<メジャー>ワールドカップ第1日、日本は二回戦進出
シンガポールと南アフリカが再び衝撃の大金星
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019BetVictorワールドカップオブダーツ
ハンブルグ、バークレーカードアリーナ
(カッコ内はシード)
6月6日(木) ハンブルグ19:00(日本時間7日02:00)
<一回戦結果>
日本<78.63> 5-4 ジブラルタル<77.8>
南アフリカ<79.35> 5-4 北アイルランド(6)<82.92>
ニュージーランド<87.15> 5-1 リトアニア<79.12>
ベルギー(7)<91.04> 5-1 香港<91.1>
スウェーデン<83.28> 5-1 ブラジル<78.43>
シンガポール<92.51> 5-3 ウェールズ(3)<83.22>
ドイツ<87.09> 5-1 ハンガリー<73.92>
スコットランド(2)<101.55> 5-0 デンマーク<82.75>
6月7日(金) ハンブルグ19:00(日本時間02:00)
<一回戦組合せ>
中国 vs アメリカ合衆国
イタリア vs カナダ
ポーランド vs チェコ共和国
アイルランド vs ギリシャ
イングランド(1) vs フィリピン
オーストリア(8) vs ロシア
オーストラリア(5) vs フィンランド
オランダ(4) vs スペイン
6月8日(土)午後セッション
ハンブルグ13:00(日本時間20:00)
<二回戦> 4試合(試合順は変更あり)
シンガポール vs 日本
スコットランド vs スウェーデン
ベルギー vs ドイツ
南アフリカ vs ニュージーランド
6月8日(土)夕刻セッション
ハンブルグ19:00(日本時間02:00)
<二回戦> 4試合(試合順は変更あり)
イングランド/フィリピン vs アイルランド/ギリシャ
オーストリア/ロシア vs 中国/アメリカ合衆国
オーストラリア/フィンランド vs イタリア/カナダ
オランダ/スペイン vs ポーランド/チェコ共和国
6月9日(日)午後セッション
ハンブルグ12:00(日本時間19:00)
<準々決勝>(試合順は変更あり)
イングランド/フィリピン/アイルランド/ギリシャ vs オーストリア/ロシア/中国/アメリカ合衆国
オーストラリア/フィンランド/イタリア/カナダ vs オランダ/スペイン/ポーランド/チェコ共和国
スコットランド/スウェーデン vs ベルギー/ドイツ
南アフリカ/ニュージーランド vs シンガポール/日本
6月9日(日)夕刻セッション
ハンブルグ19:00(日本時間02:00)
<準決勝>
<決勝>
フォーマット:
一回戦:ダブルス、ベストオブ9レッグズ
二回戦、準々決勝、準決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
シングルスで勝敗が引き分けの場合、ダブルスでベストオブ7レッグズ
決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
ダブルスのベストオブ7レッグズ
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合(プレーヤー入替)
先に3勝した国の勝利
賞金:
優勝(一人あたり):35,000ポンド
準優勝(一人あたり):20,000ポンド
ベスト4(一人あたり):12,000ポンド
ベスト8(一人あたり):8,000ポンド
二回戦敗退(一人あたり):4,000ポンド
一回戦敗退(一人あたり):2,000ポンド
シンガポールと南アフリカがBetVictorワールドカップオブダーツ初日にそれぞれウェールズと北アイルランドに勝利、再び大きな衝撃を巻き起こした。スコットランドは強烈なスタートを見せてハンブルグでの挑戦を開始した。
伝説のスターポール・リムとパートナーのハリス・リム組は2017年一回戦の対スコットランド勝利に続き再びビッグネームの頭皮を剥いだ。シンガポールは第3シードのウェールズを5-3で退けた。
グランドスラムオブダーツチャンピオンのガーウィン・プライスとパートナーのジョニー・クレイトン組は序盤こそ2-1リードとしたがシンガポールが3-2とひっくり返し4-3リードとした。
ポール・リムは勝利を決めるインブルをトライしたがミス、しかしクレイトンは試合を最終レッグへ持ち込めずハリス・リムが最後の1本で16ダブルを決めて語り継がれる勝利をもたらした。
「素晴らしい試合だったので勝利出来てとても嬉しい。」とポール・リム。彼は65歳でトーナメント最高齢だ。「両国ともいくつかダブルミスがあったが僕等はいい5レッグを拾えた。」
シンガポールは土曜の二回戦で日本と対戦するが、リムは「一戦一戦戦っていくけどどのチームも過小評価できない。アジアンツアーで日本人プレーヤーのことは良く知っているし僕らはベストを尽くす。」
一方、南アフリカは第6シードの北アイルランドに記念すべき5-4で勝利、デボン・ピーターセンが最終レッグで一流のところを見せ180得点から残り74をフィニッシュしていた。
オープニングの8試合では初めて8レッグ全てをキープし最終レッグへ突入となったが、第8レッグではダリル・ガーニーがまずマッチとなるダーツをミス、続いてブレンダン・ドランもマッチとなる2本のダブルを外していた。
