NEWS

<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第3日(一回戦、二回戦)

0
0
2019.12.16 Mon.

歴代世界最強女子の一人、鈴木未来プロが見事なパフォーマンスで大観客を魅了

https://www.pdc.tv/news/2019/…

William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス

(カッコ内はPDC賞金ランキング、予選通過先)

12月15日(日)午後セッション
<一回戦結果>
カイル・アンダーソン(38)<89.56> 3-2 シャオ・チェン・ゾン(-)<83.16>
シアラン・ティーハン(-)<90.08> 3-0 ロス・スミス(49)<87.67>
ブレンダン・ドラン(35)<97.35> 3-0 ニッティン・クマー(-)<90.17>
<二回戦結果>
ダリウス・ラバノースカス(82)<96.31> 3-1 イアン・ホワイト(9)<100.33>

12月15日(日)夕刻セッション
<一回戦結果>
ホセ・ジャスティシア(92)<88.64> 3-0 アーロン・モンク(75)<82.56>
ダニー・バッギッシュ(-)<84.94> 3-2 アンディ・ボールトン(80)<85.12>
ジェームス・リチャードソン(61)<85.78> 3-2 鈴木未来(-)<84.91>
<二回戦結果>
ルーク・ウッドハウス(69)<97.81> 3-1 マイケル・スミス(4)<95.69>

※向こう2日分を掲載

12月16日(月)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<一回戦組合せ>
スティーブ・レノン(38)(プロツアー60) vs カラン・ライズ(125)(チャレンジツアー)
ウィリアム・オコーナー(37)(プロツアー35) vs マルコ・カンテレ(119)(PDCノルディック)
ビンセント・バン・デ・ブート(33)(プロツアー28) vs キーン・バリー(-)(アイリッシュマッチプレー)
<二回戦組合せ>
ギャリー・アンダーソン(5) vs ブレンダン・ドラン(35)

12月17日(火)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<一回戦組合せ>
ライアン・サール(52)(プロツアー50) vs ロビー・キング(-)(オーシャニック)
クリスト・レイズ(44)(プロツアー55) vs ローレンス・イラガン(-)(PDCアジア)
ジョン・ロドリゲス(93)(プロツアー61) vs ノエル・マリクデム(-)(PDCアジア)
<二回戦組合せ>
クリストフ・ラタイスキー(20) vs ゾラン・レイクバッハー(71)

12月17日(火)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<一回戦組合せ>
リッチー・エドハウス(88)(プロツアー51) vs ボリス・コルツォフ(104)(ユーロアジア)
ジョセ・デ・スーザ(64)(プロツアー20) vs デーモン・ヘタ(-)(PDPA)
テッド・エベッツ(77)(プロツアー44) vs ファロン・シャーロック(-)(英国女性)
<二回戦組合せ>
ジェフリー・デ・ズワーン(23) vs ダリン・ヤング(-)

フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(タイブレークなし)
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦=ベストオブ7セット
四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
※二回戦からはタイブレーク適用、最終セットは2レッグクリアのこと、第11レッグはサドンデス

賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
四回戦負け=35,000ポンド
三回戦負け=25,000ポンド
二回戦負け=15,000ポンド
一回戦負け=7,500ポンド

新人のルーク・ウッドハウスが昨年の準優勝者を相手に素晴らしいディスプレーを見せ、マイケル・スミスがWilliam Hillワールドチャンピオンシップに砕け散った。一方、鈴木未来はアレキサンドラパレスで勝利する女性第一号となるチャンスをもう少しのところで逸した。

日曜のダブルセッションでは第9シードのイアン・ホワイトもこの劇的な日にダリウス・ラバノースカスに敗れ崩れ去った。

スミスは新進気鋭のウッドハウスに対しスローなスタートをリカバーできなかった。ウッドハウスは土曜のポール・リム戦勝利の勢いで再び素晴らしいパフォーマンスを発揮、この二回戦で第4シードを3-1で破った。

「僕は僕の試合の組み立てを取り戻そうと心掛け仕事が出来た。」とウッドハウス。彼はストレートセットで勝つはずだった6本のマッチとなるダーツをミスしていた。

「第3セットでのチャンスを逃して少しぼーっとしてしまったけど、冷静を保ち自信が勝たせてくれた。」

「物凄く練習してきたしそれが実ってきた。大舞台でも本当に落ち着いていられる。」

ウッドハウスは第1、第2セットを3-1で取り第3セットは0-2から反撃したが半ダースものマッチとなるダブルを無駄使いした。

スミスも最終セットで2本のダブルをミス、ウッドハウスがこのチャンスに残り80を平らげ勝利で終わらせた。

この夜早々、日本の鈴木がジェームス・リチャードソンに対し信じられない反撃を完成させるところだったが、会場が大興奮の中、リチャードソンは彼女の期待を一瞬のものにしてしまった。

