<メジャー>グランドスラムオブダーツ第5日
二回戦でこの組合せ、この迫力は嬉しい!
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019BoyleSportsグランドスラムオブダーツ
ウォルバーハンプトン、アルダースリーレジャービレッジ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>
11月13日(水)夕刻セッション(現地19:00日本翌日04:00)
<二回戦4試合組合せ>
デーブ・チズナル(10)<102.02> 10-3 ライアン・ハリントン(95)<96.47>
グレン・ダラン(BDO)<96.47> 10-9 ガブリエル・クレメンズ(48)<98.34>
マイケル・スミス(3)<101.56> 10-7 ダリル・ガーニー(6)<100.49>
ピーター・ライト(7)<98.59> 10-3 ロブ・クロス(2)<89.06>
11月14日(木)夕刻セッション(現地19:00日本翌日04:00)
<二回戦4試合組合せ>
ジェームス・ウェード(8) vs エイドリアン・ルイス(15)
(●●/〇)
ガーウィン・プライス(5) vs ダレン・ウェブスター(19)
(ー/●〇)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs イアン・ホワイト(11)
(●〇/〇〇〇●)
ギャリー・アンダーソン(4) vs ロバート・ソーントン(58)
(〇●/ー)
11月15日(金)夕刻セッション(現地19:00日本翌日04:00)
<準々決勝(1/2)組合せ>
デーブ・チズナル(10) vs ピーター・ライト(7)
(●/〇)
グレン・ダラン(BDO) vs マイケル・スミス(3)
(-/〇●〇)
11月16日(土)夕刻セッション(現地20:00日本翌日05:00)
<準々決勝(2/2)組合せ>
バン・ガーウェン/ホワイト vs ウェード/ルイス
プライス/ウェブスター vs アンダーソン/ソーントン
フォーマット:
ラウンドロビン:ベストオブ9レッグズ(5レッグ先取)
二回戦:ベストオブ19レッグズ(10レッグ先取)
準々決勝:ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
準決勝:ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
決勝ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
賞金:
優勝=125,000ポンド
準優勝=65,000ポンド
ベスト4=40,000ポンド
ベスト8=20,000ポンド
ベスト16=10,000ポンド
グループトップボーナス=3,500ポンド
グループ3位=7,500ポンド
グループ4位=4,000ポンド
総額=550,000ポンド
2019年BoyleSportsグランドスラムオブダーツは水曜もウォルバーハンプトン、アルダースリーレジャービレッジで開催された。
このクロスコードのイベント第5日はベスト16のうち4試合が行われた。
好調のデーブ・チズナルがアベレージ102でライアン・ハリントンに10-3で勝利し準々決勝進出を決めた。この予選通過者のデビュー戦は水曜に終焉を迎えた。
チズナルは序盤に2つの14ダーツや104チェックアウトなどで4-0とリード、相手のエセックスのエースも154チェックアウトで応答した。
その後13ダーツ、14ダーツ、11ダーツでチズナルは7-1とすると、ハリントンは13ダーツ、87フィニッシュで7-3と試合をつないだ。
2014年準優勝のチズナルはさらに14ダーツで差を拡げ最後は6ダブル、4ダブルをあがり4テレビイベント連続のベスト8入りを果たした。
この39歳は3度のランキングトーナメントで優勝の後この秋ワールドグランプリで決勝進出しており、今回日曜にアルダースリーレジャービレッジで初のテレビタイトルで優勝まで行きたいと期待している。
