
フォーマット:
一回戦/二回戦/三回戦/準々決勝=ベストオブ11レッグズ
準決勝=ベストオブ13レッグズ
決勝=ベストオブ15レッグズ
賞金:
優勝=25,000ポンド
準優勝=10,000ポンド
ベスト4=6,500ポンド
ベスト8=5,000ポンド
ベスト16=3,000ポンド
ベスト32=2,000ポンド
ベスト48=1,000ポンド
イアン・ホワイトが日曜ズウォルで行われた2019年ダッチダーツマスターズの激戦となった決勝でマイケル・バン・ガーウェンに8-7で勝利、ヨーロピアンツアータイトル2連勝を遂げた。
ホワイトは5月初旬のヨーロピアンダーツグランプリ優勝の勢いを維持、イッセルハレンでも決勝まで進出し12か月のうちに3つ目のヨーロピアンツアータイトル獲得となった。
バン・ガーウェンは愛国心に燃える自国観客の前で6年連続のダッチダーツマスターズタイトルを目指したが、世界No.1はこの140,000ポンドの決勝を一度もリードすることなく爆発的なホワイトは終始戦いを支配していた。
「このタイトルに優勝したのは凄い感触だ。僕はいつもマイケルと決勝でプレーして勝ちたいと願っていたし、僕でも出来るところを見せられた。」とホワイト。彼はこの優勝で25,000ポンドの優勝賞金を手にしPDC賞金ランキングも10位まで上昇した。
「オランダの観客の前でプレーするのはとても難しい。みんなマイケルが優勝するのを待ち望んでいた。」
「まだここからビッグステージが待っており、出来ればワールドマッチプレーでも同じようにやりたい。そうすればトップ10位以上に行けるだろう。」
決勝はシードでトップ2の対戦でジャーマンダーツオープンとオーストリアンダーツオープンの両決勝の再現となりホワイトが間髪入れず3-0リードとした。
ホワイトはオランダでは2018年9月、マーストリヒトでのダッチダーツチャンピオンシップで優勝を味わっているが、4-0リードとなる筈の20ダブルを外すとバン・ガーウェンが32をあがり初めてのレッグをマークした。
5度のプレミアリーグ優勝の新チャンピオン、バン・ガーウェンは大事なところで素晴らしい170チェックアウトを繰り出しブレークバックで士気を挙げ続いてのキープで4-4と追いついた。
現ワールドチャンピオンは5本のダブルを拒否されるとホワイトが72フィニッシュで再びブレークし勝利まで2レッグと迫ったが、バン・ガーウェンも2レッグ連取で抵抗を見せ再び6-6のオールスクェアとなった。
続く2レッグはキープとなり最終レッグの決戦に持ち込まれた。ここでホワイトが手にある最後のダーツで10ダブルをあがり、バン・ガーウェンの持つ2014年からのヨーロピアンツアーで28試合最終レッグ勝利の連勝記録が止まった。
ホワイトの優勝までの道のりはまず金曜にミッキー・マンセルの5本のマッチとなるダーツを生き残り6-5勝利でほっとし、続いて土曜はオランダのジャーメイン・ワッティメナとビンセント・バン・デ・ブートを退け準決勝でピーター・ライトに勝利した。
今年7つ目のヨーロピアンツアーイベントは最終日にクライマックスを迎え、午後セッションでベスト16の試合が、夕刻セッションで準々決勝、準決勝、決勝が行わた。
午後セッションのオープニング試合は5度のワールドチャンピオン、レイモンド・バン・バーナベルトがうっとりするオランダ人同士の試合で、5-4リードからマイケル・バン・ガーウェンに6-5の苦い敗退を喫していた。
バン・バーナベルトは最終レッグを180得点でスタートしたがその勢いをつなげることができず、引退前のオランダ人が自国オランダで最後のタイトルを掲げる夢は消え去った。
バン・ガーウェンも信じられない準決勝では絶好調の第4シード、ガーウィン・プライスにあわや敗退に瀕したがこのヨーロピアンツアー32度優勝者は7-6で何とか抜け出した。
この準決勝では5-5でプライスが40を残して待つ間、バン・ガーウェンは試合の流れが変わる143チェックアウトでキープ、このウェールズNo.1に対しては最終レッグ負け知らずを継続した。
この週末は2度のPDCツアーイベント優勝のグレン・デュランも好成績を残し、ヨーロピアンツアーイベントで初のベスト8入りを果たした。しかしそこで残念ながらプライスに6-3で敗退した。
ヨーロピアンツアーは次に6月14日~16日、コペンハーゲンでダニッシュダーツオープンが開催される。試合の模様はpdctv-HDでライブ放映される。