<メジャー>ワールドグランプリプレビュー
誰が優勝してもおかしくない実力者揃い
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019年BoyleSportsワールドグランプリ
ダブリン、シティウェストコンベンションセンター
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
(勝敗表は2018年/2019年)
10月6日(日)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<一回戦組合せ>
リッキー・エバンス vs クリス・ドービー
(ー/●)
マービン・キング vs ディミトリ・バン・デン・バーグ
(〇/ー)
ジョー・カレン vs イアン・ホワイト
(-/〇〇〇)
ジェフリー・デ・ズワーン vs スティーブ・ビートン
(〇〇/〇)
ジェームス・ウェード vs ジョン・ヘンダーソン
(〇〇/●)
マイケル・スミス vs サイモン・ウィットロック
(〇〇/ー)
マイケル・バン・ガーウェンvs ジェイミー・ヒューズ
(-/〇)
ギャリー・アンダーソン vs キーガン・ブラウン
(〇〇〇/〇)
10月7日(月)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<一回戦組合せ>
スティーブン・バンティング vs ジョニー・クレイトン
(●●/ー)
ビンセント・バン・デ・ブート vs ナーザン・アスピナル
(-/ー)
エイドリアン・ルイス vs ジャーメイン・ワッティメナ
(ー/ー)
グレン・デュラン vs クリストフ・ラタイスキー
(-/〇●)
ダリル・ガーニー vs ダニー・ノッパート
(-/〇〇)
ガーウィン・プライス vs デーブ・チズナル
(〇/〇)
ロブ・クロス vs メンサー・スルホビック
(●〇●●●●/●〇〇)
ピーター・ライト vs マックス・ホップ
(●〇〇/ー)
10月8日(火)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<二回戦組合せ>
ウェード/ヘンダーソン vs キング/バン・デン・バーグ
スミス/ウィットロック vs カレン/ホワイト
バン・ガーウェン/ヒューズ vs デ・ズワーン/・ビートン
アンダーソン/ブラウン vs エバンス/ドービー
10月9日(水)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<二回戦組合せ>
ガーニー/ノッパート vs バン・デ・ブート/アスピナル
プライス/チズナル vs バンティング/クレイトン
クロス/スルホビック vs デュラン/ラタイスキー
ライト/ホップ vs ルイス/ワッティメナ
10月10日(木)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<準々決勝>
10月11日(金)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<準決勝>
10月11日(金)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<トムカービーアイリッシュマッチプレー決勝>
<決勝>
フォーマット:(全ダブルイン、ダブルアウト)
一回戦:ベストオブ3セット
二回戦:ベストオブ5セット
準々決勝:ベストオブ5セット
準決勝:ベストオブ7セット
決勝:ベストオブ9セット
(ベストオブ5レッグ/セット)
賞金:
優勝=110,000ポンド
準優勝=50,000ポンド
ベスト4=25,000ポンド
ベスト8=16,000ポンド
二回戦敗退=10,000ポンド
一回戦敗退=6,000ポンド
優勝者オッズ(10月4日現在)
7/4 マイケル・バン・ガーウェン
8/1 ピーター・ライト
9/1 ギャリー・アンダーソン
10/1 ロブ・クロス
12/1 ガーウィン・プライス
14/1 ダリル・ガーニー
18/1 ナーザン・アスピナル
20/1 マイケル・スミス、メンサー・スルホビック
22/1 ジェームス・ウェード、グレン・デュラン
28/1 イアン・ホワイト
33/1 デーブ・チズナル
50/1 クリストフ・ラタイスキー
66/1 エイドリアン・ルイス、ジェイミー・ヒューズ、ディミトリ・バン・デン・バーグ、ジェフリー・デ・ズワーン
100/1 クリス・ドービー、ジョー・カレン、ジョニー・クレイトン
125/1 サイモン・ウィットロック、スティーブン・バンティング、マックス・ホップ
150/1 キーガン・ブラウン
175/1 ビンセント・バン・デ・ブート
200/1 スティーブ・ビートン、ダニー・ノッパート、ジョン・ヘンダーソン、リッキー・エバンス、ジャーメイン・ワッティメナ
250/1 マービン・キング
