ガーウィン・プライス、鈴木未来戦からプレースタイルを替えるか?
フロアトーナメントの好調さをステージへも
https://www.pdc.tv/news/2019/…
ガーウィン・プライスがBoyleSportsグランドスラムオブダーツタイトル防衛を前にステージでのプレースタイルを替えようと考えていると明かした。
プライスは12か月前にテレビ放映での初タイトルを獲得、その優勝場面はつとに有名だが、今年もウォルバーハンプトン、アルダースリーレジャービレッジへ戻り、土曜の初戦でレイクサイドウィメンズチャンピオン、鈴木未来と対戦する。
このウェールズNo.1は同じグループCでディミトリ・バン・デン・バーグ、ロバート・ソーントンとも対戦するが彼のトレードマークであるステージでのハイテンションを鎮めた方が良いと考え出した。
「ちょっと自分の試合を替えようと思っている。みんなへの為じゃなく自分がもっといいプレーをするために。」とプライス。
「観客へ反応しないよう努力することを学んだ。でも自分のゾーンに入りプレーしている時なかなか難しいものだ。」
「試合の最後を除き感情や声を出さないでフロアイベントでは本当にいいプレーが出来ている。それでああいう風にプレーすればステージでももっといいプレーが出来るんじゃないかとずっと考えていた。」
「短時間しか試合に没頭しないし出来るだけいいプレーヤーになる方法を考えている。」
去年11月にエリック・ブリストゥ杯を優勝して以来、プライスはプレーヤーズチャンピオンシップ2回、ヨーロピアンツアーイベント1回で優勝しており、デビュー戦となったプレミアリーグでも5位入賞を果たし、10月のヨーロピアンチャンピオンシップでは準優勝まで進んでいる。
ダーツボードでは彼にとってベストな一年を過ごしているが、この元プロラグビープレーヤーは去年グランドスラムオブダーツ決勝でギャリー・アンダーソンをひっくり返して優勝して以来、観客からブーイングの絶好の餌食となっており悩んできた。
「12か月で終わるものとは思わない。これは悪者のフリをしているだけで、楽しさの一種だ。」とプライス。
「試合中のブーイングは別に応えない、このリズムで得点力をあげてるからね。でも大事なところのダブルを打つタイミングではもうちょっと注意を払ってもらいたいね。」
「そこが問題で、そのような大事なところで静かにしているのも難しいだろうしそんな場面を観客には知らせないというとも難しいだろう。」
「僕は出場し、楽しみ、フェアに戦い、相手が僕よりいいプレーをすれば讃えるだけだ。」
2014年からPDCツアーでプレーしているだけだがプライスはPDC賞金ランキングは5位まで上がった。しかしこの心に野望を秘めた34歳はゆくゆく1位を目指している。
マイケル・バン・ガーウェンとの幾つかの厳しい戦いを経験し、プライスは彼の連続19試合勝ちなしの状況を打破するのは時間の問題だと信じている。
「マイケルは以前のようなプレーヤーではなくなり、負けるための対象になっていると感じている。」とプライス。彼がこのタイトル防衛するオッズは11/1に過ぎないとなっている。
「僕は世界No.1になるだろうと思っている。2年前は全然そうは思っていなかったけどね。」
「今は準々決勝や、準決勝や決勝へ普通に届くようになった。この賞金ランキングも妥当だと思っている。」
「今年のグランドスラムを迎えてとてもいいプレーをしているし自信もある。去年と大違いだ。タイトル防衛というのは僕にとって何らプレッシャーにならない。」
「いい状況だ。メンタル面を除き全体には良いと思っている。」