プレーヤーズチャンピオンシップ#22/全30回
ブレンダン・ドラン、5年ぶりのPDCタイトル獲得
https://www.pdc.tv/news/2019/…
プレーヤーズチャンピオンシップ#22
ヒルデスハイム
8月4日(日)
*はデベロプメントツアー(ユース)プレーヤー
(カッコ内は賞金ランキング)<カッコ内はアベレージ>
<一回戦結果>(ベスト128)
イアン・ホワイト(10)<86.2> 6-2 マリオ・ロブ(90)
リース・ロビンソン(115)<106.6> 6-2 マイケル・バーナード(-)
ウィリアム・オコーナー(42)<83.7> 6-3 ブラドリー・ブルックス*(87)
ガビン・カーリン(99)<83.2> 6-4 カラン・ライズ*(146)
マイク・デ・デッカー*(137)<90.5> 6-5 ダニー・ノッパート(37)
エイドリアン・グレイ(105)<84.8> 6-3 ビンセント・バン・デ・メーア(106)
ジェイミー・ヒューズ(63)<89.3> 6-3 ジャスティン・パイプ(47)
ハリー・ワード*(77)<88.5> 6-4 ダーク・バン・デュイベンボーデ(83)
メンサー・スルホビック(9)<84.8> 6-1 ベリー・バン・ピアー(-)
ウェイン・ジョーンズ(73)<82.5> 6-5 ジョージ・キリントン*(103)
ジェームス・ウィルソン(30)<87.9> 6-2 スティーブ・レノン(36)
ライアン・マイクル*(79)<92.7> 6ー3 イアン・デッカー(48)
マイケル・スミス(4)<92.0> 6-2 デービッド・パレット(115)
ジョン・ロドリゲス(98)<100.3> 6-2 リチャード・ノース(43)
ビンセント・バン・デ・ブート(34)<99.4> 6-3 アンドリュー・ギルディング(107)
クリスチャン・ブンゼ*(120)<84.7> 6-5 ホセ・デ・ソーサ(78)
ジョー・カレン(18)<83.2> 6-2 スティーブ・ウェスト(23)
ルーク・ハンフリーズ*(56)<88.1> 6-1 ケビン・バーネス(82)
カイル・アンダーソン(26)<92.1> 6-4 デービー・バン・ベーレン(94)
ベニト・バン・デ・パス(45)<79.3> 6-3 ロバート・オーエン(71)
スティーブ・ビートン(19)<85.4> 6-3 マーク・マクギーニー(88)
ダニー・バン・トリープ*(138)<83.0> 6-3 サイモン・スティーブンソン(65)
キーガン・ブラウン(25)<83.5> 6-4 リッチー・エドハウス(93)
マイク・バン・デュイベンボーデ*(161)<89.3> 6-2 ジェリー・ヘンドリクス(-)
ナーザン・アスピナル(13)<92.8> 6-2 カール・ウィルキンソン(128)
マーク・ウィルソン(94)<86.3> 6-4 クリスト・レイズ(41)
ガブリエル・クレメンズ(57)<99.3> 6-1 スコット・テーラー(119)
ガート・ネンテス*(108)<81.1> 6-5 ケビン・ガルシア(163)
ジャーメイン・ワッティメナ(21)<94.7> 6-4 クリスチャン・キスト(66)
イェル・クラーセン(39)<87.4> 6-5 ホセ・ジャスティシア(89)
レイモンド・バン・バーナベルト(35)<93.9> 6-5 マービン・キング(20)
ライアン・ジョイス(49)<88.3> 6-5 ロニー・ハイブレクト(67)
デーブ・チズナル(12)<90.8> 6-3 カーク・シェファード(104)
ピーター・ハドソン(84)<82.2> 6-4 トム・ロンズデール(-)
アンディ・ボールトン(86)<90.5> 6-1 ロス・スミス(58)
ジョー・マーナン(108)<95.6> 6-4 デーブ・プリンス(120)
ブレンダン・ドラン(40)<100.6> 6-5 ジェフリー・デ・ズワーン*(29)
アラン・ノリス(46)<80.7> 6-3 アダム・ハント(74)
クリス・ドービー(28)<87.8> 6-5 ジョナサン・ウォースリー(131)
ジャスティン・スミス(-)<92.3> 6-5 ゾラン・レイクバッハー(69)
リッキー・エバンス(38)<91.8> 6-5 スコット・ベーカー(97)
