<メジャー>ワールドグランプリ(第5日/全7日) 準々決勝
170チェックアウトのMVG/キング、T19x3、T18x3連続はお見事
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019年BoyleSportsワールドグランプリ
ダブリン、シティウェストコンベンションセンター
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
(勝敗表は2018年/2019年)
<カッコ内はダブル率>
10月10日(木)
<準々決勝結果>
クリス・ドービー(28)<52.63%> 3-1 イアン・ホワイト(10)<31.82%>
デーブ・チズナル(11)<42.31%> 3-1 ナーザン・アスピナル(13)<25%>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<38.46%> 3-1 マービン・キング(20)<38.1&%>
グレン・デュラン(39)<35.71%> 3-2 ジャーメイン・ワッティメナ(19)<45%>
10月11日(金)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<準決勝組合せ>
デーブ・チズナル(11) vs グレン・デュラン(39)
(-/〇)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs クリス・ドービー(28)
(-/〇)
10月12日(土)(現地時間19:00、日本時間翌日03:00)
<トムカービーアイリッシュマッチプレー決勝>
<決勝>
フォーマット:(全ダブルイン、ダブルアウト)
一回戦:ベストオブ3セット
二回戦:ベストオブ5セット
準々決勝:ベストオブ5セット
準決勝:ベストオブ7セット
決勝:ベストオブ9セット
(ベストオブ5レッグ/セット)
賞金:
優勝=110,000ポンド
準優勝=50,000ポンド
ベスト4=25,000ポンド
ベスト8=16,000ポンド
二回戦敗退=10,000ポンド
一回戦敗退=6,000ポンド
マイケル・バン・ガーウェン、デーブ・チズナル、グレン・デュラン、クリス・ドービーが木曜、ダブリンでの準々決勝を勝ち抜き、2019年BoyleSportsワールドグランプリ準決勝のスターとなる。
シティウェストコンベンションセンターでのスリリングな夜は現チャンピオン、バン・ガーウェンがマービン・キングと激闘の末3-1で勝利初めてのタイトル防衛に向かって前進を続けた。彼は次にドービーと対戦する。ドービーは夢のデビューを続けておりイアン・ホワイトに3-2で勝利した。
チズナルは高レベルの戦いの中、ナーザン・アスピナルを3-1で下しグレン・デュランとの準決勝へ進んだ。このワールドマッチプレーベスト4はジャーメイン・ワッティメナを3-2退け金曜のベスト4対決と駒を進めていた。
2012年決勝の再現となったバン・ガーウェンとキングの対決は、シティウェストコンベンションセンターでのこのダブルスタートイベント第5日で一番の呼び物で、キングが4度のチャンピオン、バン・ガーウェンをところどころで強烈なダーツを放ちプレッシャーを掛けていた。
バン・ガーウェンは第1セットでキングがセットポイントとなる2本の20ダブルを外すと18ダブルを1本で決めまず1-0とリード、第2セットの第2レッグでオランダ人が170チェックアウトを見せたのに反応し、第2セットのセットポイントを170チェックアウトで奪い返して1-1とした。
第3セットはバン・ガーウェンに傾き3-1としたが、キングも第4セットで即座に反撃、132チェックアウトで鼻息を荒くした。
第4セットでキングは2-1とリードしたがセットポイントとなる18ダブルをミス、バン・ガーウェンに大きなチャンスが巡り8ダブルを仕留めて2-2とし、第5セットは思い切りの高得点を並べキングを圧倒20ダブルで勝利した。
「二人とも滅茶苦茶いい試合だったと思う。けど僕はなぜMVGに勝てないのかを証明してみせた。」とバン・ガーウェン。
