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<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第2日(一回戦、二回戦)

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2019.12.15 Sun.

驚異の闘争心と大舞台デビューを感じさせない山田勇樹が大活躍

https://www.pdc.tv/news/2019/…

William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス

12月14日(土)午後セッション
<一回戦結果>
ダリウス・ラバノースカス(82)<94.73> 3-0 マシュー・エドガー(66)<84.78>
山田勇樹(-)<85.77> 3-1 ライアン・ミークル(70)<81.0>
ルーク・ウッドハウス(69)<96.02> 3-0 vs ポール・リム(-)<93.14>
<二回戦結果>
ルーク・ハンフリーズ(46)<97.7> 3-2 ジャメイン・ワッティメーナ(17)<95.14>

12月14日(土)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<一回戦結果>
マーク・マクギーニー(85)<93.66> 3-1 マット・キャンベル(-)<88.33>
ゾラン・レイクバッハー(71)<94.22> 3-2 ジェイミー・ヒューズ(47)<95.47>
ダリン・ヤング(-)<87.92> 3-1 レイモンド・バン・バーナベルト(40)<96.13>
<二回戦結果>
キム・ハイブレクト(41)<89.44> 3-0 ロブ・クロス(2)<89.64>

(カッコ内はPDC賞金ランキング、予選通過先)
※向こう2日分を掲載
12月15日(日)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<一回戦組合せ>
カイル・アンダーソン(38)(プロツアー41) vs シャオ・チェン・ゾン(-)(PDC中国)
ロス・スミス(49)(プロツアー39) vs シアラン・ティーハン(-)(デベロプメント)
ブレンダン・ドラン(35)(プロツアー32) vs ニッティン・クマー(-)(インド)
<二回戦組合せ>
イアン・ホワイト(9) vs ダリウス・ラバノースカス(82)

12月15日(日)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<一回戦組合せ>
アーロン・モンク(75)(プロツアー51) vs ホセ・ジャスティシア(92)(南西欧州)
アンディ・ボールトン(80)(プロツアー45) vs ダニー・バッギッシュ(-)(北アメリカ)
ジェームス・リチャードソン(61)(プロツアー56) vs 鈴木未来(-)(英国外女性)
<二回戦組合せ>
マイケル・スミス(4) vs ルーク・ウッドハウス(69)

12月16日(月)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<一回戦組合せ>
スティーブ・レノン(38)(プロツアー60) vs カラン・ライズ(125)(チャレンジツアー)
ウィリアム・オコーナー(37)(プロツアー35) vs マルコ・カンテレ(119)(PDCノルディック)
ビンセント・バン・デ・ブート(33)(プロツアー28) vs キーン・バリー(-)(アイリッシュマッチプレー)
<二回戦組合せ>
ギャリー・アンダーソン(5) vs ドラン/クマー

フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(タイブレークなし)
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦=ベストオブ7セット
四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
※二回戦からはタイブレーク適用、最終セットは2レッグクリアのこと、第11レッグはサドンデス

賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
四回戦負け=35,000ポンド
三回戦負け=25,000ポンド
二回戦負け=15,000ポンド
一回戦負け=7,500ポンド

レイモンド・バン・バーナベルトのWilliam Hillワールドダーツチャンピオンシップへの送別は土曜に一回戦敗退という傷心の結末となった。ロブ・クロスもアレキサンドラパレスで砕け散った。

バン・バーナベルトのアメリカのダリン・ヤングとの一回戦は伝説のオランダ人スターにとって最後のプロフェッショナル試合となった。彼の輝かしい経歴は3-1での敗退という災難に見舞われた。

この5度のワールドチャンピオンは観客にダーツスポーツで最も著名なステージへヒーローとして迎え入れられたが悲惨な敗退で終わった。

「また悪魔が勝利した。試合を通じてずっと感触が悪かった。」とバン・バーナベルト。彼は12か月以上前から引退を宣言していた。

「ダリンは本当にいいプレーをしたけど僕は何も見つけられないままで本当に失望した。」

「凄く練習し準備で出来ることは全てやったけどステージではこれらを何も発揮できなかった。このパーフォーマンスは絶対に忘れないし自分を許すことができない。天災の年に天災の終わり方だ。」

ヤングは第1セットを3-1で取りバン・バーナベルトにプレッシャーを積み上げた。バーニーも反撃し第2セットを3-0で奪い返したが第3セットの大事な第5レッグを落とし、敗退の道へと転げ落ちだした。

このアメリカのエースはさらに160チェックアウトでダメージを与えるなど第4セットの序盤から2レッグを奪った。バン・バーナベルトも粘って最終レッグまでたどり着いたがセットを2-2とする2本のダブルをミス、相手方がこの致命的な失敗を攻撃した。

