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<メジャー>グランドスラムオブダーツ第3日

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2019.11.12 Tue.

クレメンズ、トリプルはお手の物でアベレージ110.27

https://www.pdc.tv/news/2019/…

2019BoyleSportsグランドスラムオブダーツ
ウォルバーハンプトン、アルダースリーレジャービレッジ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>

11月11日(月)夕刻セッション
<ラウンドロビン第五戦、第六戦結果 E-H組>
(G) ガブリエル・クレメンズ(48)<110.27> 5-2 リチャード・ビーンストラ(BDO)<90.26>
(H) マイケル・スミス(3)<91.38> 5-4 マーティン・シンドラー(55)<86.18>
(E) デーブ・チズナル(10)<94.61> 5-1 リサ・アシュトン(BDO)<82.5>
(G) ダリル・ガーニー(6)<95.03> 5-2 ブレンダン・ドラン(36)<92.34>
(F) ピーター・ライト(7)<99.77> 5-2 ダニー・ノッパート(33)<98.58>
(F) ライアン・ハリントン(95)<78.58> 5-1 ウェイン・ワレン(BDO)<74.72>
(E) ロブ・クロス(2)<92.1> 5-4 ジェイミー・ヒューズ(56)<85.65>
(H) グレン・ダラン(BDO)<86.38> 5-0 ネーザン・アスピナル(12)<86.26>

11月12日(火)夕刻セッション(現地19:00日本翌日04:00)
<ラウンドロビン第五戦、第六戦組合せ A-D組>
(B) イアン・ホワイト(11) vs ウェスリー・ハームズ(BDO)
(-/ー)
(B) ジェームス・ウェード(8) vs スティーブ・レノン(37)
(〇/ー)
(A) マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ロス・スミス(51)
(-/〇●)
(C) ロバート・ソーントン(58) vs 鈴木未来(BDO)
(-/ー)
(C) ガーウィン・プライス(5) vs ディミトリ・バン・デン・バーグ(30)
(●/〇)
(D) ウィリアム・オコーナー(41) vs デーブ・パーレッティ(BDO)
(-/ー)
(D) ギャリー・アンダーソン(4) vs ダレン・ウェブスター(19)
(〇〇/ー)
(A) エイドリアン・ルイス(15) vs ジム・ウィリアムズ(BDO)
(-/ー)

 フォーマット:
ラウンドロビン:ベストオブ9レッグズ(5レッグ先取)
二回戦:ベストオブ19レッグズ(10レッグ先取)
準々決勝:ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
準決勝:ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
決勝ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)

賞金:
優勝=125,000ポンド
準優勝=65,000ポンド
ベスト4=40,000ポンド
ベスト8=20,000ポンド
ベスト16=10,000ポンド
グループトップボーナス=3,500ポンド
グループ3位=7,500ポンド
グループ4位=4,000ポンド
総額=550,000ポンド

(各グループ/ラウンドロビン勝敗状況)
※各グループ上位2名が進出
<グループA>
1.〇〇(+6)マイケル・バン・ガーウェン(1)
2.×〇(+1)ジム・ウィリアムズ(BDO)
ーーーー
3.〇×(±0)エイドリアン・ルイス(15) 
4.××(-7)ロス・スミス(51)

<グループB>
1.〇〇(+4)ジェームス・ウェード(8)
2.〇×(+2)イアン・ホワイト(11)
ーーーー
3.×〇(-2)スティーブ・レノン(37)
4.××(-4)ウェスリー・ハームズ(BDO)

<グループC>
1.〇〇(+3)ガーウィン・プライス(5)
2.×〇(+3)ディミトリ・バン・デン・バーグ(30)
ーーーー
3.〇×(±0)ロバート・ソーントン(58)
4.××(-6)鈴木未来(BDO)

<グループD>
1.〇〇(+6)ギャリー・アンダーソン(4)
2.×〇(+1)ダレン・ウェブスター(19)
ーーーー
3.〇×(±0)ウィリアム・オコーナー(41)
4.××(-7)デーブ・パーレッティ(BDO)

決着<グループE>
1.〇〇〇(+8)デーブ・チズナル(10)
2.〇×〇(+2)ロブ・クロス(2)
ーーーー
3.×〇×(+1)ジェイミー・ヒューズ(56)
4.×××(-11)リサ・アシュトン(BDO)

決着<グループF>
1.〇〇〇(+9)ピーター・ライト(7)
2.〇×〇(+2)ライアン・ハリントン(95)
ーーーー
3.×〇×(±0)ダニー・ノッパート(33) 
4.×××(-11)ウェイン・ワレン(BDO)

決着<グループG>
1.〇〇〇(+8)ガブリエル・クレメンズ(48)
2.〇×〇(+7)ダリル・ガーニー(6)
ーーーー
3.×〇×(-3)ブレンダン・ドラン(36)
4.×××(-12)リチャード・ビーンストラ(BDO)

決着<グループH>
1.〇〇〇(+7)マイケル・スミス(3)
2.×〇〇(+4)グレン・ダラン(BDO)
ーーーー
3.〇××(-4)ネーザン・アスピナル(12)
4.×××(-7)マーティン・シンドラー(55)

