<メジャー>グランドスラムオブダーツ第8日(準々決勝)
追いくプライスを迎え撃つ王者MVG、2人の戦いは日本時間今夜9時
https://www.pdc.tv/news/2019/…
2019BoyleSportsグランドスラムオブダーツ
ウォルバーハンプトン、アルダースリーレジャービレッジ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>
11月16日(土)夕刻セッション
<準々決勝(2/2)組結果>
ガーウィン・プライス(5)<95.69> 16-9 ギャリー・アンダーソン(4)<91.45>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<103.05> 16-6 エイドリアン・ルイス(15)<86.28>
11月17日(日)午後セッション(現地13:00日本時間21:00)
<準決勝組合せ>
ピーター・ライト(7) vs グレン・ダラン(BDO)
(ー/●〇)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ガーウィン・プライス(5)
(〇〇〇/〇〇△〇〇〇)
11月17日(日)夕刻セッション(現地19:00日本翌日04:00)
<決勝組合せ可能性>
(過去2年の勝敗)
バン・ガーウェン vs ライト
(〇●〇〇●〇●●/〇〇●〇●〇〇●〇)
バン・ガーウェン vs ダラン
(ー/●●)
プライス vs ライト
(△●●●●〇/〇〇●)
プライス vs ダラン
(ー/●〇〇●〇〇●)
フォーマット:
準々決勝:ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
準決勝:ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
決勝ベストオブ31レッグズ(16レッグ先取)
賞金:
優勝=125,000ポンド
準優勝=65,000ポンド
ベスト4=40,000ポンド
ベスト8=20,000ポンド
ベスト16=10,000ポンド
グループトップボーナス=3,500ポンド
グループ3位=7,500ポンド
グループ4位=4,000ポンド
総額=550,000ポンド
マイケル・バン・ガーウェンとガーウィン・プライスが土曜ウォルバーハンプトンの2019年グランドスラムオブダーツ準々決勝を勝ち抜き、日曜に準決勝で対戦する。
現チャンピオンのプライスが2018年決勝での勝利を繰り返したのでギャリー・アンダーソンのリベンジはならなかった。さらに今回は16-9というさらに差の開いたものだった。一方、バン・ガーウェンは厳しい16-6のスコアでエイドリアン・ルイスを打ち負かした。
プライスとアンダーソンの戦いの前には一年前にあった最終レッグでのドラマが繰り返されるやも?との期待や推測があったがこのウェールズ人はチェック時の感情を抑え、最終日までパワーを温存しようとしていた。
オープニングセッションは厳しい展開となり、アンダーソンが9本のダブルをミスする間にプライスが5-0とリード、このギャップをアンダーソンは最後まで埋めることができなかった。
アンダーソンは途中でダーツを変更したもののこの流れを押しとどめるには至らずプライスは8-2リードと差を拡大し試合の主導権をほぼ手中にした。
このペアは2018年の因縁の激突以来の対戦でアンダーソンはタオルを投げるつもりもなく続くセッションを4-1とし差を縮めて9-6とした。
アンダーソンがようやく試合になる雰囲気となったその時、プライスのアドバンテージを2差へ縮めるチャンスが巡ったがアンダーソンは3本のダブルをミス、このウェールズ人にまたしても抑え込まれてしまった。
プライスの勝利はいよいよ確信的となり彼のパーフォーマンスはさらに冴え、終盤はアンダーソンを手中に収めて勝利へなだれ込んだ。
「僕は集中しなければいけないと思いできるだけ冷静を保つよう試みた。でも僕の中からエネルギーがこみ上げ、終盤はそれを吐き出さなければならなかった。」とプライス。
「ギャリーは偉大なプレーヤーで2度のワールドチャンピオンだ。だから観客が彼の側に立つのは良く理解できる。でも彼等は今日はとても立派で僕は観客に感謝しなければいけない。」
「ギャリーは序盤にちょっと尖っていたし僕もそうだった。正直5-0アップとした時押しつぶされそうだった。8-2リードとなるとさらにプレッシャーを感じ、よし今勝に行こうと言い聞かせた。」
「僕はベストな試合ではなかった。僕のベストプレーは出せなかったけど勝てて嬉しい。去年の決勝のことなど全く考えなかった。どのようにプレーしたかは一切無意味だ。」
続く準々決勝はバン・ガーウェンが障壁を飛び越え一気に4-1リードとし休憩となった。その後彼の君臨はさらに強まり8-2差とした。2度目の休憩の前には132チェックアウトという見せ場もあった。
2度のワールドチャンピオン、ルイスも短い反撃を見せたがアベレージ86.28ではオランダ人のアベレージ103.05に太刀打ちするには全く不十分だった。
順当な勝利により、バン・ガーウェンの焦点はすでに明日のプライスとの準決勝へ向けられていた。プライスはここ19試合連続でこの世界No.1に勝てていない。
「彼(ガーウィン・プライス)は徐々に僕に近づいてきているけど、近づくだけでは意味はないのは単純なことだ。」とバン・ガーウェンは宣告した。
「ガーウィンとの明日の試合にはもっと余力があるし、彼に対しては全てを出し切る。」
「プレーヤー全員が僕は何マイルも先を行く才能を持っているのを知っているし、僕がいいプレーをしミスをしなければおのずとチャンピオンになってしまう。単純なことだ。」
2019年BoyleSportsグランドスラムオブダーツは日曜午後セッションで準決勝2試合が、夕刻セッションで決勝が行われ完結する。
最終日の第9日の試合の模様は英国ではスカイスポーツ、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網およびpdctv-HDでライブ放映される。