世界No.2のクロスもキム・ハイブレクトに第1セットをストレートで奪われ呆然と立ちすくむだけだった。ハイブレクトは金曜の一回戦でガート・ネンチェスを下しており、三回戦へ進んだ。

ハイブレクトは116チェックアウト、152チェックアウトなどを繰り出し2018年ワールドチャンピオンを圧倒するディスプレーだった。彼にとっては試合全体を通じて予想外の展開に見えたようだ。

「痺れた。全く信じられない。」とこのベルギーのエース。

「ロブ・クロスは全く反撃してこれないと判ったけど僕はチャンスをものにし勝利した。この勝利はとても嬉しい。」

「僕は世界のベストプレーヤーに対しては闘志を燃やすしこの勝利に向けての戦いぶりを誇りに思った。」

ルーク・ハンフリーもジャメイン・ワッティメーナとの最終サドンデス決戦での劇的な決闘を制しアリパリの歴史に残る勝利をあげ、ハイブレクトに続いて三回戦へ進出した。

金曜夜にデボン・ピーターセンを下したハンフリーズはこの記念すべき24時間で再び素晴らしいディスプレーを完成させた。

ワッティメーナは第1セットを1レッグも落とさず奪い第2セットの第1レッグも取ったものの、ハンフリーズが猛烈に巻き返し続く3レッグをたった35ダーツで終えて試合をレベルとした。

続く2セットは分け合い最終セットもタイブレークへ突入、ワッティメーナがハンフリーズのマッチとなるダーツミスを突きポールポジションに立ったかに思われた。

11月末にPDC Unicornワールドユースチャンピオンとなったハンフリーズは5-4ダウンから96フィニッシュで反撃し最後は20ダブルをあがって勝利で決着をつけた。

「今まで戦ったことのないようなスリリングな試合だった。」とハンフリーズ。

「静かに試合を組み立てると言いたかったけれどステージ上ではそうはいかなかった。僕は必要な時に必要なことが出来たとは思えない。」

「この試合に勝てて天にも昇る気持ちだ。僕の出来る多くのことを見せることができた。こんな大きなタイトルを優勝するにはこういうことが必要だ。」

「ここでプレーすることが大好きだ。アリパリのステージでプレーしている時に得られる感触が大好きだし僕の生涯最高のプレーだった。」

ゾラン・レイクバッハーもジェイミー・ヒューズに対し何本かマッチとなるダーツをミスしたもののオッズをひっくり返す勝利を奪った。

序盤から4セットを分け合い、最終セットはレイクバッハーが2レッグリードした。しかしマッチとなる8本のダブルを無駄使いしヒューズに奪われて試合はサドンデス決戦へ突入した。ここでこのオーストリア人が8ダブルを仕留め勝利を決めた。

マーク・マクギーニーはカナダのマット・キャンベルからの挑戦を食い止めデビュー戦勝利を飾り二回戦進出を決めた。

元レイクサイドチャンピオン準優勝のマクギーニーは序盤からの2セットを3-1で取るとキャンベルも素晴らしい147チェックアウトなどで2-1と差を縮めた。

第4セットは最終レッグまでもつれ込んだが、マクギーニーが20ダブルをきっちり決めて勝利を完結させた。

ルーク・ウッドハウスはしっかりとしたパーフォーマンスでベテランのポール・リム相手にワールドチャンピオンシップのデビュー戦を気持ちよく勝利した。

65歳のリムは第1レッグを160チェックアウトしたがこの伝説のシンガポールのスターと同様の素晴らしさでウッドハウスも81フィニッシュ、109チェックアウト、87フィニッシュと続け第1セットを奪ってしまった。

新進気鋭のスター、ウッドハウスは続く2セットもそれぞれ3-1で奪い二回戦へ進出、昨年の準優勝者マイケル・スミスと対戦する。

ダリウス・ラバノースカスはストレートセットでマシュー・エドガーを吹き飛ばした。エドガーは序盤に7レッグを失って以降立て直すことができなかった。

このリトアニアの才能は3つの180得点など君臨するディスプレーを見せてエドガーを下し、2年続けて一回戦突破を果たした。

日本の山田勇樹はライアン・ミークルにデビュー戦勝利を飾った。ミークルもアレキサンドラパレスはデビュー戦だった。

ミークルは第1セットを最終レッグで取ったが山田は第2セット、第3セットの大事な第5レッグを勝ち第4セットは3-1で取り卓越した勝利を獲得した。

William Hillワールドチャンピオンシップは日曜も一回戦と二回戦組合せの2セッションが行われ、昨年準優勝のスミス、レイクサイドウーメンズチャンピオンの鈴木未来も登場する。

第3日も英国ではNOW TVでのスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。

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