<メジャー>ワールドマッチプレー第3日(一回戦 3/3)
ベスト16出揃う
https://www.pdc.tv/news/2019/…
ワールドマッチプレー
ブラックプール、ウィンターガーデンズ
7月22日(月)
<一回戦結果>
キーガン・ブラウン<95.59> 10-8 ジョニー・クレイトン<93.46>
サイモン・ウィットロック<94.99> 10-3 ジョン・ヘンダーソン<101.33>
ダリル・ガーニー<96.34> 10-7 リッキー・エバンス<89.33>
ピーター・ライト<102.14> 10-5 ビンセント・バン・デ・ブート<97.4>
7月23日(火)現地19:00(日本時間24日03:00)
<二回戦組合せ>
マイケル・スミス vs マックス・ホップ
ジェームス・ウェード vs メンサー・スルホビック
ギャリー・アンダーソン vs マービン・キング
マイケル・バン・ガーウェン vs グレン・デュラン
7月24日(水)現地19:00(日本時間25日03:00)
<二回戦組合せ>
ダリル・ガーニー vs キーガン・ブラウン
スティーブン・バンティング vs イアン・ホワイト
ロブ・クロス vs クリストフ・ラタイスキー
ピーター・ライト vs サイモン・ウィットロック
7月25日(木)現地19:00(日本時間26日03:00)
<準々決勝> x 2試合
バン・ガーウェン/デュラン vs ウェード/スルホビック
スミス./ホップ vs アンダーソン/キング
7月26日(金)現地19:00(日本時間27日03:00)
<準々決勝> x 2試合
クロス/ラタイスキー vs バンティング/ホワイト
ライト/ウィットロック vs ガーニー/ブラウン
優勝オッズ;
7/4 マイケル・バン・ガーウェン
15/2 ロブ・クロス
10/1 ピーター・ライト、ギャリー・アンダーソン
25/1 マイケル・スミス、ダリル・ガーニー、ジェームス・ウェード
33/1 イアン・ホワイト
40/1 グレン・デュラン、メンサー・スルホビック
66/1 クリストフ・ラタイスキー
125/1 スティーブン・バンティング、サイモン・ウィットロック
150/1 キーガン・ブラウン
200/1 マックス・ホップ
250/1 マービン・キング
フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
二回戦:ベストオブ21レッグズ
準々決勝:ベストオブ31レッグズ
準決勝:ベストオブ33レッグズ
決勝:ベストオブ35レッグズ
※各試合とも2レッグ差であること。2レッグ差をつけるため5レッグまで追加され、それでも未決着の場合6レッグ目はサドンデスで戦われる。
賞金:
優勝=150,000ポンド
準優勝=70,000ポンド
ベスト4=50,000ポンド
ベスト8=25,000ポンド
二回戦敗退=15,000ポンド
一回戦敗退=10,000ポンド
合計 700,000ポンド
ピーター・ライト、ダリル・ガーニー含め4プレーヤーが月曜、ブラックプールでの2019年Betfredワールドマッチプレー二回戦進出を決めた。
この夏最大のダーツイベント第3夜は一回戦最後の4試合が行われ、2017年準優勝のライトがビンセント・バン・デ・ブートを10-5で下し順当にベスト16入りを果たした。
ワールドカップで優勝したライトは衝撃的なフォームでトーナメント入りし、0-2ダウンの後このスコットランド人は屋根を高くする164チェックアウトで初レッグをマークした。
それ以降ライトはどんどん調子をあげまもなく4-2リードとした。しかしまとわりつくバン・デ・ブートはこの第6シードに6-5と食い下がった。
この屈強なオランダ人が頑張るほどライトも地に足をつけ終盤4レッグを連取、最後は102アベレージでサイモン・ウィットロックの待つ二回戦へ進んだ。
「ビンセントが素晴らしかったので僕も本当のいいプレーをする必要があった。」とライト、彼は一回戦の最高のアベレージを記録した。
