<メジャー>ワールドグランプリ ベスト16(第3日/全7日)
キング、ホワイト、ドービーがうまさを見せベスト8入り
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019年BoyleSportsワールドグランプリ
ダブリン、シティウェストコンベンションセンター
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
(勝敗表は2018年/2019年)
<カッコ内はダブル率>
10月8日(火)
<二回戦結果>
マービン・キング(20)<50%> 3-1 ジェームス・ウェード(8)<20.69%>
イアン・ホワイト(10)<40.74%> 3-1マイケル・スミス(5)<83.33%>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<66.67%> 3-0 ジェフリー・デ・ズワーン*(27)<56.25%>
クリス・ドービー(28)<50%> 3-1 ギャリー・アンダーソン(4)<20.69%>
10月9日(水)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<二回戦組合せ>
ダニー・ノッパート(33) vs ナーザン・アスピナル(13)
(●/ー)
デーブ・チズナル(11) vs スティーブン・バンティング(18)
(〇〇/〇〇)
ロブ・クロス(2) vs グレン・デュラン(39)
(-/〇)
ピーター・ライト(7) vs ジャーメイン・ワッティメナ(19)
(〇〇〇〇〇/●〇●)
10月10日(木)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<準々決勝組合せ>
マービン・キング(20) vs マイケル・バン・ガーウェン(1)
(-/●〇●)
イアン・ホワイト(10)vs クリス・ドービー(28)
(-/〇)
ノッパート/アスピナル vs チズナル/バンティング
クロス/デュラン vs ライト/ワッティメナ
10月11日(金)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<準決勝>
10月11日(金)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<トムカービーアイリッシュマッチプレー決勝>
<決勝>
フォーマット:(全ダブルイン、ダブルアウト)
一回戦:ベストオブ3セット
二回戦:ベストオブ5セット
準々決勝:ベストオブ5セット
準決勝:ベストオブ7セット
決勝:ベストオブ9セット
(ベストオブ5レッグ/セット)
賞金:
優勝=110,000ポンド
準優勝=50,000ポンド
ベスト4=25,000ポンド
ベスト8=16,000ポンド
二回戦敗退=10,000ポンド
一回戦敗退=6,000ポンド
マイケル・バン・ガーウェンが火曜夜、圧倒的強さを見せオランダのライバル、ジェフリー・デ・ズワーンを3-0で下しBoyleSportsワールドグランプリ準々決勝へ駆け込んだ。
このダブルスタートイベントの現チャンピオンは日曜の一回戦ではジェイミー・ヒューズにてこずって辛勝したが、この日はここまでのトーナメントで最高となるアベレージ94.79でデ・ズワーンを力で押し切った。
相手の若手は2018年にUKオープンとワールドマッチプレーの両方でバン・ガーウェンを下しているが、一方的な試合展開でわずか3本しかダブルを打たせて貰えなかった。
4度チャンピオンのバン・ガーウェンは12ダーツ、134チェックアウトなどで第1セットを奪うのにたった4分しかかからなかった。
第2セットではデ・ズワーンも120チェックアウトを見せたものの、バン・ガーウェンが3-1でこのセットも奪い、第3セットも同じスコアで勝利を完了した。
「僕は自分で何が出来るかわかってるしいいプレーになったと思う。」とバン・ガーウェン。「僕はいいプレーをしなければいけなかった。ジェフリーはいい奴だけど凄いプレーヤーだからね。だからずっと彼にはプレッシャーを掛け続ける必要があり、常に上にいるべきだ。」
「僕は凄く自信を持ってるし状態は最高だ。得点力もダブルも申し分なかった。」
バン・ガーウェンは木曜の準々決勝でマービン・キングと対戦する。このカードは2012年ワールドグランプリ決勝の再現だ。2012年にはこのオランダ人がここで初めてのPDCテレビ放映タイトルを獲得していた。
「次はマービン・キングとだが全く同じようなプレーがしたい。」とワールドチャンピオン。「勿論僕は自分のチャンスをものにするつもりだ。マービンも再び本当にいいプレーをしてるし、僕も研ぎ澄まさなければいけない。」
キングは1セットダウンから反撃で2度のワールドグランプリチャンピオン、ジェームス・ウェードを3-1で下し、2回連続のテレビ放映での準々決勝進出を決めた。
ウェードは2007年、2010年のシティウェストコンベンションセンターでの優勝者で第1セットを3-2で奪い準々決勝進出を狙った。
しかしこの左利きは第2セットのセットポイントとなるダブルをミス、キングがレベルへ戻し劇的な第2セットの最終レッグとなった。
この2012年準優勝者は第3セットを10ダーツでスタートするなど3-1で奪い、第4セットも特段の反撃も受けずベスト8進出を決めた。前回のテレビ放映イベントの7月のワールドマッチプレーでもベスト8入りを果たしている。
「二回戦も突破できて本当に嬉しい。」とキング。彼は前のダブリンでは2014年にベスト8入りしている。「ジェームスは20ダブル、10ダブルのプロだ。でも今日は僕の方が少し安定感があった。」
「第1セットも悪くはなかったけどいくつかミスしてしまい彼につけ込まれた。第2セットは慎重にレベルへ戻したけど第3セットでは火を噴いた。」
「頭数を揃えるために出場した訳ではない。タイトルを奪うために来てるしいつもマービン・キングが現れた、マービン・キングが優勝のチャンスに居るといつも言っている。」
イアン・ホワイトが2015年以来となるワールドグランプリベスト8入りを果たした。彼はマイケル・スミスに3-1で勝利した。スミスはダブリンでベスト16を抜けられない記録更新中だ。
第1セットでホワイトは序盤から2-1とリードしたが、セットを奪うダブルを2本ミスするとスミスが14ダーツで奪い最終レッグも10ダブルをあがってセットを奪ってしまった。
しかしホワイトは第2セットを12ダーツでスタートするとここから7レッグを連取しセットカウントをたちまち2-1とした。第4セットもアドバンテージを取った。
スミスも反撃し続く3レッグのうち2レッグを取って頑張ったが反撃もここまで、ホワイトが20ダブルを仕留めてベスト8入りを決めた。
「勝てて嬉しいけどとても苦しかった。」とホワイト。「マイケルは僕の練習パートナーだし親友だ。こんなに良く知って親しい相手とプレーするのは厳しい。」
「第1セットは取れると思った。集中し続けたけどマイケル・スミスに対して7レッグを連取できるプレーヤーはざらにはいない。」
「どんどん先へ進出しチャンスを作りたい。まだトーナメントに残れるのはとても嬉しい。年度末に近づいておりどんどんメジャートーナメントがやってくるし僕も戦えることをみんなに見せたい。」
二回戦は残る4試合を水曜に開催し完了、中にはワールドマッチプレーチャンピオンのロブ・クロス対現レイクサイドチャンピオンのグレン・デュラン戦がある。
元ワールドグランプリ準優勝のデーブ・チズナルとピーター・ライトはそれぞれスティーブン・バンティングとジャーメイン・ワッティメナと対戦する。UKオープンチャンピオンのナーザン・アスピナルはダニー・ノッパートと対戦だ。
トーナメントは10月6日~12日の7夜にわたり開催、試合の模様は英国ではスカイスポーツ、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの放映網およびpdctv-HDでライブ放映される。