<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第4日(一回戦、二回戦)
上位陣波乱の中、復帰のギャリーが勝つと安ど感
https://www.pdc.tv/news/2019/…
William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング、予選通過先)
12月16日(月)夕刻セッション
<一回戦結果>
カラン・ライズ(125)<89.28> 3-2 スティーブ・レノン(38)<91.92>
ウィリアム・オコーナー(37)<88.23> 3-0 マルコ・カンテレ(119)<83.91>
ビンセント・バン・デ・ブート(33)<95.79> 3-0 キーン・バリー(-)<91.72>
<二回戦結果>
ギャリー・アンダーソン(5)<93.77> 3-0 ブレンダン・ドラン(35)<90.96>
※向こう2日分を掲載
12月17日(火)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<一回戦組合せ>
ライアン・サール(52)(プロツアー50) vs ロビー・キング(-)(オーシャニック)
クリスト・レイズ(44)(プロツアー55) vs ローレンス・イラガン(-)(PDCアジア)
ジョン・ロドリゲス(93)(プロツアー61) vs ノエル・マリクデム(-)(PDCアジア)
<二回戦組合せ>
クリストフ・ラタイスキー(20) vs ゾラン・レイクバッハー(71)
12月17日(火)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<一回戦組合せ>
リッチー・エドハウス(88)(プロツアー51) vs ボリス・コルツォフ(104)(ユーロアジア)
ジョセ・デ・スーザ(64)(プロツアー20) vs デーモン・ヘタ(-)(PDPA)
テッド・エベッツ(77)(プロツアー44) vs ファロン・シャーロック(-)(英国女性)
<二回戦組合せ>
ジェフリー・デ・ズワーン(23) vs ダリン・ヤング(-)
12月18日(水)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<一回戦組合せ>
ロン・ミューレンカンプ(51)(プロツアー37) vs ベン・ロブ(-)(NZ)
ミッキー・マンセル(62)(プロツアー62) vs 浅田斉吾(-)(日本)
ハリー・ワード(76)(プロツアー38) vs メーダーズ・ラズマ(91)(PDCノルディック)
<二回戦組合せ>
スティーブン・バンティング(17) vs ホセ・ジャスティシア(92)
12月18日(水)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<一回戦組合せ>
ジェームス・ウィルソン(36)(プロツアー57) vs ニコ・クルツ(183)(ドイツ)
ジョシュ・ペイン(45)(プロツアー51) vs ディオゴ・ポルテラ(136)(南アメリカ)
ガブレル・クレメンズ(プロツアー33) vs ベニト・バン・デ・パス(PDPA)
<二回戦組合せ>
ジェームス・ウェード(8) vs エドハウス/コルツォフ
フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(タイブレークなし)
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦=ベストオブ7セット
四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
※二回戦からはタイブレーク適用、最終セットは2レッグクリアのこと、第11レッグはサドンデス
賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
四回戦負け=35,000ポンド
三回戦負け=25,000ポンド
二回戦負け=15,000ポンド
一回戦負け=7,500ポンド
ギャリー・アンダーソンが月曜、ロンドンのアレキサンドラパレスでブレンダン・ドランと対戦、納得の3-0勝利で2019/20William Hillワールドダーツチャンピオンシップでの戦いを完璧なスタートとした。
ダーツ界最大のイベント第4日は2度のワールドチャンピオン、アンダーソンが超スロースタートで第1セットはアベレージ80以下だった。
しかしこのスコットランド人は試合が進むにつれて調子があがり、7個の180得点、144チェックアウトなどでストレートで勝利した。
「練習ボードでは最高に良かったけど今夜ステージにあがったら第1セットは全く似つかわしくないものだった。やはり緊張していた。」とアンダーソン。
「しかしいい兆候も表れ180得点、140得点が出だしたので少しは安心した。」
「今年はほとんどステージに出ておらずちょっと練習も少なかったのでステージに上ると随分緊張した。」
「4日間ほど練習ボードにくぎ付けだったので成果が出て本当に嬉しい。トーナメントの後半どうなるか期待したい。」
この夜早々、キーン・バリーが登場、ワールドチャンピオンシップ出場の歴代3番目の若さを記録したが、ビンセント・バン・デ・ブートに3-0のホワイトウォッシュされてしまった。
序盤からの2セットは最終レッグまで及んだがオランダのバン・デ・ブートが熟練の味で大事なところのダブルを決めバリーを壁際へ追いやっていた。
アイルランドの若者はこのステージデビューでアベレージを91.72とし、3個の180得点も打っていたがバン・デ・ブートの猛襲を食止めるには力不足だった。バン・デ・ブートは次に第10シードのデーブ・チズナルと対戦する。
「全然しっくりしな試合だったので勝てて嬉しい。」とバン・デ・ブート。
「キーンは優秀な若手プレーヤーで将来が楽しみだ。彼の20トリプルは脅威だ。」
「しかし大事なところで彼はいいショットが出来なかった。有難いことに僕が大事なところでビッグショットが打てた。」
「僕は早打ちで知られているけど一つだけ僕もスローダウンが必要だった。彼のプレーは僕にとって速すぎだ。」
「デーブは偉大なプレーヤーで世界トップ10に入っている。だから勝つためには僕は全てを出し切らなければいけない。」
カラン・ライズはスティーブ・レノンと劇的なサドンデスを戦い、記憶に残る勝利でデビュー戦を飾った。
アイルランドのワールドカップ準優勝者、レノンは最高のスタートを切り第1セットを3-0で奪ったが21歳のライズは続く第2セット、第3セットを1レッグも落とさず奪い返した。
第4セットは今度はレノンが1レッグも落とさず奪い返し試合は最終第5セットへ突入、ライズが2レッグを取ると今度はレノンが連続15ダーツで奪い返し最終レッグ決戦となった。
ライズが先にダブルトライし161チェックアウトのインブルを狙ったがわずかに外した。レノンには残り87を上がるチャンスが巡ってきた。
このアイルランド人は2本のマッチとなる18ダブルをミス、ライズが残り25を最後の1本で2ダブルを仕留め勝利した。
レノンのワールドカップのパートナー、ウィリアム・オコーナーはまだ幸運だった。彼は熟練のマルコ・カンテレを3-0で吹き飛ばした。
ベストな調子ではなかったものの、オコーナーは6個の180得点などでカンテレに付け入る隙を与えなかった。彼は次の二回戦で世界No.3のガーウィン・プライスと対戦する。
Wiliam Hillワールドチャンピオンシップは火曜に2セッションが行われ、オランダの新進気鋭、ジェフリー・デ・ズワーンが土曜にレイモンド・バン・バーナベルトを倒したダリン・ヤングと対戦する。
第5日も英国ではNOW TVでのスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。