マーティン・シンドラー(54)<97.6> 6-3 ダリウス・ラバノースカス(84)
ライアン・ハリントン(92)<87.6> 6-4 ロン・ミューレンカンプ(51)
マーク・ウェブスター(64)<86.9> 6-5 ビンセント・カンフュイス(100)
グレン・デュラン(44)<90.2> 6-3 ジェームス・リチャードソン(59)
メーダーズ・ラズマ(91)<98.0> 6-4 タイタス・カニク(80)
ダレン・ウェブスター(16)<89.7> 6-1 アージャン・コンターマン(-)
マイク・クィベンホーベン(138)<87.8> 6-4 ヨーディ・メーウビッセ(108)
ジョニー・クレイトン(14)<90.8> 6-4 トニー・アルシナス(55)
コーディ・ハリス(147)<88.0> 6-5 キム・ハイブレクト(32)
ベセル・ニーマン(163)<98.9> 6-3 ディミトリ・バン・デン・バーグ(31)
パトリク・バン・デン・ボーガード(163)<79.1> 6-5 ブレット・クレイドン(-)
サイモン・ウィットロック(11)<92.1> 6-3 バリー・ベイト(131)
マルコ・カンテレ(115)<89.8> 6-2 ジョシュ・ペイン(50)
ミッキー・マンセル(61)<93.6> 6-4 ジョン・ヘンダーソン(22)
コナン・ホワイトヘッド(108)<97.9> 6-1 ロバート・マリアノビック(75)
クリストフ・ラタイスキー(33)<98.6> 6-1 アラン・タバーン(68)
デボン・ピーターセン(60)<81.2> 6-0 ジェイミー・ルイス(27)
ライアン・サール(53)<97.5> 6-3 テッド・エベッツ*(80)
マット・クラーク(115)<91.9> 6-3 ディオゴ・ポルテラ(131)
スティーブン・バンティング(15)<88.4> 6-0 ロバート・ソーントン(51)
ルーク・ウッドハウス(72)<80.2> 6-3 ニールズ・ゾンネベルト*(126)
マックス・ホップ(24)<95.0> 6-3 マシュー・エドガー(70)
アロン・モンク(76)<85.4> 6-1 トニー・ニューウェル(127)
<二回戦結果>(ベスト64)
イアン・ホワイト(10)<86.0> 6-5 リース・ロビンソン(115)
ウィリアム・オコーナー(42)<91.2> 6-1 ガビン・カーリン(99)
マイク・デ・デッカー*(137)<90.6> 6-1 エイドリアン・グレイ(105)
ハリー・ワード*(77)<87.1> 6-5 ジェイミー・ヒューズ(63)
メンサー・スルホビック(9)<90.9> 6-4 ウェイン・ジョーンズ(73)
ライアン・マイクル*(79)<80.8> 6ー5 ジェームス・ウィルソン(30)
マイケル・スミス(4)<100.5> 6-1 ジョン・ロドリゲス(98)
ビンセント・バン・デ・ブート(34)<87.4> 6-2 クリスチャン・ブンゼ*(120)
ジョー・カレン(18)<101.3> 6-3 ルーク・ハンフリーズ*(56)
カイル・アンダーソン(26)<84.6> 6-1 ベニト・バン・デ・パス(45)
スティーブ・ビートン(19)<89.0> 6-5 ダニー・バン・トリープ*(138)
マイク・バン・デュイベンボーデ*(161)<78.9> 6-5 キーガン・ブラウン(25)
ナーザン・アスピナル(13)<93.8> 6-2 マーク・ウィルソン(94)
ガブリエル・クレメンズ(57)<95.8> 6-3 ガート・ネンテス*(108)
ジャーメイン・ワッティメナ(21)<93.1> 6-5 イェル・クラーセン(39)
ライアン・ジョイス(49)<95.9> 6-2 レイモンド・バン・バーナベルト(35)
デーブ・チズナル(12)<100.9> 6-3 ピーター・ハドソン(84)
アンディ・ボールトン(86)<88.7> 6-4 ジョー・マーナン(108)
ブレンダン・ドラン(40)<91.7> 6-2 アラン・ノリス(46)
クリス・ドービー(28)<89.6> 6-2 ジャスティン・スミス(-)
リッキー・エバンス(38)<91.7> 6-3 マーティン・シンドラー(54)
