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<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第9日(二回戦終了)

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2019.12.22 Sun.

快挙!浅田斉吾日本人初のベスト32入り、ファロンも連続金星で三回戦進出

William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>

12月21日(土)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<二回戦結果>
浅田斉吾(-)<91.96> 3-2 キーガン・ブラウン(26)<90.99>
サイモン・ウィットロック(14)<93.87> 3-0 ハリー・ワード(76)<84.74>
ライアン・サール(52)<101.54> 3-0 スティーブ・ウェスト(28)<95.12>
エイドリアン・ルイス(13)<90.46> 3-2 クリスト・レイズ(44)<89.86>

12月21日(土)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<二回戦結果>
ダリル・ガーニー(6)<96.02> 3-0 ジャスティン・パイプ(56)<90.41>
グレン・ダラン(27)<95.36> 3-0 デーモン・ヘタ(-)<87.63>
ファロン・シャーロック(-)<90.67> 3-1 メンサー・スルホビッチ(11)<92.31>
ディミトリ・バン・デン・バーグ(29)<103.81> 3-0 ジョシュ・ペイン(45)<97.52>

※向こう2日分を掲載
(勝敗は2018/2019)

12月22日(日)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<三回戦組合せ>
ジョニー・クレイトン(16) vs スティーブン・バンティング(17)
(〇〇/●)
ダリウス・ラバノースカス(82) vs マックス・ホップ(24)
(-/●●)
ネーザン・アスピナル(12) vs クリストフ・ラタイスキー(20)
(-/●●)

12月22日(日)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<三回戦組合せ>
ジェームス・ウェード(8) vs スティーブ・ビートン(25)
(〇〇/ー)
キム・ハイブレクト(41) vs ダニー・ノッパート(31)
(-/●)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs リッキー・エバンス(32)
(〇/〇)

12月23日(月)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<三回戦組合せ>
ニコ・クルツ(183) vs ルーク・ハンフリーズ(46)
(-/ー)
エイドリアン・ルイス(13) vs ダレン・ウェブスター(20)
(●/ー)
ルーク・ウッドハウス(69) vs ディミトリ・バン・デン・バーグ(29)
(-/●)

12月23日(月)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<三回戦組合せ>
デーブ・チズナル(10) vs ジェフリー・デ・ズワーン(23)
(●/●〇)
ギャリー・アンダーソン(5) vs ライアン・サール(52)
(〇●〇/ー)
ピーター・ライト(7) vs 浅田斉吾(-)
(〇※上海ダーツマスターズ6-3/ー)

<その後の対戦予定>
四回戦(ベスト16)
バン・ガーウェン/エバンス vs クレイトン/バンティング
ウェード/ビートン vs ラバノースカス/ホップ
アンダーソン/サール vs アスピナル/ラタイスキー
ウッドハウス/バン・デン・バーグ vs ルイス/ウェブスター
ハイブレクト/ノッパート vs クルツ/ハンフリーズ
ライト/浅田 vs チズナル/デ・ズワーン
ガーニー/ダラン vs シャーロック/ドービー
プライス/ヘンダーソン vs ウィットロック/キング

準々決勝(ベスト8)
バン・ガーウェン/エバンス/クレイトン/バンティング vs ウェード/ビートン/ラバノースカス/ホップ
アンダーソン/サール/アスピナル/ラタイスキー vs ウッドハウス/バン・デン・バーグ/ルイス/ウェブスター
ハイブレクト/ノッパート/クルツ/ハンフリーズ vs ライト/浅田/チズナル/デ・ズワーン
ガーニー/ダラン/シャーロック/ドービー vs プライス/ヘンダーソン/ウィットロック/キング

フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(タイブレークなし)
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦=ベストオブ7セット
四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
※二回戦からはタイブレーク適用、最終セットは2レッグクリアのこと、第11レッグはサドンデス

賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
四回戦負け=35,000ポンド
三回戦負け=25,000ポンド
二回戦負け=15,000ポンド
一回戦負け=7,500ポンド

ファロン・シャーロックが土曜、最終レッグを象徴的なインブルフィニッシュで仕留め、メンサー・スルホビッチをWilliam Hillワールドチャンピオンシップでノックアウトし再びダーツスポーツ界に衝撃を与えた。

ダーツスポーツで最も権威あるトーナメントでテッド・エベッツと対戦、初めて勝利をあげた女性という歴史的快挙から4日後、シャーロックはアレキサンドラパレスで信じられないダブル率を武器に再び勝利をあげた。

