ワールドシリーズ、USダーツマスターズ第1日
ギャリー、ライトが危い勝利
https://www.pdc.tv/news/2019/…
USダーツマスターズ
ラスベガス、マンダレイ リゾート&カジノ
7月4日(木)
<一回戦結果>
ガーウィン・プライス 6-4 ギャリー・モーソン
ナーアン・アスピナル 6-2 ショーン・ブレネマン
ダリル・ガーニー 6-1 ダニエル・バギッシュ
マイケル・スミス 6-4 ジム・ロング
ロブ・クロス 6-0 レオナルド・ゲイツ
ギャリー・アンダーソン 6-4 エリオット・ミルク
ピーター・ライト 6-5 ジェフ・スミス
マイケル・バン・ガーウェン 6-4 ダリン・ヤング
フォーマット:ベストオブ11レッグズ
7月5日(金)
<準々決勝組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン vs マイケル・スミス
ギャリー・アンダーソン vs ガーウィン・プライス
ロブ・クロス vs ナーザン・アスピナル
ダリル・ガーニー vs ピーター・ライト
<準決勝組合せ>
バン・ガーウェン/スミス vs アンダーソン/プライス
クロス/アスピナル vs ガーニー/ライト
<決勝>
フォーマット:ベストオブ15レッグズ
ギャリー・アンダーソンが木曜、ラスベガスでタイトル防衛となるUSダーツマスターズの一回戦でエリオット・ミルクの執拗なテストを克服し、ガーウィン・プライスとの準々決勝へ進んだ。
スコットランドのスター、アンダーソンは12か月前のマンダレイベイ リゾート&カジノでのPDCワールドシリーズオブダーツで栄冠に輝いており、この金曜も20,000ポンドの優勝賞金を狙っている。
しかし彼は予選通過者したサウスダコタの看守、ミルクに2レッグダウンとしたがその後回復、準々決勝進出となった。
第6レッグを終わってミルクはアンダーソンにレベルとしたが、第7レッグの大事な場面でスコットランド人が92フィニッシュ、最後は6-4で1か月前のワールドカップ以来となる登場を勝利した。
「前の試合からだいぶ離れていたので勝ててほっとした。」と2度のワールドチャンピオン。「ちょっと緊張してたのでいいダーツもあり悪いダーツもあった。」
「エリオットはいいダーツをしてたしここに出る準備ができていた。とにかく勝ちが拾えて嬉しい。」
このトーナメントは金曜に準々決勝、準決勝、決勝が行われ完結する。アンダーソンはプライスと昨年のグランドスラムオブダーツ決勝以来の対戦となる。
「ガーウェンはいいプレーをしており、きょうの得点よりもっといいものを出さなくちゃいけない。」とアンダーソン。「ちょっと錆びついているけど練習はしてきた。金曜は大事な日になる。」
プライスは元UKオープン準優勝経験のギャリー・モーソンに6-4で勝利し、2018年にドーソン・マーシェルに敗退した記憶を払拭した。
このウェールズ人は序盤で1-2ダウンとなり再び一回戦敗退の気配があった。しかしここから3レッグを連取し4-2とリードした。
モーソンも第7レッグではプライスの5本のダブルミスに乗じるなど反撃し、4-4のレベルとしたが第9レッグでプライスが12ダブルをあがり、さらに第10レッグは10本の完璧ダーツから勝利をもぎとった。
「去年はここで一回戦敗退を喫してしまったので、今までより一層勝ちたかった。」とプライス。「ちょっと尖っていた。」
「僕はベストじゃなかったけど何とか通過できたし明日のために準備しよう。」
ワールドチャンピオン、マイケル・バン・ガーウェンも6-4で勝利した。彼は熟練のアメリカ人、ダリン・ヤングの気合のこもった反撃をかわした。
バン・ガーウェンは3-0リードとしたがダブルミスの間にヤングが105チェックアウトで1レッグをもぎとった。
この左利きはまた76フィニッシュと14ダーツ、さらに第8レッグで20ダブルをあがりレベルとし、「2017年USダーツマスターズチャンピオンを驚愕の打破」という脅威を感じさせた。
しかしバン・ガーウェンは重要な第9レッグを78フィニッシュで取り最後は20ダブルをきっちりあがって準々決勝進出を決めた。
「僕のプレーは悪くなかった。とくに序盤が良かった。でも第4レッグでいくつかダブルをミスし安定性を欠いていた。」とバン・ガーウェン。
「僕のタイトルを奪い返したいので金曜はいいダーツをしなければならない。でも気合は入っている。マンダレイベイなどの素晴らしいべニューでプレーするのはとても気分がいいし僕はこのトーナメントを優勝したい。」