レイクサイドウーマンチャンピオンの鈴木は第1セットで驚愕の151チェックアウトを見せていたがセットを奪える4本のダブルをミス、ここからリチャードソンが主導権を奪ったかに見え2セットリード、第3セットも2レッグをリードした。

ここから鈴木は嵐の反撃を開始し続く7レッグのうち6レッグを奪い取って試合をレベルへ戻した。

最終セットでは彼女は2レッグリードとする2本のダブルをミス、しかし101チェックアウトでサドンデスレッグへ持ち込んだ。最終レッグは鈴木が残り36で待つ中、リチャードソンが20ダブルを仕留め勝利した。

「負けてがっかりだけど本当に楽しむことが出来た。」と鈴木。

「とても残念、でも次回は勝てると思う。観客全員が応援してくれたし本当にハッピーにしてくれた。」

「頑張り続けてきっと戻ってくる。」

ホワイトはラバノースカスに打ちのめされた。ラバノースカスは世界No.9に3-1で勝利し三回戦へ進出した。

ホワイトは第1セットの第4レッグを136チェックアウト第5レッグへもつれ込んだがセットを奪われた。しかし第2セットを素晴らしいアベレージ107で3-0で取り試合を振り出しに戻した。

ラバノースカスは土曜の一回戦でマシュー・エドガーを下した勢いもあり、第3セットを素晴らしい74フィニッシュでの3-2で奪った。

このリトアニア人は昨年同じ舞台でレイモンド・バン・バーナベルトをノックアウトしたのは記憶に新しいが、第4セットも3-1で取って彼のいけにえのリストにホワイトの名前を付けくわえた。

カイル・アンダーソンは中国の若手、シャオ・チェン・ゾンと対戦、2セットの劣勢を逆転した。

オーストラリアのアンダーソンは相手の強烈なスタートに苦悩した。ゾンは第1セットを最終レッグで、第2セットを3-1で奪っていた。

アンダーソンは火を噴き続く2セットを3-1で取ると試合は最終セットへ。ここで彼は1ダブルを決め同じスコアで勝利した。

「負けるかと思った。」とアンダーソン。彼は木曜にスティーブ・ビートンと対戦する。

「彼がダブルをミスし僕は運に恵まれていたようだ。僕のフォームはトーナメントへ入ってから絶望的なものだった。」

「僕はステージでクリスマスを家族と過ごすためのフライト予約のことを考えていたけど、何とかダーツへ戻り次の対戦のことを考えられることになった。」

ブレンダン・ドランにはこんなドラマが起きなかった。彼はインドのニッティン・クマーをストレートセットで退けた。

この北アイルランド人は2019年に2つのランキングタイトルを獲得しており、第1セット最終レッグを勝つとそのまま突き進み、いつものように勝利して次ラウンドへ進出した。

「僕は欲しい時に僕の組み立てをきちっとした。」とドラン。彼は二回戦でギャリー・アンダーソンと当たる。

「僕は自分のゲームに凄い自信が持てるようになった。具体的な証もあり、僕は再びツアーに優勝するに十分だしベストプレーヤーも倒せるだろう。」

「ギャリーとの対戦が楽しみだ。彼の調子がどうなのか判らないけど僕の調子は判るし今日の実戦経験で僕に有利になるだろうと思う。」

北アメリカダーツチャンピオンのダニー・バギッシュがアンディ・ボールトンを相手にデビュー戦勝利を飾った。ボールトンは2度セットをリードしたものの接戦の中そのリードを維持できなかった。

序盤4セットは分け合うとバギッシュが第5セットを3-1で取り二回戦進出を決めた。

ロス・スミスは新進気鋭のアイルランド人、シアラン・ティーハンに風邪を引かされた。ティーハンはワールドチャンピオンシップデビューで3-0勝利をもぎ取った。

この20歳は今年早々チャレンジツアーで優勝、この日も第1セット第5レッグを素晴らしい11ダーツで奪っていた。

同様に第2セットの大事な最終レッグも素晴らしい70フィニッシュで奪いリードを2倍にし、最終セットは3-1で仕留めた。

スペインのホセ・ジャスティシアは失望のアーロン・モンクに順当に勝利。モンクはストレートセットで一回戦敗退となった。

William Hillワールドチャンピオンシップは月曜夕刻へ続き、一回戦3試合と二回戦1試合が行われる。二回戦はドラン対2度のワールドチャンピオン、ギャリー・アンダーソンだ。

第4日も英国ではNOW TVでのスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。

0
0

LATEST NEWS

HOME

NEWS

<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第3日(一回戦、二回戦)