＜メジャー＞プレーヤーズチャンピオンシップファイナルズ第２日
９ダーツのMVG、勝利は最後の１本だけ、やる時はやるマービンキング
https://www.pdc.tv/news/2019/…
１１月２３日（土） 午後セッション
＜二回戦結果＞
（メインステージ）
ガーウィン・プライス（３）＜９４．９３＞ ６－０ キーガン・ブラウン（２６）＜８８．１７＞
ジェームス・ウェード（８）＜９６．７２＞ ６－１ リッキー・エバンス（３２）＜８７．２１＞
メンサー・スルホビッチ（１１）＜９５．１７＞ ６－５ ダニー・ノッパート（３０）＜９２．３８＞
ガブリエル・クレメンズ（４２）＜８９．３３＞ ６－３ ルーク・ウッドハウス（７１）＜９２．２７＞
マイケル・バン・ガーウェン（１）＜９６．４＞ ６－５ エイドリアン・ルイス（１４）＜９５．５＞
クリス・ドービー（２４）＜９４．９３＞ ６－０ ジェームス・ウィルソン（３６）＜８１．７１＞
レイモンド・バン・バーナベルト（４１）＜９８．３７＞ ６－３ ジョー・カレン（１６）＜８９．２２＞
ロブ・クロス（２）＜１０１．５７＞ ６－４ ジェイミー・ヒューズ（５０）＜９８．３６＞
（ステージ２）
ジョン・ヘンダーソン（２９）＜９６．０４＞ ６－３ サイモン・ウィットロック（１５）＜９１．３＞
ライアン・ミークル＊（７５）＜８６．９７＞ ６－５ ダリウス・ラバノースカス（８６）＜９５．８４＞
スティーブン・バンティング（１９）＜１０４．６２＞ ６－３ ホセ・デ・ソーサ（６５）＜１０２．７６＞
イアン・ホワイト（１０）＜９４．２＞ ６－５ ビンセント・バン・デ・ブート（３３）＜９６．８７＞
ウィリアム・オコーナー（４０）＜９７．４４＞ ６－３ クリストフ・ラタイスキー（２０）＜９６．０２＞
グレン・ダラン（３１）＜９８．０２＞ ６－５ マックス・ホップ（２５）＜８５．８６＞
マービン・キング（２１）＜９３．４９＞ ６－４ デーブ・チズナル（９）＜９５．６２＞
マイケル・スミス（４）＜８４．８２＞ ６－４ ブレンダン・ドラン（３５）＜７９．２４＞
１１月２３日（土） 夕刻セッション
＜三回戦結果＞（ベスト１６）
スティーブン・バンティング（１９）＜１０７．０３＞ １０－２ ライアン・ミークル＊（７５）＜９４．６８＞
ガーウィン・プライス（３）＜１０１．８８＞ １０－４ メンサー・スルホビッチ（１１）＜９２．８６＞
ウィリアム・オコーナー（４０）＜９５．０９＞ １０－７ ガブリエル・クレメンズ（４２）＜１０２．２＞
マイケル・バン・ガーウェン（１）＜１０５．９６＞ １０－６ ジェームス・ウェード（８）＜１０２．０１＞
クリス・ドービー（２４）＜９５．２１＞ １０－５ ジョン・ヘンダーソン（２９）＜８６．７５＞
レイモンド・バン・バーナベルト（４１）＜９６．９１＞ １０－３ グレン・ダラン（３１）＜９２．５１＞
イアン・ホワイト（１０）＜１０７．４６＞ １０－４ マイケル・スミス（４）＜１００．３６＞
マービン・キング（２１）＜１０５．０９＞ １０－４ ロブ・クロス（２）＜９５．０５＞
１１月２４日（日） 午後セッション（現地１２：４５、日本時間２１：４５）
＜準々決勝組合せ＞
ガーウィン・プライス（３） ｖｓ スティーブン・バンティング（１９）
（〇/〇●）
レイモンド・バン・バーナベルト（４１） ｖｓ クリス・ドービー（２４）
（－/ー）
マイケル・バン・ガーウェン（１） ｖｓ マービン・キング（２１）
（－/〇●〇〇）
イアン・ホワイト（１０） ｖｓ ウィリアム・オコーナー（４０）
（－/〇）
１１月２４日（日） 夕刻セッション（現地１９：００、日本時間翌日０４：００）