「勝利出来て嬉しい。」とチズナル。「いいプレーが出来てるしいくつか目覚ましいショットもあった。接戦だったけどこれが試合だ。」
「幸運にもまたいいプレーが出来るようになってきたしダブルがいい感じだ。金曜日も楽しみだ。」
ハリントンはダニー・ノッパート、ウェイン・ワレンに勝利しグループFを抜け出し初めてテレビ放映イベントのベスト16へ進出、敗退はしたもののアベレージは96に達した。
「ライアンはいいプレーをしていたし前向きだった。」とチズナル。「これで彼は自信がつきキャリアアップして出てくるだろう。」
「序盤に彼はブルを良くミスしていた、実際は1-4となったがあれがなければ彼は3-2リードだったろう。チャンスを活かせれば彼も残ったかも知れないし彼は誇りを持っていい。」
グレン・ダランは0-3、4-7ダウンから逆転で3年間で2度目のグランドスラム準々決勝進出を決めた。彼はドイツのガブリエル・クレメンズを激戦の末10-9で下した。
ウォルバーハンプトンへデビューしたクレメンズはこの戦いの主導権を握り素晴らしい進撃を続けたが、究極のマッチとなる1本のダブルミスが高くついた。
ダランは戦闘能力を発揮し最終レッグへもつれ込むと、177得点から先にダブルをトライ、最後は8ダブルをあがり14ダーツで素晴らしい反撃を完了した。
「スーパーな勝利だ。」とダラン。「大試合だったので泣けてくる。大きな勝利だ。」
「最後のダーツまでリードすることがなかったけど本当の格闘、決定、頑強さの戦いができた。僕は偉大なマッチ戦のプレーヤーだ。得点力は最大のプレーヤーじゃないけど格闘できたのでこの勝利は嬉しい。」
「僕の期待した素早いスタートがきれなかったのでそれが尾を引いたけど僕の心の中に何かを見つけ9-9レベルとなった時ようやくチャンスがあると思った。」
クレメンズは序盤を12ダーツなどで3-0とリード、しかしダランのインブルでの132チェックアウト、87フィニッシュなどでスクェアに持ち込まれた。
このドイツのエースは110チェックアウト、106チェックアウトで再び7-4とリード、しかしダランも再び107チェックアウト、80フィニッシュと連続しレベルへ戻した。
クレメンズはめげずに8-7、9-8リードとなり緊張感はピークへ達したが、第18レッグでマッチとなる20ダブルをミス、ダランが10ダブルへ放り込み最終レッグとなった。ここでダランは最終レッグを初めてリードし勝利を祝った。
ダランは次にマイケル・スミスと対戦する。スミスはアベレージ101.56でダリル・ガーニーとの素晴らしい試合を10-7で勝利して2015年以来のベスト8入りを果たした。
北アイルランドのエース、ガーニーは強烈なスタートを切り3つの14ダーツで序盤を3-1リード、スミスも2つの11ダーツ、100チェックアウトで進み4-4レベルとなった。
ここでスミスは13ダーツ、110チェックアウトなどで4レッグ連取6-4のアドバンテージとし、その差を拡げ8-5からそのまま勝利のゴールへ駆け込んだ。
「ダリルに勝つのはいつでも凄い勝利だ、だから本当に嬉しい。」とスミス。「ダリルとの戦いはいつもいい試合になり僕も真剣だった。」
「僕はずっと自分を信じ続けなければならなかったし必要な時には踏み込めると思っていた。できればこのまま勝ち続けたいし今週末にはグランドスラムチャンピオンになりたい。」
「自分を信じることを止めない限り出場する。だれも自信がなくなるようなことはないけど、僕は僕のプレーするどんなトーナメントも優勝できると思う。それほど凄い練習をしている。」
2017年準優勝のピーター・ライトは力でベスト8入りした。彼は世界No.2のロブ・クロスに容赦なく10-3で勝利、ベスト8では垂涎のチズナルとの対戦となる。
ライトは14ダーツ、11ダーツ、13ダーツで3-1と序盤でリード、クロスも96フィニッシュで差を1レッグとした。
しかしこのカラフルなスコットランド人は、続く6レッグを102チェックアウト92フィニッシュなどでほとんど抵抗なく奪い勝利のウィンクを受けた。ここでワールドマッチプレーチャンピオンは72フィニッシュで短い望みをつないだが最後はライトが10ダブルで仕上げた。