<メジャー>ヨーロピアンチャンピオンシップ最終日
新ヨーロッパチャンピオンはロブ・クロス
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019年Unibetヨーロピアンチャンピオンシップ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
ゲッティンゲン、ロックハレ
10月27日(日)午後セッション
<準々決勝結果>
ロブ・クロス(2)<99.75> 10-6 リッキー・エバンス(36)<96.89>
ダリル・ガーニー(6)<97.07> 10-5 デーブ・チズナル(11)<95.14>
マイケル・スミス(4)<94.33> 10-5 ジェフリー・デ・ズワーン(25)<96.97>
ガーウィン・プライス(5)<96.56> 10-8 ビンセント・バン・デ・ブート(35)<98.05>
10月27日(日)夕刻セッション
<準決勝結果>
ロブ・クロス(2)<95.21> 11-9 ダリル・ガーニー(6)<94.56>
ガーウィン・プライス(5)<93.2> 11-7 マイケル・スミス(4)<94.41>
<決勝結果>
ロブ・クロス(2)<93.12> 11-6 ガーウィン・プライス(5)<84.51>
フォーマット:
一回戦=ベストオブ11レッグズ
二回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝=ベストオブ21レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ
賞金:
優勝=120,000ポンド
準優勝=60,000ポンド
ベスト4=32,000ポンド
ベスト8=20,000ポンド
二回戦敗退=10,000ポンド
初戦敗退=6,000ポンド
(賞金はPDC賞金ランキングに算入)
優勝オッズ:(9月23日時点)
(2番人気)8/1 ロブ・クロス
2019年ヨーロピアンチャンピオンシップがドイツ、ゲッティンゲンで劇的な結末を迎え、ロブ・クロスが日曜夜に3個目のテレビランキングタイトルと120,000ポンドの優勝賞金を獲得した。
この世界No.2は決勝でガーウィン・プライスの2個目のテレビタイトル獲得を阻止、満員の観客の前でこのウェールズ人を11-6で退けた。
決勝はクロスがオープニングから攻勢をかけ、第3レッグをブレークし3-2リードで休憩となった。
さらにクロスはブレークを重ね7-3リードとしてヨーロピアンタイトル獲得まであと4レッグとした。
ガーウィン・プライスにとっては4度目となるテレビ放映決勝で、ここで優勝すれば自身初となる世界ランキング3位となるはずだった。しかしこの34歳は一年前のグランドスラムタイトル獲得時に見せたようなフォームを見いだせないうちにクロスがどんどん優勝へ近づいていった。
クロスは2019年のここまで3度テレビ放映での決勝を経験しておりプレミアリーグ、UKオープンでは準優勝ワールドマッチプレーでは優勝していたが、この4度目となる決勝を16ダブルで初のヨーロピアンチャンピオンシップを征した。
この勝利で2019年は年末のワールドチャンピオンシップの前にワールドシリーズ、ファイナルズ、グランドスラムオブダーツ、プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズを残すのみとなったが、クロスは世界No.1のマイケル・バン・ガーウェンに大きなプレッシャーを与えたと考えている。
「僕は世界No.1になるためにプレーヤーになった。数合わせに参加してはいない。いつかNo.1になると信じている。」と決勝後の強気発言のクロス。
「正直、決勝のガーウィンは彼らしくなかった。でも僕がタイトルを持ち逃げ出来て嬉しい。」
「これも勉強だと思っている。長くとても厳しい期間だったけどCゲームやBゲームでも僕は勝てることを見せることができた。」
「僕は凄くいいプレーをした。必要な時に集中できたし自分らしかった。驚愕だし、僕がこうありたいと思うそのまま全部だ。」
クロスはこの日リッキー・エバンスに10-6勝利でスタート、この時この元ワールドチャンピオンはアベレージも100近くに達し準決勝へ進出、ダリル・ガーニーと対戦した。
この二人の対戦は何といってもこの日一番でリードが常に往来したが結局クロスが11-9で勝利した。
ガーウィン・プライスは先にビンセント・バン・デ・ブートを10-8で下しさらに準決勝でマイケル・スミスを11-7で退けて決勝で待っていた。
決勝はクロスがずっとコントロールしていた状況だったが、プライスの決勝進出は2019年の残るイベントでも恐るべき脅威だとの印象を植え付けた。
テレビ放映イベントは今週金曜にワールドシリーズ、ファイナルズを初めてのアムステルダムで開催、レイモンド・バン・バーナベルトが地元オランダのファンの前へ登場、引退前の最後の戦いを見せる。