<メジャー>グランドスラムオブダーツ第6日
やっぱり吠えるガーウィン・プライス
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019BoyleSportsグランドスラムオブダーツ
ウォルバーハンプトン、アルダースリーレジャービレッジ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>
11月14日(木)夕刻セッション
<二回戦4試合結果>
エイドリアン・ルイス(15)<95.99> 10-9 ジェームス・ウェード(8)<93.23>
ガーウィン・プライス(5)<98.75> 10-1 ダレン・ウェブスター(19)<90.56>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<101.41> 10-7 イアン・ホワイト(11)<97.5>
ギャリー・アンダーソン(4)<90.97> 10-8 ロバート・ソーントン(58)<87.36>
11月15日(金)夕刻セッション(現地19:00日本翌日04:00)
<準々決勝(1/2)組合せ>
デーブ・チズナル(10) vs ピーター・ライト(7)
(●/〇)
グレン・ダラン(BDO) vs マイケル・スミス(3)
(-/〇●〇)
11月16日(土)夕刻セッション(現地20:00日本翌日05:00)
<準々決勝(2/2)組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs エイドリアン・ルイス(15)
(〇〇〇/〇)
ガーウィン・プライス(5) vs ギャリー・アンダーソン(4)
(●●〇/〇)
11月17日(日)午後セッション(現地13:00日本時間21:00)
<準決勝>
チズナル/ライト vs ダラン/スミス
バン・ガーウェン/ルイス vs プライス/アンダーソン
11月17日(日)夕刻セッション(現地19:00日本翌日04:00)
<決勝>
フォーマット:
ラウンドロビン:ベストオブ9レッグズ(5レッグ先取)
二回戦:ベストオブ19レッグズ(10レッグ先取)
準々決勝:ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
準決勝:ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
決勝ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
賞金:
優勝=125,000ポンド
準優勝=65,000ポンド
ベスト4=40,000ポンド
ベスト8=20,000ポンド
ベスト16=10,000ポンド
グループトップボーナス=3,500ポンド
グループ3位=7,500ポンド
グループ4位=4,000ポンド
総額=550,000ポンド
優勝オッズ(11月8日→11月14日):
6/5→10/11 マイケル・バン・ガーウェン
10/1→8/1 ピーター・ライト
25/1→9/1 マイケル・スミス、デーブ・チズナル
11/1→10/1 ガーウィン・プライス
12/1→10/1 ギャリー・アンダーソン
25/1→14/1 グレン・ダラン
66/1→50/1 エイドリアン・ルイス
エイドリアン・ルイスが木曜、ウォルバーハンプトンで素晴らしい反撃を見せてジェームス・ウェードを下しBoyleSportsグランドスラムオブダーツ準々決勝へ進んだ。
2度のグランドスラム準優勝者、ルイスはウェードが9-6リードで精彩を欠いていたが、ここから頑張り時にタイミング良くベストフォームとなり劇的な勝利をあげた。
ルイスは呆然と立ちすくむウェードに対しこの勝利で明らかな喜びをあらわした。2017以来のテレビ放映での準々決勝が目に映ったようだ。
「この試合に勝てて凄く嬉しい。ジェームスとは互いに尊敬しあう仲だし久しぶりの準々決勝進出はすごいことだ。」とルイス。
「強気をやめたわけではない。第18レッグは相手(の残り)は161じゃなく181だと思った。僕は時々ぼーっとしてしまう。結果的にあれが仇にならなくて良かった。」
試合は両者キーブで始まりウェードが第10レッグでブレークしリードを奪った。
この元プレミアリーグチャンピオンはその後9-6リードと動きベスト8入りまであと1レッグとするとルイスの反撃が始まる。
この2度のワールドチャンピオン、ルイスは第17レッグを85フィニッシュでブレークしウェードにプレッシャーを掛けた。
スコアは9-8となりルイスはレベルとするためのインブルトライをやめた。ウェードは161を残し待っていた状況だった。ウェードは必要なトリプルを入れたがマッチとなるダブルで僅かにインブルをミスした。ここでルイスは残り32をあがり試合は最終レッグへもつれ込んだ。
ルイスは素晴らしい110チェックアウトで勝利した。彼は終盤4レッグで4個の180得点、試合を通じ9個の180得点というエキサイティングなディスプレーだった。
このイングランド人は次に世界No.1のマイケル・バン・ガーウェンと対戦する。このワールドチャンピオンはイアン・ホワイトにあわやの場面を生き残り10-7で勝利した。
バン・ガーウェンは序盤を有利に進め、ブレークから3-1とリード、ホワイトも素晴らしい143チェックアウトでイーブンとしその後キープ合戦となった。
再度100越えのフィニッシュ、今回は110チェックアウトでホワイトが再びブレークし4-3リード、その後6-4リードとなった。
これがバン・ガーウェンを発奮させたらしくステージで苛立ちをあらわにしたが、このオランダ人はここから7レッグのうち6レッグを奪い準々決勝への道を切り開いた。
「序盤はあまりいいプレーではなかったので自分を責めるだけだ。イアンの序盤の好プレーにはリスペクトしなければいけない。」とバン・ガーウェン。彼のアベレージは101.41だった。
「イアンはいつもチャンスをくれる。彼は素晴らしいプレーヤーだけど長いフォーマットでいいプレーを続けるのは至難の業だ。だから僕は深く静かにミスをしないようにしていた。」
「僕はいつも自信を持っている。ちょっとトラブルとなった時もね。これは大事な勝利だった。」
ギャリー・アンダーソンは同郷のスコットランド人ロバート・ソーントンを10-8で下し次は垂涎の組合せ、2018年決勝の再現となるガーウィン・プライスと対戦する。
ぐずぐずした戦いで両者はいいところを見せられず苦悩した。この試合でアンダーソンは23本のダブルをミスしていた。
ソーントンもチャンスをずっとものにできないまま4-1とリードするとアンダーソンもようやく5レッグを連取しアドバンテージを取った。
スコアは8-8のタイで迎えた大事な第17レッグでアンダーソンが20ダブルをあがって貴重なブレークを果たし試合を決めるチャンスを得た。
この元ワールドマッチプレーチャンピオン、アンダーソンはしかし5本のマッチとなるダーツをミス、しかしソーントンもレベルとするインブルフィニッシュをミスするとアンダーソンがようやくあがってプライスとの準々決勝進出を決めた。
「ところどころいい感じはあったけど練習ではずっといい感じだった。ボードに向かうと完全に違う。」
「僕の今の状況は何が飛び出すか判らないというものだ。でも土曜夜は絶対僕のベストを出すことを約束する。」とアンダーソン。彼はプライスとは去年のウォルバーハンプトン以来の激突となる。
「どうなるか見てみよう、できれば彼が僕のベストを引き出してくれると有難い。僕は持てるものを全部出すつもりだしどうなるか見てみよう。」
現チャンピオン、プライスは順調にダレン・ウェブスターを退けウォルバーハンプトンの準々決勝へ進出を決めた。彼はアベレージほぼ100、10-1のスコアで勝利した。
このウェールズ人は試合を通じ相手に3本しかダブルを打たせず序盤から終盤まで試合をコントロールした。
「今夜のダレンは静かだった。でも僕は仕事が出来たし僕のいいプレーは嬉しい。」とプライス。
「彼は僕のことを容赦ないといったけどこれは大いに誉め言葉と受け止めた。彼は経験豊富なプレーヤーだからね。」
「いい仕事が出来て準々決勝へ出られることは本当に嬉しい。」
イベント第7日も英国ではスカイスポーツ、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網およびpdctv-HDでライブ放映される。