マーク・ウェブスター(64)<92.5> 6-2 ライアン・ハリントン(92)
グレン・デュラン(44)<96.2> 6-3 メーダーズ・ラズマ(91)
ダレン・ウェブスター(16)<96.2> 6-5 マイク・クィベンホーベン(138)
コーディ・ハリス(147)<90.6> 6-5 ジョニー・クレイトン(14)
ベセル・ニーマン(163)<87.2> 6-4 パトリク・バン・デン・ボーガード(163)
マルコ・カンテレ(115)<86.4> 6-5 サイモン・ウィットロック(11)
コナン・ホワイトヘッド(108)<88.7> 6-2 ミッキー・マンセル(61)
クリストフ・ラタイスキー(33)<103.8> 6-2 デボン・ピーターセン(60)
ライアン・サール(53)<97.4> 6-1 マット・クラーク(115)
スティーブン・バンティング(15)<94.3> 6-3 ルーク・ウッドハウス(72)
アロン・モンク(76)<87.0> 6-2 マックス・ホップ(24)
<三回戦結果>(ベスト32)
イアン・ホワイト(10)<96.0> 6-2 ウィリアム・オコーナー(42)
ハリー・ワード*(77)<102.9> 6-1 マイク・デ・デッカー*(137)
メンサー・スルホビック(9)<98.5> 6-3 ライアン・マイクル*(79)
マイケル・スミス(4)<94.7> 6-3 ビンセント・バン・デ・ブート(34)
ジョー・カレン(18)<83.5> 6-2 カイル・アンダーソン(26)
スティーブ・ビートン(19)<95.9> 6-2 マイク・バン・デュイベンボーデ*(161)
ガブリエル・クレメンズ(57)<96.5> 6-5 ナーザン・アスピナル(13)
ジャーメイン・ワッティメナ(21)<94.1> 6-2 ライアン・ジョイス(49)
デーブ・チズナル(12)<97.0> 6-0 アンディ・ボールトン(86)
ブレンダン・ドラン(40)<92.1> 6-2 クリス・ドービー(28)
リッキー・エバンス(38)<95.8> 6-2 マーク・ウェブスター(64)
グレン・デュラン(44)<98.3> 6-1 ダレン・ウェブスター(16)
コーディ・ハリス(147)<88.4> 6-5 ベセル・ニーマン(163)
マルコ・カンテレ(115)<103.2> 6-5 コナン・ホワイトヘッド(108)
クリストフ・ラタイスキー(33)<94.8> 6-4 ライアン・サール(53)
アロン・モンク(76)<87.3> 6-4 スティーブン・バンティング(15)
<四回戦結果>(ベスト16)
イアン・ホワイト(10)<95.8> 6-5.8 ハリー・ワード*(77)
メンサー・スルホビック(9)<95.1> 6-3 マイケル・スミス(4)
スティーブ・ビートン(19)<103.6> 6-1 ジョー・カレン(18)
ジャーメイン・ワッティメナ(21)<87.3> 6-5 ガブリエル・クレメンズ(57)
ブレンダン・ドラン(40)<106.7> 6-5 デーブ・チズナル(12)
グレン・デュラン(44)<96.0> 6-2 リッキー・エバンス(38)
コーディ・ハリス(147)<87.3> 6-1 マルコ・カンテレ(115)
クリストフ・ラタイスキー(33)<87.0> 6-5 アロン・モンク(76)
<準々決勝結果>(ベスト8)
メンサー・スルホビック(9)<91.1> 6-5 イアン・ホワイト(10)<94.4>
ジャーメイン・ワッティメナ(21)<93.9> 6-2 スティーブ・ビートン(19)<87.7>
ブレンダン・ドラン(40)<96.5> 6-5 グレン・デュラン(44)<94.0>
コーディ・ハリス(147)<99.0> 6-4 クリストフ・ラタイスキー(33)<103.3>
<準決勝結果>(ベスト4)
ジャーメイン・ワッティメナ(21)<96.7> 7-6 メンサー・スルホビック(9)<93.9>
ブレンダン・ドラン(40)<100.4> 7-3 コーディ・ハリス(147)<100.2>
<決勝結果>
ブレンダン・ドラン(40)<94.6> 8-5 ジャーメイン・ワッティメナ(21)<96.3>