ロブ・クロスとピーター・ライトが月曜、ウォルバーハンプトン、アルダースリーレジャービレッジで2019年BoyleSportsグランドスラムオブダーツベスト16入りが決まった5人の中に入った。予選から出場のライアン・ハリントンもベスト16入りとなった。

クロスコードイベントの第3日はグループE-Hの最終グループ戦が行われ、クロスはこの夜の試合であわやジェイミー・ヒューズに敗退かと思われたが生き残った。

ワールドマッチプレーチャンピオンのクロスは4-1リードとし、このままノックアウトステージへ進出かと見られた。しかしここから2レッグに渡りマッチとなるダーツを7本ミス、ヒューズが反撃し試合は最終レッグへもつれ込んだ。

ヒューズは最終レッグを180得点でスタートしたがこの後の9本は一向にトリプルに入らず、クロスが主導権を奪い返し5-4で勝利し、ベスト16での垂涎のピーター・ライト戦へ駒を進めた。

「グループステージではシャープなとこが全くなかった。」と第2シードのクロス。

「今日も何とか逃げ切った、一息だ。でもこれよりずっと良くしなければいけないのは判っている。才能のあるプレーヤー達と対戦するには休息はできない。」

「今週は何も計画通り進まなかった。グループステージを振り返えるができて嬉しい。水曜にはずっと良くして出場する。さもなくば負けるだけだ。」

ライトはグループステージを通過するにはワールドシリーズ、ファイナルズ準優勝のダニー・ノッパートに勝つ必要があるのは判っており、納得の5-2勝利でグループFをトップ抜けした。これによりライアン・ハリントンはウェイン・ワレンを倒せば通過できることとなった。

ハリントンの夢のデビュー戦が続きウェールズのBDO代表を5-1で排除した。この予選通過者は彼の経歴で最大の勝利の後、父親であり2度のワールドマッチプレーチャンピオン、ロッド・ハリントンと供にステージ上で喜びの瞬間をかみしめ合った。

「僕の人生の中で一番厳しい戦いだった。」とこの29歳。

「今夜はおっかなびっくりだった。本当に緊張したけどこんな観客の前でまたプレーできるなんて素晴らし過ぎる。観客のサポートには感謝ばかりだ。」

「もし僕の父さんがステージでやったことを同じようにやってみようと思わなかったらプロになってここに来ていない。ベストを倒したいと思わなかったらやっていない。」

一方、自慢の父親、ロッド・ハリントンは側で見るのにとてもストレスを感じていたと明かした。

「白状するとちょっと涙が出たかな。」と元世界No.1のロッド・ハミルトン。「こんな緊張したことはない。僕が自分でプレーした時より何倍もだ。自分は自分で判断できるからね。」

「これで僕の妻も家族も今年を安心して過ごせる。このダーツ界でライアンが成し遂げることは僕が今までやってきたことより僕にとってずっと価値がある。」

ハリントンは次にデーブ・チズナルと対戦する。チズナルはグループFの最終戦でリサ・アシュトンに5-1で勝利グループトップ抜けをしていた。

ダリル・ガーニーはグループGの決戦で北アイルランドのワールドカップパートナー、ブレンダン・ドランと対戦、161チェックアウト、101チェックアウトなどで5-2勝利とした。

「ちょっと苦悩していた。ブレンダンと対戦しているといつものようには積極的になるのが難しかった。」とガーニー。

「試合中ずっと辛抱の連続だった。ようやくトンスコアが140得点となり大事なところでビッグショットができた。」

「通過できてほっとしている。これでようやく後のことが考えられる。」

ガーニーは次にマイケル・スミスとベスト16で対戦する。このワールドチャンピオンシップ準優勝者は0-3ダウンからすでに脱落が決定しているドイツのマーティン・シンドラーに反撃で勝利しグループHをトップ抜けした。

この夜最終試合はグレン・ダランとネーザン・アスピナルによるグループHの決戦だった。ダランはこのUKオープンチャンピオンを低調な試合のまま5-0のホワイトウォッシュで下し、スミスと並んでノックアウトステージへ進出した。

「僕は世界のベストプレーヤーの一人に5-0で勝利しても落胆して佇んでいる。」とダラン。

「アベレージ86は僕の目指しているとこにほど遠く、僕の練習場面にも出てこない。もっとずっと出来るはずだ。」

「多くの試合でもうトーナメントを負けてしまうのでは?と考えることがあるけど結果何とか勝っているし今回もチャンスを得た。」

ダランは次に絶好調のドイツ人、ガブリエル・クレメンズと対戦する。クレメンズはアベレージ110.27と素晴らしいダーツで既に脱落が決まっていたオランダのリチャード・ビーンストラを5-2で排除しグループGをトップ抜けした。

月曜夜の勝者は水曜日にベスト16を戦う。

火曜はグループA-Dの最後のグループ戦が行われ、マイケル・バン・ガーウェン、ガーウィン・プライス、ギャリー・アンダーソンなどが登場する。エイドリアン・ルイス、ジム・ウィリアムズがグループAからの進出を賭け決戦を戦う。

第4日も英国ではスカイスポーツが、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網およびpdctv-HDでライブ放映する。

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