この25歳の衝撃は69%のダブル率で第11シードのスルホビッチに3-1で勝利、彼女は最終レッグの残り86をインブルフィニッシュしていた。

「こんなこと信じられない。」とシャーロック。彼女は12月27日に三回戦でクリス・ドービーと対戦する。

「私は世界のベストプレーヤーの一人を倒してしまった。世界で最高の気分だ。」

「インブルフィニッシュが決まった時凄く嬉しかった。私にとって驚くべき瞬間だった。帰路では飛び跳ねていた。」

「心地いいしとても楽しんでいる。起きたらすぐにまたプレーしたくなる。」

スルホビッチは第1セットの2レッグを取った段階では試合の主導権をとったかに思われたが、シャーロックが81フィニッシュ、131チェックアウト、70フィニッシュと続け第1セットを奪ってしまった。

彼女はさらに104チェックアウト64フィニッシュで5レッグ連取、しかし次はスルホビッチの番で劣勢を挽回し3レッグ連取で試合をレベルへ戻した。

第3セットはこのオーストリア人が2レッグを先行したが再びシャーロックが反撃しこのトーナメント2度目となる2連続180得点からの11ダーツを含む3レッグ連取でセットを奪った。

第4セットはスルホビッチが2-1とリードするとシャーロックは68フィニッシュでレベルへ、さらに相手の20ダブルミスに残り86を素晴らしいインブルフィニッシュした。

ディミトリ・バン・デン・バーグは二回戦最終試合でこのトーナメント最高アベレージを記録、ジョシュ・ペインに対を吹き飛ばした。

このベルギーのスターはアベレージ103.81のストレートセットで勝利した。彼は3つの180得点、124チェックアウトなど素晴らしいスタートを切った。

「僕はベストが出せて勝ち抜けられたのが嬉しい。」と2度のPDC Unicornワールドユースチャンピオン。

「2,3か月前かなり苦悩したが、確信に似たものを発見し今夜ステージで披露した。」

ダリル・ガーニーはジャスティン・パイプに軽々と勝利、この元ワールドグランプリとプレーヤーズチャンピオンシップファイナルズ優勝者は3-0勝利とした。

パイプは第1レッグこそ104チェックアウトで取ったものの、北アイルランドのNo.1は続く10レッグの9レッグを奪い三回戦進出を決めた。

「彼は104チェックアウトを見せたけどその後は僕に追いつけなかった。」とガーニー。「僕はスローをずっと工夫して少し改造したけどそれが効果を発揮したようだ。」

「次の試合は本当の激闘になるだろうと思うし準備してかかるつもりだ。」

ガーニーは三回戦でグレン・ダランと対戦する。このアレキサンドラパレスデビュー者はオーストラリアのデーモン・ヘタに1セットも落とさず悠々と勝ち抜けた。

3度のレイクサイドチャンピオンはしっかりとPDCワールドチャンピオンシップデビューを果たしこのトーナメント6個目の170チェックアウトを見せていた。

2度のワールドチャンピオン、エイドリアン・ルイスはスペインのクリスト・レイズと激戦を勝ち抜いた。彼は2セットダウンという敗退の淵から這い上がり勝利を拾った。

ルイスはすんでのところで12ダブルをミス、9ダーツ達成はならなかったが大きな逆転で三回戦進出を決めた。三回戦ではダレン・ウェブスターと対戦する。

「後半の2セットくらいのプレーが出来ればいいと思うけど序盤の2セットの調子ではトラブル続きだろう。」とルイス、2011年、2012年のアリパリチャンピオンだ。

「ほとんど9ダーツとなり、あれから僕のプレーが凄く良くなった。あのフォームを継続できる気がする。」

サイモン・ウィットロックはストレートセットで悠々とハリー・ワードを退けた。このオーストラリアNo.1は2レッグを落としただけだった。

元ワールドチャンピオンシップ準優勝者のウィットロックは三回戦でマービン・キングと対戦する。彼のベスト16挑戦は6年ぶりだ。

「僕はこのトーナメントのために今までになく練習を積んできた。」とウィットロック。10年前の準優勝者だ。「ここ6週間で100時間ほど自宅のボードに向かっていた。今日その大きな違いが出たと感じている。」

ライアン・サールはアベレージ101.54で2019/20ワールドチャンピオンシップで現在のところ2番目に高いアベレージとし、スティーブ・ウェストを3-0で下した。

デボンのプレーヤー、サールは全セットを3-2で取りベスト32入りした。彼は2度のワールドチャンピオン、ギャリー・アンダーソンと対戦する。

浅田斉吾はキーガン・ブラウンに大きくリードされたが大逆転を演じた。ブラウンは劇的な戦いで序盤7レッグを奪ったものの、この日本のエースにタイブレークの末敗れた。

ワールドカップ準優勝の浅田は最終セットを4-2とし最終レッグは11ダーツだった。彼は三回戦でピーター・ライトと対戦する。

日曜には3回戦がスタート、2セッションに分かれ12プレーヤーが出場する。この中には現チャンピオン、マイケル・バン・ガーウェンがリッキー・エバンスと対戦、UKオープンチャンピオン、ネーザン・アスピナルがクリストフ・ラタイスキーと対戦する。

第10日も英国ではNOW TVでのスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。

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