＜準決勝組合せ＞
バン・バーナベルト/ドービー ｖｓ プライス/バンティング
バン・ガーウェン/キング ｖｓ ホワイト/オコーナー
＜決勝＞
フォーマット：
一回戦＝ベストオブ１１レッグズ
二回戦＝ベストオブ１１レッグズ
三回戦＝ベストオブ１９レッグズ
準々決勝＝ベストオブ１９レッグズ
準決勝＝ベストオブ２１レッグズ
決勝＝ベストオブ２１レッグズ
賞金：
優勝＝１００，０００ポンド
準優勝＝５０，０００ポンド
ベスト４＝２５，０００ポンド
ベスト８＝１５，０００ポンド
ベスト１６＝１０，０００ポンド
ベスト３２＝５，０００ポンド
一回戦敗退＝２，５００ポンド
９ダーツ達成のマイケル・バン・ガーウェンと絶好調のガーウィン・プライスがベスト８プレーヤーズのトップを飾った。バトリンズマインヘッドリゾートで開催中のLadbrokesプレーヤーズチャンピオンシップファイナルズは日曜が最終日だ。
サマーセット州の試合満載の土曜日には二回戦と三回戦が行われ、出場者はベスト８まで絞られた。この８プレーヤーにより１００，０００ポンドの優勝賞金をめざし最終日が戦われる。
バン・ガーウェンは２つの素晴らしいパーフォーマンスでマインヘッドでのショーを独り占めした。１つは二回戦でエイドリアン・ルイスを６－５で破った時の９ダーツ達成だ。
この９ダーツは第８レッグで訪れこれで彼は５－３リードとした。９ダーツはこのトーナメント史上２つ目でテレビ放映されたのは初めてだ。以前は１２か月前に達成されている。
バン・ガーウェンはルイスに最終レッグで勝利した後、三回戦でジェームス・ウェードに１－３、５－６と劣勢に立ったがここから５レッグを連取しベスト８へ滑り込んだ。
「いい日だった。」とバン・ガーウェン、三回戦では彼はアベレージ１０６、ウェードは１０２という高レベルの試合だった。
「ジェームスとの試合は見ていて素晴らしい試合だったと思う。僕も真剣にならなくちゃいけなかったけど、序盤にミスがあり追いかける形になったので本当に懸命にやった。」
「僕はエイドリアンとジェームスの両方に欲しい時に欲しいショットが出来たけど今は最終日に集中しなければいけない。僕はまだ余力があるしそれを見せたい。」
バン・ガーウェンはベスト８でマービン・キングと対戦する。この２０１０年準優勝者は二回戦をデーブ・チズナルに６－４で勝利、この勢いのまま三回戦ではアベレージ１０５に達し世界No.２のロブ・クロスを１０－４で退けた。
キングは三回戦の最終レッグを１３１チェックアウトで閉め、坐骨神経の痛みと闘いながらも３月のマインヘッドで見せたUKオープンでの対バン・ガーウェン勝利を再現しようとしている。
「通過できて本当に嬉しい。坐骨神経の痛みが始まると逃げられないからね。ロブとの試合がもう少し長引いていたなら残ることは出来なかったろう。」とキング。
「今は休息して準々決勝に備えようと思う。以前マイケルを倒したこともあるし繰り返せると思う。」
グランドスラムオブダーツ優勝のガーウィン・プライスは２タイトル連続優勝を目指し続け、キーガン・ブラウンをアベレージ１０２で６－０のホワイトウォッシュ、メンサー・スルホビッチにも１０－４勝利とマインヘッドでの素晴らしい一日とした。
「最終日に残れて嬉しいけど僕はもっと良くできる。出来れば明日披露したい。」とプライス。
「メンサーとの試合では均衡を脱するのに時間がかかったのでアベレージ１０２は良く出来た。でもこのタイトルを獲得するにはもっといいプレーをしなければいけない。心配は何もないし次の試合に集中するだけだ。」