「彼は天井からずっとプレッシャーを掛けてきた。彼は全然あきらめなかったし、今夜のマービンは最高だと思った。彼は信じられない才能を持ったトップクラスのプレーヤーだ。」
「さて今夜はゆっくり休める。明日のために準備しよう。クリスとのより長いフォーマットは僕に有利だ。」
バン・ガーウェンへの次の挑戦者は新進気鋭のドービーだ。彼は初めてのワールドグランプリお目見えで衝撃的なインパクトを与え続けており、ホワイトとの準々決勝では5個の100越えチェックアウトを繰り出していた。
ドービーは強烈なスタートを見せ最後は132チェックアウトなどで第1セットにホワイトをホワイトウォッシュした。これに対しホワイトも激しく反撃、第2セットを3-1で奪い返した。
続いて第3セットはホワイトの番でホワイトウォッシュでセットカウントを2-1としたが、第4セットはドービーが火を噴き120チェックアウト、100チェックアウトなど3-1で取り返した。
最終第5セットではドービーは素晴らしい156チェックアウト、準決勝進出まであと1レッグとした。最後はこのジョーディが100チェックアウトでPDCテレビ放映での準決勝進出を決めた。
「ここに出場して僕が出来るところを見せられたのは本当に素敵だ。ところどころ良くないところもあったけどフィニッシュが良かった。」とドービー。
「世界No.10を破ってテレビ放映準決勝進出はは初めてだ。あのギャリー・アンダーソンを破った後にだよ。」
「世界中をワクワクさせ決勝まで行けるプレーが出来ている。でも今は相手が誰であろうと準決勝に集中しよう。次の対戦相手の過去歴を見たりしないで他の試合と同じように準備していく。」
2013年準優勝のチズナルは強烈なディスプレーを見せた。彼は大事なところのダブルを決めUKオープンチャンピオン、アスピナルの上を行った。
第1セットはチズナルがセットポイントとなる2本のダブルをミス、チズナルがこのセットを取り、さらに第2セットも奪ってそのまま逃げ切るかに思われた。
第3セットは最終レッグまでもつれ、チズナルはマッチとなる20ダブルと10ダブルをミス、アスピナルが10ダブルをあがりダブリンでのデビュー戦で生き残りを掛けた。
勝利のチャンスを逸したものの、チズナルは第4セットも高得点を続け3-1として4年間で2度目の準決勝進出を決めた。
「天にも昇る気持ちだ。前回より今晩の自分のプレーに大満足している。」とチズナル。彼は2013年ワールドグランプリ準優勝者だ。
「ナーザンはトッププレーヤーだ。彼に対しセットカウントが2-0となった時宝くじでも当たったように感じた。それ程彼は素晴らしかった。」
「でも僕も集中し今日は彼の一つ上を行くようにした。金曜を前にしてのこの試合は自分でも満足している。」
3度のレイクサイドチャンピオン、デュランはワッティメナとの激戦を制し準決勝の一角を勝ち取ってPDCサーキット一年目の夢を続けた。
デュランは再びのスロースタートで第1セットはワッティメナにホワイトウォッシュされた。第3レッグでこのオランダ人は154チェックアウトの爪痕を残した。
またベストな状況ではないものの、デュランは仕事に集中し続く8レッグのうち6レッグを奪いセットカウントを2-1とした。
ワッティメナはエイドリアン・ルイス、ピーター・ラビットを破ってベスト8入りしており、第4セットを3-1で取り戻す反撃を見せ、試合を最終セットへ持ち込んだ。
オランダNo.2のワッティメナはオープニングレッグを取り自身最大の勝利に近づいたが、デュランも懸命に応戦、3レッグを連取して2度目となるテレビ放映でのPDC準決勝へ駒を進めた。
「僕が準決勝だなんてクレイジーだ。」とデュラン。「自分自身に打ち勝った。何かノックアウトできる方法を見つける努力をしていた。格闘を勝ち抜いたので優勝できるだろう。」
「正直、どうやって優勝するかは判らない。僕の得点力消えてしまっている。」
「金曜は何とか落ち着いてプレーしたい。おそらく第1セットを取ればパーフォーマンスも良くなり、落ち着いて戦う状況が出来るだろう。」
金曜はシティウェストコンベンションセンターでの準決勝第1試合はデュランとチズナル戦で19:00開始となる。バン・ガーウェン対ドービー戦は第2試合だ。