ピーターセンは最終レッグでまず180得点、最後は2本で残り74をあがり自身とデビュー戦のバーノン・バウアーズをベスト16入りさせた。
「素晴らしい勝利だったけど最終レッグはとても良かった。」とピーターセン。「僕等はどう対応したら良いか判っていたけどペアの試合はリズムが違うのでとても難しかった。」
「序盤はバーノンが良く僕等が試合に残れたし最終レッグは勝つために僕に何が必要か判っていた。」
「僕等にとって素晴らしい出来事だけど、それだけじゃなくアフリカのダーツにとっても素晴らしいことだ。アフリカでのダーツスポーツの発展が叶えられる。」
新人のバウアーズは今年序盤のラストマンスタンディング大会で優勝しミッチェルズプレインからも称賛を受けているが、「出場のプレーヤーはテレビで見ているけど彼等を倒したなんで信じられない。どきどきしている。」
南アフリカは次にニュージーランドと対戦する。コーディ・ハリスとハウパイ・プーハ組のニュージーランドはデビュー戦のリトアニアを5-1で下していた。
ハリスはここ18か月をPDCサーキットで戦っておりその経験値を見せ序盤で110チェックアウトするなどニュージーランドが4-0リードとするのに貢献した。
ダウリス・ラバノースカスも第5レッグで100チェックアウトし一矢を報いたがハリスは124チェックアウトで母国を勝利に導き、2015年以来となるベスト16入りを果たした。
「勝てて本当に嬉しい。」とオークランド出身のハリス。「関門を通過し嬉しい。素晴らしい夜になった。」
「これらの世界のトッププレーヤーと一緒にここでプレーすると僕も上達する。南アフリカとの対戦が待ち遠しい。全ての国が素晴らしいし何処が勝ってもおかしくない。」
ギャリー・アンダーソンが戻ってきた。今年彼はワールドチャンピオンシップ以来のテレビ放映トーナメントとなり、スコットランドがデンマークを僅か10分で退けた。
ピーター・ライトの100フィニッシュがこの試合一番のハイオフで2度準優勝のスコットランドが素晴らしいアベレージ101.55とし、パー・ローセン、ニールズ・ハインス組に僅か1本しかダブルトライを許さなかった。
「復帰は嬉しいし試合を楽しめた。」とアンダーソン。「ペアでは殆どやらないしリズムを取るのが難しい。でも勝利できた。」
「練習でのダーツは飛んでいたしこの週末どうなるか楽しみだ。」
スコットランドは次にスウェーデンと対戦する。スウェーデンは1レッグダウンから力でブラジルをねじ伏せ5-1で勝利した。デニス・ニルソンが引退前のマグナス・カリスにハンブルグの一回戦で終わらせない努力をした。
ブラジルのディオゴ・ポルテラとアーサー・ベール組は14ダーツでしっかりしたスタートを切ったが第3レッグで二ルソンが141チェックアウトしスウェーデンがリードを奪回、最後はカリスが気持ちよく8ダブルをあがっていた。
「デニスとのプレーは楽しいし彼が141チェックアウトした時、僕等の勝ちかなと感じた。」とカリス。「彼はいいダブルを打っているし土曜も試合ができると思うとワクワクする。」
ホスト国ドイツはハンガリーと対戦、5レッグ連取で1レッグダウンからの勝利だ。第4レッグではマーティン・シンドラーがキーとなった137をチェックアウトして息をついた。
ドイツはここ2年ベスト8入りしており、シンドラーは「簡単な試合じゃないし初戦は難しいけど何とか関門を通過できて嬉しい。」
2013年準優勝のベルギーは香港に5-1で勝利しドイツとの二回戦へ進んだ。
第2レッグでロイデン・ラムが141チェックアウトしレベルとしたが、キム・ハイブレクトとディミトリ・バン・デン・バーグのベルギーペアはワールドユースチャンピオンの最終レッグ136チェックアウトなどで4レッグ連取し勝利を決めた。
「この勝利は本当に嬉しい。一回戦は本当に簡単じゃないけど僕等はうまく出来た。」とハイブレクト。「これは特別なトーナメントで持つ力のベストを出さなければいけないトーナメントだ。」
「他の国は人気が高いけど僕等のペアはどの国にも対応できる。僕等のベストの力が出し切れれば大きなチャンスが巡ってくる。」
2018年ベスト8の日本は劇的な5-4勝利でジブラルタルを退け二回戦へ進出した。
日本のペア浅田斉吾と村松治樹は序盤から4-2とリードすると、ダイソン・パロディとアントニー・ロペス組は反撃でレベルへ、しかし最終レッグでジブラルタルが42を残して待つ間に浅田が残り104をハイオフし勝利を決めた。
32か国のトーナメント一回戦は金曜もハンブルグのバークレーカードアリーナで残る8試合が行われる。
現チャンピオンのオランダがタイトル防衛に向け発進、ワールドチャンピオンのマイケル・バン・ガーウェンとデビューのジャーメイン・ワッティメナがスペインのクリスト・レイズとトニー・アルシナス組と対戦する。
4度チャンピオンのイングランドはフィリピンと、元準優勝のオーストラリアはフィンランドと、オーストリアはロシアと対戦する。
トーナメント二回戦は6月8日(土)に2セッションに分かれ、シングルスとダブルスの組み合わせで行われる。
このイベントは日曜に午後セッションで準々決勝が、夕刻セッションに準決勝、決勝が行われて完結する。