ブレンダン・ドランがプレーヤーズチャンピオンシップ#22決勝でジャーメイン・ワッティメナを8-5で下しおよそ5年ぶりにランキングタイトルを獲得した。
この北アイルランドのエースは2011年ワールドグランプリで決勝進出、2013年、2014年には5個のランキングイベントで優勝したものの、近年世界ランキングトップ32から脱落していた。
去年12月のワールドチャンピオンシップベスト8進出はドランにとって待ちに待った上昇であったが、彼はヒルデスハイムでの128プレーヤーの頂点に立ちプレーヤーズチャンピオンシップ優勝賞金10,000ポンドを獲得した。
彼はこの日一回戦をアベレージ100越えでジェフリー・デ・ズワーンを6-5で下し、その後アラン・ノリス、クリス・ドービーを退け、続いてアベレージもほぼ107でデーブ・チズナルを6-5で破っていた。
ドランは準々決勝でも同様の得点力でグレン・デュランに勝ち、準決勝は再び100越えアベレージでコーディ・ハリスに7-3で勝利した。
決勝の序盤は接戦を予想させドラン、ワッティメナともオープニングから4レッグを分け合うと、この北アイルランドのプレーヤーが第5レッグを13ダーツでブレークした。
ワッティメナも86フィニッシュですぐさまブレークバックしレベルとしたが、ドランは素晴らしい11ダーツから4レッグを連取、優勝まで残り1レッグの7-3とリードした。
ワッティメナも反撃し続く2レッグで180得点から13ダーツ、14ダーツで奪い返したが最終レッグをドランが108チェックアウトで感慨深いタイトル獲得となった。
涙に濡れたドランは、「ただただ信じられない。素晴らしい、本当に素晴らしい。」
「懸命に努力してきた。でも結果がついて来なかった。昨日は信じられないほど悪いプレーだったので僕は妻にぐちを言っていた。彼女が上手くなだめてくれた。」
「僕はいつも一回戦を通過できれば僕は怖い存在だと言い続けてきた。僕はここ18か月本当に練習してきたけど結果が出なかった。でも今日は本当にいいプレーが出来た。」
「今日は幸運にも恵まれたと思う。優勝できたなんて本当に凄い。」
ドランの以前のタイトルは2014年のダブリンでのものだった。「正直、5年前のことは覚えていない。本当にどうやって優勝したのか判らない。ようやく今日で面目躍如だ。」
「この試合は全てがプレッシャーだ、精神的プレッシャーだ。僕は自分にずっとプレッシャーを掛けていたが女房に全てのプレッシャーを解き放ち単にプレーしなさいと言われた。」
ワッティメナはこの日今年2度目のプレーヤーズチャンピオンシップ決勝進出となったが、このワールドカップ代表はまたもや初のランキングタイトルがお預けとなった。
彼は一、二回戦で同じオランダのクリスチャン・キスト、イェル・クラーセンを退け、続いてライアン・ジョイス、ガブリエル・クレメンズを下した。
ワッティメナはスティーブ・ビートンとの準々決勝で9ダーツにあと一歩だったが12ダブルをミス、しかし試合は6-2で勝利した。続いて彼はメンサー・スルホビックとの準決勝で0-4ダウンから7-6で勝利、このオーストリア人に勝ったのは初めてだ。
スルホビックもほぼ2年ぶりのプレーヤーズチャンピオンシップ準決勝だった。一方、ニュージーランドのハリスは初のプロツアー準決勝進出だった。
ハリスは最近2度目のチャレンジツアー優勝を果たしたばかりでこの日曜も5勝し、8月のバーガーキング&TAB提供、ニュージーランドダーツマスターズ出場の準備万端だ。この日は土曜優勝のクリストフ・ラタイスキーと準々決勝で対戦し6-4で勝利していた。
ラタイスキー、ビートン、デュランがトップシードのイアン・ホワイトと並びベスト8入り、2019年にプレーヤーズチャンピオンシップを優勝しているチズナル、ハリー・ワードはワールドマッチプレー準優勝のマイケル・スミス、ジャーマンダーツマスターズ準優勝のガブリエル・クレメンズと供にベスト16入りした。
ワールドシリーズオブダーツイベントがここから3週間にわたりオーストラリアとニュージーランドで開催され、プロツアーは夏休みに入る
ヨーロピアンツアーは8月30日~9月1日にウィーンでのオーストリアンダーツチャンピオンシップで再開、次のプレーヤーズチャンピオンシップはバーンスリーで9月10日、11日に開催される。