バン・ガーウェンは次にマイケル・スミスと対戦する。彼はカナダ人のジム・ロングと対戦、緊張する場面をくぐり抜け6-4で勝利しベスト8入りした。
ワールドカップ代表のロングは自信をつける84フィニッシュでオープニングレッグを奪い、第4レッグでは63フィニッシュでレベルとした。しかしスミスも彼の挑戦に耐え2レッグを連取した。
スミスは第5レッグで126チェックアウト、第8レッグでも131チェックアウトを見せ5-3とリード、第9レッグこそロングも反撃したが及ばずワールドチャンピオンシップ準優勝者が勝利をきめた。
「まずは勝利することが先決だったので通過できてうれしい。」とスミス。「厳しい試合になることは判っていたけど126チェックアウトで安心したしあそこからリードを保てた。」
「僕のげーむが出来ていたけどもっと補強していく。フォームも今日から変えられるし明日はまた違った日だ。」
2018年USダーツマスターズ準優勝のロブ・クロスはオープニングから高レベルのダーツを見せ、ビッグステージデビューのレオナルド・ゲイツを6-0のホワイトウォッシュで下しチャレンジを開始した。
クロスはオープニングから第5レッグまでゲイツにダブルを1本も打たせず、第6レッグではこのテキサスのエースが16ダブルをミスした折に世界No.2は10ダブルをあがり勝利を決めてしまった。
「今日の出来栄えは満足だ。」とクロス。彼のアベレージは101に達した。「序盤の僕のダブルで趨勢が決まったけど彼もこのステージ経験でずっと良くなるだろう。」
「ここのところ僕も休息してたのでどんなプレーになるか判らなかった。だから今日はちょっと緊張してたけど金曜はもう少し良くなるだろう。」
ナーザン・アスピナルはカナダの予選通過者ショーン・ブレネマンを6-2で下しワールドシリーズオブダーツデビューを勝利で飾った。彼は準々決勝でクロスと対戦する。
アスピナルは序盤から3-1リードと主導権を取りブレネマンが2レッグを取る間に121フィニッシュ見せ、このUKオープンチャンピオンは11本のダブルトライで6本を決める強いダーツで締めくくった。
「僕は幸せ者だ。」とアスピナル。「この試合が大好きだ。試合前にちょっと緊張したけどステージに立ったらリラックスできしっかりしたパーフォーマンスができた。」
「ショーンがどういうプレーをするか判らなかったけど僕は堅実なプレーをし通過できた。ここに来れたことが凄く嬉しいし夢が現実になった。これで終わらせたくない。」
2017年USダーツマスターズ準優勝のダリル・ガーニーは今回もう一個上を目指しており、ビッグステージデビューのダニエル・バギッシュに強く6-1で勝利した。
ガーニーは3-0とフライングのスタートを切り第4レッグでバギッシュが7本のダブルをミスしたところでこのレッグも奪い去った。
バギッシュは反撃で174得点から87フィニッシュしたがガーニーも116チェックアウトで返し、最後は20ダブルをあがって準々決勝入りを決めた。
「今日の出来栄えは嬉しい。」とガーニー。「みんなは予選通過者の中で一番安定したプレーヤーと当たったと言ってたし彼は本当にいいプレーヤーだった。」
「彼は危険な相手だったし僕も軽くは見ていなかった。幾つかのレッグで僕はラッキーだったしいい勝利だ。」
この第3シードは次にピーター・ライトと対戦する。彼はカナダのジェフ・スミスと11レッグに及ぶ戦いとなり、あわや敗退かのシーンをくぐり抜けた。
スミスは2018年ノースアメリカンチャンピオンシップ優勝者で幾つか素晴らしいダーツで1-0リードから4-3リードとした。中にはインブルフィニッシュの88コンビネーションフィニッシュ、106チェックアウト、126チェックアウトを見せていた。
ライトは第8レッグで20ダブルをあgりレベルとすると81フィニッシュでようやくリード、しかし6本のダブルミスをする間スミスがここまでダブルミスなしで16ダブルをあがり、試合は最終レッグへもつれ込んだ。
しかしこのワールドカップ優勝者は先に67フィニッシュし激戦の中勝利をあげた。
「みんなジェフはいいプレーヤーだと知っている。だから組合せを見て激戦になるとは判っていた。」とライト。「彼のフィニッシュは素晴らしかったけど得点がついて行ってなかったので僕が踏み込めた。」
「いづれにしろ僕は自信が出てきたし心配していない。僕はいつも勝てると感じている。」
Dafabet USダーツマスターズは金曜にマンダレイ リゾート&カジノで準々決勝、準決勝、決勝を行い完結する。
米国、カナダ、ブラジルではDAZN、英国ではITV4、その他諸国はPDC国際放映網を通じ全世界へライブ放映される。