2019年BoyleSportsワールドグランプリがこの日曜、ダブリンのシティウェストコンベンションセンターで開幕、第1日の夜にマイケル・バン・ガーウェンがジェイミー・ヒューズを相手にタイトル防衛を開始する。
試合は10月6日~12日の7夜に掛けて行われ、英国ではスカイスポーツ、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網とpdctv-HDでライブ放映される。
PDCで唯一ダブルスタートとなるこのイベント一回戦は日曜と月曜に2夜にわたり行われる。
現チャンピオンのバン・ガーウェンはオープニングでヒューズの挑戦を受ける。ヒューズはPDCツアーカードを獲得した初年度に素晴らしい活躍を見せ、6月にはプラハでのヨーロピアンツアーイベントを優勝していた。
このトーナメントは2012年ワールドグランプリでバン・ガーウェンが初めてテレビ放映のPDCタイトルを獲得したという特別な記憶があるものの、この4度のチャンピオンは自身初のタイトル防衛となるにも関わらず何らプレッシャーを感じていない。
「タイトル防衛出来ればそれはそれで素晴らしい。でも僕が懸命に目指しているものではない。」とバン・ガーウェン。彼は1月に3度目となるワールドチャンピオンシップタイトルを獲得した他、プレミアリーグ、マスターズにも優勝している。
「僕は出場するどんなトーナメント、どんな試合にも勝つと信じてやっている。どの試合にも勝つことを目標とし、記録はそれの連続を示すものだ。」
「ワールドグランプリは偉大なトーナメントでとても楽しめるし来週は最後まで行ける自信を持っている。」
ダリル・ガーニーが2017年に優勝したことは有名なことだが、この2年間この北アイルランド人はあの夜の素晴らしい記憶を持っており、あれから人生が変ったようだ。
「本当に夢が現実になった。あの夜のことは絶対忘れない。」とガーニー。彼は2度目のダブリンでの優勝を目指し月曜にオランダ人のダニー・ノッパートと対戦する。
「翌朝目が覚めて僕の横にあるトロフィは誰が勝ったの?と考えていたことを思い出す。まだ夢の類に感じられた。」
「でも僕はあの時より今はもっと良くなっていると思う。だから再びあの夢の楽しみを味わえるだろうしトロフィと供に目を覚ましたい。」
バン・ガーウェンとガーニーのほか、この32プレーヤーの中でジェームス・ウェードが唯一元優勝経験者で、今年のイベントへ出場するプレーヤーの中、ダブルスタートのフォーマットでの唯一の9ダーツ経験者だ。
ワールドグランプリには15度出場し、2007年と2010年にチャンピオンとなったウェードは日曜夜、元ベスト4経験のジョン・ヘンダーソンと対戦する。
昨年準優勝のピーター・ライトは2018年のトーナメントで使用したダーツに戻すことが今回もう一つ上にあがるのに役立つと信じている。
ライトはそれまでこのダブルスタートのイベントでは準々決勝以上に達したことがなかったが昨年のワールドグランプリでは一気に決勝へ進出、しかしマイケル・バン・ガーウェンに大打撃を受け5-2で敗退した。
2019年はワールドカップとジャーマンダーツマスターズに優勝しているライトは上昇基調で、第2夜にドイツNo.1のマックス・ホップを相手にエメラルドグリーンのステージでの初優勝を目指す。
「正直常にダーツセットを替えても余り意味がない。でも今回は昨年ワールドグランプリ決勝で使ったダーツを使うつもりだ。」
「どんなトーナメントに出ても優勝の可能性を感じるけど対戦相手にも何人か素晴らしいプレーヤーがいる。優勝できると信じてなければプレーしない方がいいと思う。」
「去年は準決勝でメンサーを破るなどダブリンにはいい思い出がある。今年は最初にマックスと対戦で、彼も素晴らしいプレーヤーだけど僕は誰よりもいいプレーが出来ると思ってるし、相手が誰であろうと問題ない。」
元準優勝のギャリー・アンダーソンはワールドグランプリ初タイトル獲得に向けキーガン・ブラウンと対戦する。ブラウンは2015年以来の出場だ。
スティーブ・ビートンは16度目のワールドグランプリ出場となる。彼は2001年にデビュー、今回初戦を新進気鋭のジェフリー・デ・ズワーンと対戦する。
ダブリンでここ4年間のうち3年ベスト4入りしているメンサー・スルホビックはワールドマッチプレーチャンピオンのロブ・クロスと一回戦で一番目立つ対戦となる。
ヒューズは他の5人とともにこの450,000ポンドのイベントへデビューする。他の5人はナーザン・アスピナル、クリストフ・ラタイスキー、グレン・デュラン、クリス・ドービー、ディミトリ・バン・デン・バーグだ。
トーナメント表上半分のプレーヤーは日曜に一回戦、下半分のプレーヤーは月曜に一回戦を行う。
日曜の勝者は火曜に二回戦、月曜の勝者は水曜に二回戦へ出場だ。
準々決勝は木曜、準決勝は金曜に行い決勝は土曜に行われる。この決勝の前にトムカービーメモリアルアイリッシュマッチプレーの決勝がキーン・バリーとライアム・ギャラハーで戦われる。