<メジャー>ワールドグランプリ(第7日/全7日) 決勝
ダブルの正確さ、高い得点力、強靭な忍耐力、絶えない攻撃精神
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019年BoyleSportsワールドグランプリ
ダブリン、シティウェストコンベンションセンター
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はダブルスタートのアベレージ>
10月12日(土)
<決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<94.74> 5-2 デーブ・チズナル(11)<93.32>
フォーマット:(全ダブルイン、ダブルアウト)
決勝:ベストオブ9セット
賞金:
優勝=110,000ポンド
準優勝=50,000ポンド
マイケル・バン・ガーウェンが土曜、ダブリンのBoyleSportsワールドグランプリ決勝で素晴らしいダーツを展開、デーブ・チズナルを5-2で下して2年連続、5度目のタイトルを獲得した。
バン・ガーウェンはこれまで2012年、2014年、2016年、2018年と栄冠に輝いておりシティウェストコンベンションセンターでのこのダブルスタートのトーナメントで初めて連覇を成し遂げ、このイベントでの君臨を続けた。
このワールドチャンピオンは優勝により110,000ポンドの優勝賞金を獲得、この6年間で2度チズナルを打ち破った。チズナルも12個に及ぶ180得点などあきらめず勇敢なところを見せていた。
しかしオープニングから2セットをシェアした後、バン・ガーウェンはトップクラスの実力を発揮し続く2セットの最終レッグを奪って差を拡げ、チズナルの反撃を抑えて栄光の勝利に決着をつけた。
「この勝利の意味は大きい。この優勝は本当に嬉しい。」とバン・ガーウェン。
「今週は素晴らしい一週間だった、本当にいいプレーが出来た。決勝でも本当にいいパーフォーマンスが披露できた。デーブから受けたプレッシャーに反応できた。彼との対戦では過去一番の試合になった。彼は少しも諦めようとしなかった。」
「彼にとっても素晴らしいトーナメントだったし本当にいいプレーをして僕をプッシュしてきた。でも全ての大事な場面で僕がしっかり必要なことをした。セットカウントが3-1となったのが大きかった。」
「絶好調だしここからビッグトーナメントが続くのでこれを維持していきたい。」
バン・ガーウェンは序盤の交戦から支配権を取り、チズナルに1本もダブルを打たせず3-0で第1セットを奪った。
2013年準優勝のチズナルも第2セットで素晴らしい反撃を見せ、バン・ガーウェンと13ダーツの打ち合いから最終レッグは16ダブルを仕留めて101チェックアウトでこのセットを勝利。
第3セットはバン・ガーウェンが1-2ダウンから13ダーツでレベルとし、最終レッグを111チェックアウトで奪い返した。
第4セットはこのオランダ人が114チェックアウトで2-0リードとすると、チズナルは7本の完璧ショットから11ダーツ、さらに14ダーツで再び最終レッグへもつれ込んだ。
しかしバン・ガーウェンはこの重要な場面で相手の180得点をしのぎ、20ダブルでの13ダーツでこのセットを奪い、決勝を3-1リードと大きく優勢となった。
バン・ガーウェンは第5セットも3-1のスコアで取り5度目のタイトル獲得に向け猛進した。第6セットはチズナルが素晴らしい13ダーツから奪い返しセットカウント4-2と反撃を見せた。
第7セットはチズナルもオープニングから2レッグを分け合い更に両者14ダーツを交換し再び最終レッグへ。バン・ガーウェンが6ダブルでタイトル獲得を決めた。
チズナルは2013年の決勝でフィル・テーラーに6-0で敗れており、その時はたった2レッグしか奪えなかったが、この日のシティウェストコンベンションセンターでも準優勝に留まったものの大きな上昇基調を感じさせた。
「いい感じの一週間だったしいいプレーができた。だから満足だ。」とチズナル。「マイケルに対し4-1ダウンとなれば普通はもうだめだと思うけど僕は諦めなかった。」
「これはミスがどれだけ影響するかのゲームで、僕は幾つか大事なダブルをミスした。でもそれがダーツだ。彼は僕のミスを突いたので僕の責任だ。でも僕はそれを直していく。」
「素晴らしいトーナメントを過ごすことができたし決勝の雰囲気は最高だった。観客は僕等両方を凄くサポートしてくれた。2013年よりずっと良かったし自分を誇りに思っている。」