「ようやくこのトーナメントの感触になじんできた。ふつうは疲れてしまい重労働だと感じてしまう。今年は素晴らしく新鮮に感じている。」
「このトーナメントで僕と対戦する誰でも晴らしいプレーをしなければならない。そうでないと彼等は帰宅させられるだろう。」
この夜早々、2度のワールドマッチプレーベスト4のウィットロックがアベレージで6ポイント劣勢だったもののジョン・ヘンダーソンに10-8でものにした。このオーストラリア人は次に2018年の準々決勝で敗退したライトにリベンジのチャンスが巡ってきた。
ウィットロックは112チェックアウトで5-3のリード、しかしヘンダーソンも爆発し3レッグを連取して初めて6-5リードとした。
試合の流れは再びウィットロックに傾き124チェックアウトを含め続く4レッグを連取、勝利まであと1レッグとした。
ヘンダーソンは97フィニッシュ、81フィニッシュとラリーに加わったものの、このスコットランドで愛されるプレーヤーはタイブレークへ逃げ込むためのダブルを4本ミス、ウィットロックが手に最後の一本で8ダブルをあがり二回戦進出となった。
「素晴らしい試合だった。」とウィットロック、「ヘンドーはPDCツアーで最も愛されるプレーヤーだけど、おやまあ!あんあいいダーツをするとは。」
「練習ボードで凄く良かったしブラックプールへ来てから快適だ。このステージもすごくいい。」
ウィットロックはずっと肘の腱鞘炎で苦悩しているが、「今は大丈夫。ここ数週間は本当に悩まされちょっと落ち込んでいた。」
元ベスト4のガーニーは9個の180得点などからデビューのリッキー・エバンスに10-7で勝利した。
この第3シードのダブルミスでエバンスは4-3と食らいついたが、ガーニーはダブルの調子が良くその差を7-3と拡げた。
エバンスはこの有名なステージでようやく落ち着きはじめ、つづく5レッグのうち4レッグをとって8-7へ、北アイルランド人にあと1レッグと迫った。
エバンスはレベルへ追いつき最終局面へ突入する24を残して待つ間、ガーニーは手に最後のダーツでようやくの6ダブルを決めてしまった。最終レッグも彼は最後の1本でダブルをあがったがこの時は2ダブルだった。
「もし僕に元気がなく相手がいつも6本ダブルを打てるような状況なら僕はパニックになるだろうけど、僕はいつも落ち着いていられるし勝利の自信がある。」とガーニー。彼は次にキーガン・ブラウンと対戦する。
「勝てて良かった。僕は勝つためにここへ来た。まだ出場できる。まだ2段階くらいギアアップできるし、トーナメントで優勝のために必要ならいつでも開放する。」
「キーガンとはとても厳しい試合となるだろう。さっき彼の練習ボードを見ていたけど、どこでも好きなように入っていた。でも出来れば勝って準々決勝へ進みたい。」
ブラウンは4個の100越えチェックアウトを見せ激しい競り合いで第14シードのジョニー・クレイトンを10-8で破った。
この試合オープニングから第11レッグまで互いに一歩も譲らない展開だったが、第12レッグでクレイトンが火を噴き14ダーツでブレークした。
しかしこのウェールズ人はこのアドバンテージを維持することが出来ず、ブラウンが3度の16ダブルをことごとく決め、さらに素晴らしいインブルでの127チェックアウトなどでひっくり返した。彼は序盤にも148チェックアウト、134チェックアウトを繰り出していた。
8-8になり、ブラウンは転換点となる109チェックアウトでブレークし9-8とリード、最後にこの元ワールドユースチャンピオンは20ダブルを仕留めブラックプールで2度目となるベスト16入りを決めた。
二回戦は火曜から始まり2度のワールドマッチプレー優勝のマイケル・バン・ガーウェンがグレン・デュランと、一方現チャンピオン、ギャリー・アンダーソンは2連続優勝を目指しマービン・キングと対戦する。
2018準優勝のメンサー・スルホビックは2007年チャンピオンのジェームス・ウェードと、ワールドチャンピオンシップ準優勝のマイケル・スミスはドイツのマックス・ホップと対戦する。