<EUツアー#11/13>ヨーロピアンダーツマッチプレー最終日
アベレージ100越えの激闘が連続
https://www.pdc.tv/news/2019/…
ヨーロピアンダーツマッチプレー
マンハイム、マイマルクトハレ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
9月8日(日)午後セッション
<三回戦結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<105.59> 6-4 メンサー・スルホビック(9)<101.82>
クリストフ・タライスキー(31)<97.01> 6-5 エイドリアン・ルイス(15)<92.08>
ロブ・クロス(2)<96.06> 6-4 ダリル・ガーニー(3)<93.16>
デーブ・チズナル(12)<96.14> 6-1 リッキー・エバンス(38)<88.0>
ジョニー・クレイトン(14)<93.31> 6-5 イアン・ホワイト(10)<96.26>
ジェームス・ウェード(8)<91.75> 6-5 ウェイン・ジョーンズ(73)<89.19>
ジョー・カレン(18)<98.71> 6-3 ウィリアム・オコーナー(42)<85.97>
グレン・デュラン(43)<110.05> 6-3 ガーウィン・プライス(7)<106.21>
9月8日(日)夕刻セッション
<準々決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<100.13> 6-5 クリストフ・タライスキー(31)<93.09>
デーブ・チズナル(12)<90.14> 6-5 ロブ・クロス(2)<87.09>
ジェームス・ウェード(8)<93.27> 6-4 ジョニー・クレイトン(14)<84.79>
ジョー・カレン(18)<99.29> 6-2 グレン・デュラン(43)<98.72>
<準決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<100.25> 7-1 デーブ・チズナル(12)<84.0>
ジョー・カレン(18)<103.69> 7-5 ジェームス・ウェード(8)<98.43>
<決勝結果>
ジョー・カレン(18)<101.3> 8-5 マイケル・バン・ガーウェン(1)<100.18>
フォーマット:
一回戦/二回戦/三回戦/準々決勝=ベストオブ11レッグズ
準決勝=ベストオブ13レッグズ
決勝=ベストオブ15レッグズ
賞金:
優勝=25,000ポンド
準優勝=10,000ポンド
ベスト4=6,500ポンド
ベスト8=5,000ポンド
ベスト16=3,000ポンド
ベスト32=2,000ポンド
ベスト48=1,000ポンド
ジョー・カレンが日曜夜、マンハイムでのヨーロピアンダーツマッチプレー決勝で衝撃的なパーフォーマンスを見せマイケル・バン・ガーウェンを8-5で下し初のヨーロピアンツアータイトルを獲得した。
このブラッドフォードのエースは素晴らしい戦いを続け自身3つ目のランキングタイトルを獲得、最後は素晴らしさと自信を見せてワールドチャンピオンのバン・ガーウェンを克服した。
ヨーロピアンツアーでは過去準決勝止まりだったが、カレンはマイマルクトハレでの日曜、ウィリアム・オコーナー、グレン・デュラン、ジェームス・ウェードを下して決勝入りした。
彼はワールドチャンピオンに対し緊張した様子も見せず、決勝を180得点でスタートし14ダーツでブレークするなど序盤5レッグのうち4レッグを奪って4-1リードとした。
バン・ガーウェンも第6レッグを返したが、第7レッグでカレンは170チェックアウトと力を見せてドイツ観客をひれ伏させ5-2リードとした。
バン・ガーウェンも一流のところを見せ3レッグ連取で5-5のレベルに追いついたが、カレンは13ダーツで再びブレークし7-5とリード、最後はオランダ人がブレークバックを狙ったダブルを外すと残り88をフィニッシュして14ダーツで25,000ポンドのタイトルを獲得した。
「マイケルを決勝で破るなんて驚愕だ。」とカレン、彼の決勝アベレージは101を超えた。「僕のキャリアの中で一番の瞬間だ。素晴らしい。」
「マイケルはプロフェッショナルを極めたプレーヤーで負けても勝っても素晴らしい態度だ。僕とマイケルは親友だし僕の優勝を心から祝ってくれた。」
「これは数ある週末のたった1つに過ぎない。僕等はマイケルじゃないのでただ単に臨終の場面だ。ステージは本当にいいプレーをするか悪いプレーをするかだけでマイケルがその基準を作っている。」
「僕はこれまで幾度かトーナメント優勝の手掛かりをつかんでいた。今週末は優勝するだろうと信じていた。真に信じていた。今日は誰も僕を打ち破るとは思ていなかった。」
2019年に4度のヨーロピアンツアー優勝を誇るバン・ガーウェンは5つ目の栄誉を目指したが、先週日曜のオーストリアンダーツチャンピオンシップではメンサー・スルホビックへの敗退に続き2週連続して決勝戦でその夢は潰えた。
バン・ガーウェンは三回戦でスルホビックに6-4で勝利し先週のリベンジを果たし、準々決勝でクリストフ・ラタイスキー、準決勝ではデーブ・チズナルに怒涛の勢いの7-1で勝利した。
「決勝で敗退するなら全て自己責任だ。」とバン・ガーウェン。「僕もいくつかチャンスをミスしたけどジョーは本当に素晴らしいトーナメントを戦った。」
「普通は彼は静かなものだが今日は何人か素晴らしいプレーヤーを倒してきており決勝でも僕を倒したし素晴らしかった。僕はこの敗退を胸に前を向いて進むつもりだ。」
ウェードは三回戦でウェイン・ジョーンズのマッチとなるダーツを生き残り、次の準々決勝でジョニー・クレイトンを6-4としたが、準決勝でカレンに敗れ2度目のヨーロピアンダーツマッチプレータイトルには手が届かなかった。
チズナルは6月のダニッシュダーツオープン優勝者だが、この日リッキー・エバンスとロブ・クロスには勝利したものの、今年2つ目のヨーロピアンツアータイトル獲得の夢は準決勝でバン・ガーウェンにぺちゃんこにされ終焉した。
デュランはこの日曜早々、三回戦でダリル・ガーニーを6-3で下した際、アベレージが110越えとなった。ラタイスキーはベスト16でエイドリアン・ルイスのマッチとなるダーツを生き残っていた。
カレンはこのマンハイムでの優勝で再び世界トップ16入りし、3ランクあげてNo.15となった。
ラタイスキーは4ランクあげてNo.27、エバンスとデュランは今週末の活躍で引き続きトップ32入りを目指し続けている。
PDCヨーロピアンツアーは次に9月13日~15日、リエサでインターナショナルダーツオープンを開催、試合の模様はpdctv-HDで全世界向けライブ放映される。