<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第6日(一回戦、二回戦)
次戦は山田プロ=20日21:30、浅田プロ=21日21:30
https://www.pdc.tv/news/2019/…
William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング、予選通過先)
12月18日(水)午後セッション
<一回戦結果>
ロン・ミューレンカンプ(51)<91.9> 3-0 ベン・ロブ(-)<88.36>
浅田斉吾(-)<91.97> 3-0 ミッキー・マンセル(62)<80.15>
ハリー・ワード(76)<84.04> 3-2 メーダーズ・ラズマ(91)<83.12>
<二回戦結果>
スティーブン・バンティング(17)<93.49> 3-2 ホセ・ジャスティシア(92)<91.87>
12月18日(水)夕刻セッション
<一回戦結果>
ニコ・クルツ(183)<95.67> 3-1 ジェームス・ウィルソン(36)<89.89>
ジョシュ・ペイン(45)<96.49> 3-0 ディオゴ・ポルテラ(136)<90.46>
ベニト・バン・デ・パス(59)<88.64> 3-2 ガブレル・クレメンズ(42)<93.57>
<二回戦結果>
ジェームス・ウェード(8)<92.43> 3-0 リッチー・エドハウス(88)<93.48>
※向こう2日分を掲載
12月19日(木)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<一回戦組合せ>
ジャスティン・パイプ(56)(プロツアー33) vs ベンジャミン・プラトネメーア(-)(東欧州)
ライアン・ジョイス(43)(プロツアー46) vs イアン・デッカー(57)(西欧州)
<二回戦組合せ>
ジョン・ヘンダーソン(29) vs ジェームス・リチャードソン(61)
スティーブ・ビートン(25) vs カイル・アンダーソン(38)
12月19日(木)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<二回戦組合せ>
クリス・ドービー(22) vs ロン・ミューレンカンプ(51)
ダニー・ノッパート(31) vs カラン・ライズ(125)
デーブ・チズナル(10) vs ビンセント・バン・デ・ブート(33)
ガーウィン・プライス(3) vs ウィリアム・オコーナー(37)
12月20日(金)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<二回戦組合せ>
ダレン・ウェブスター(20) vs 山田勇樹(-)
マービン・キング(19) vs シアラン・ティーハン(-)
ジョニー・クレイトン(16) vs ジョイス/デッカー
リッキー・エバンス(32) vs マーク・マクギーニー(85)
12月20日(金)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<二回戦組合せ>
ネーザン・アスピナル(12) vs ダニー・バッギッシュ(-)
ジョー・カレン(15) vs ニコ・クルツ(183)
マックス・ホップ(24) vs ベニト・バン・デ・パス(59)
ピーター・ライト(7) vs ノエル・マリクデム(-)
フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(タイブレークなし)
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦=ベストオブ7セット
四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
※二回戦からはタイブレーク適用、最終セットは2レッグクリアのこと、第11レッグはサドンデス
賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
四回戦負け=35,000ポンド
三回戦負け=25,000ポンド
二回戦負け=15,000ポンド
一回戦負け=7,500ポンド
スティーブン・バンティングとジェームス・ウェードが水曜、ロンドン、アレキサンドラパレスでの2019/20William Hillワールドダーツチャンピオンシップ三回戦へ駒を進めた。
ダーツスポーツ界最大のイベント第6日はバンティングが劇的なタイブレークでスペインのホセ・ジャスティシアを下し、4年間で初めての勝利を獲得した。
バンティングは2014/15イベントでは準々決勝へ進出していたがその後4年間は失望のワールドチャンピオンシップ挑戦を耐えていたが、ジャスティシアの失敗を突いてスリリングな戦いを制しこの悲惨な体験に終止符を打った。
「本当にほっとした。ホセが継続して反撃してきたので難しい試合だった。」と元レイクサイドチャンピオンのバンティング。
「僕はいつも戦う姿勢で勝利のために気合を入れた。」
「4年間も勝利から見放されており、それが常に心に暗い影をさしていた。だからこの記録から逃れられたのは凄くいい。」
「本当にこのトーナメントに優勝出来ると考えているし、いよいよその時かと思う。」
バンティングは勝利に向け順調に進みセットを2-1としたが、ジャスティシアも素晴らしい決心でセットを2-2とし最終セットへ、バンティングが2レッグを奪うとジャスティシアも80フィニッシュ、74フィニッシュで再び反撃しタイブレークへ突入した。
バンティングが72あがりのダブルをミスするとジャスティシアが12ダブルをあがりブレークとなった。
続くレッグでジャスティシアが40を残して待つ間、バンティングがキープしさらに64フィニッシュと続けようやくワールドチャンピオンシップで勝利を獲得した。
2度ワールドチャンピオンシップベスト4のウェードは簡単に三回戦進出を決めた。彼はリッチー・エドハウスをストレートセットで下した。
過去9度のテレビ放映タイトル優勝者、ウェードは典型的に素晴らしいパーフォーマンスでダブルは5本をミスしたのみでエドハウスに一歩も試合に踏み込ませなかった。
「今日はとても緊張した。登場した時から落ち着かなかった。」とウェード。
「もっと落ち着かなければいけなかったけどようやく勝ち抜けて嬉しい。」
「勝ち抜けて嬉しいものの次回はもう少し心の持ち具合を考えなければいけない。」
ハリー・ワードは魔法のような反撃でラトビアのメーダーズ・ラズマを下しワールドチャンピオンシップデビューを勝利で飾った。
ワードは5月にプレーヤーズチャンピオンシップで優勝しており、オープニングセットこそ3-0で取ったがここから8レッグを連敗セットカウント1-2を追いかける形で第4セットもレッグカウント0-2となった。
しかし22歳のワードは偉大な集中力を発揮し試合をひっくり返してリード、6レッグを瞬く間に連取し激戦を3-2勝利で決着した。
浅田斉吾はミッキー・マンセルを素晴らしい3-0で排除し、日本人2人目の二回戦進出を決めた。
浅田のダブルは正確で13本のトライで9本を決め、北アイルランドのマンセルに試合の足掛かりすら与えなかった。
この日はさらにオランダのロン・ミューレンカンプとジョシュ・ペインがホワイトウォッシュで勝利した。ミューレンカンプはニュージーランドからのデビューのベン・ロブ、ペインはブラジルのディオゴ・ポルテラにそれぞれ勝っていた。
ドイツの若手、ニコ・クルツはワールドチャンピオンシップデビュー戦ながら9ダーツトライしたが12ダブルを外し達成ならなかった。しかしジェームス・ウィルソンに納得の3-1勝利となった。
クルツは6月のジャーマンダーツマスターズでギャリー・アンダーソンにも勝利しており、この22歳はワールドステージでも目を見張るディスプレーで上昇し続けている。
同じドイツのクレメンズは4本のマッチとなるダブルをミス、オランダのベニト・バン・デ・パスに敗れ去った。
バン・デ・パスは復活戦からトーナメントに出場したが各セットでクレメンズにリードを許さず、最終セットも0-2ダウンからの逆転で勝利した。
William Hillワールドチャンピオンシップは木曜も2セッションとなり一回戦は午後セッションで完了、夕刻セッションにはガーウィン・プライスやデーブ・チズナルも出場する。
第7日も英国ではNOW TVでのスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。