プライスの準々決勝の相手はスティーブン・バンティングだ。彼は土曜午後には素晴らしいフォームでアベレージ１０５に達しホセ・デ・ソーサを６－３で下し、ベスト１６ではライアン・ミークルに１０－２で勝利、アベレージはこの日トップとなる１０７に達した。
この勝利でバンティングはこのイベント２年連続でベスト８入りを果たし、「ぞくぞくしており、今日は生涯１，２を争う安定した２試合ができた。」
「このフォームを持続したい。ガーウィンとは素晴らしいゲームを期待できる。この背景にはもの凄い練習量があり最高の試合で心も晴ればれだ。」
「僕は確実に以前よりずっと良くなったと信じている。ダーツをプレーするのが大好きだしそれを見せたい。」
レイモンド・バン・バーナベルトは勝利をもってマインヘッドへ別れを告げようとしており、彼はジョー・カレンを６－３で、グレン・ダランを１０－３下した。この試合でレイクサイドチャンピオンは最後の１２ダブルを外し９ダーツは未達に終わった。
「感触もいいしいいプレーが出来ているので嬉しい。」とバン・バーナベルト。「３度のワールドチャンピオンに勝ったのは凄いことだ。グレンの調子は今一つだったけど通過出来てとても嬉しい。」
「僕はダブルも凄く練習してきたし最早失うものもない。年前半は予選通過の場面ではとてもプレッシャーを感じて過ごしたが、もう過ぎたことだしもう２、３試合出来ることが本当に楽しいし出来れば今回決勝に出られればね。」
バン・バーナベルトの準々決勝の相手はクリス・ドービーだ。彼は二回戦でジェームス・ウィルソンをホワイトウォッシュ、三回戦ではジョン・ヘンダーソンに２－５とされながらも１０－５で勝利した。
ドービーは１２か月前にもベスト８入りしており、「最終日まで残れてほっとしている。出来れば進撃を続けたい。」
「僕のゲームには自信をもっている。いいプレーが出来てるしダブルが冴えている。今日はいい感触でジョンに劣勢となった時には全ての兵器が火を噴いた。」
イアン・ホワイトは土曜夜に素晴らしいアベレージ１０７．４６でマイケル・スミスを１０－４で下し３度目のベスト８入りを果たした。二回戦は接戦でビンセント・バン・デ・ブートを６－５で下していた。
「通過できたのは良かった。」とホワイト。「いいダーツが出来ており明日もこの調子で臨みたい。午後は厳しい試合となったけど夜は全てが僕に味方してくれた。好調だ。」
ホワイトは準々決勝でウィリアム・オコーナーと対戦する。オコーナーは６月にスティーブ・レノンと組んだワールドカップ出場で準優勝を果たしたが、シングルスのテレビ放映イベントで初めてベスト８入りとなった。
オコーナーは二回戦でポーランドのクリストフ・ラタイスキーに６－３で勝利、三回戦はドイツの新進気鋭のエース、ガブリエル・クレメンズからの挑戦に１０－７で結果を出した。
オコーナーは序盤に４－０リードとするとこの差は１レッグまで縮まり、クレメンズはさらに１０ダーツを出したものの結局レベルとすることは出来なかった。このライムリックの３３歳は日曜最終日に出場が決まった。
「ガブリエルは荒々しいフォームで立ち向かってきたのでそれを食い止めるには凄い試合になった。今は日曜のベスト８という大きな試合の準備をする。どうなるか見てみよう。」とオコーナー。
「もっと安定したいしそれに向かって練習しなければいけない。今チャンスを貰ったのでそれを活かしたい。」
日曜のプレーヤーズチャンピオンシップファイナルズ優勝者は１００，０００ポンドの優勝賞金を受け取る。残った８プレーヤーの中で優勝経験者はバン・ガーウェンだけだ。
トーナメント最終日にはPDC Unicornワールドユースチャンピオンシップ決勝も予定されておりチェコ共和国のアダム・ガウラスと２度のデベロプメントツアー賞金ランキング１位のルーク・ハンフリーズで戦われる。
